浜田宏一のレビュー一覧
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浜田先生の鬱との闘病記。若い時から鬱の気はあったが50過ぎでパニックになり自殺願望致死念慮にいたりひと月以上の入院を余儀なくされてリチウムという薬に出会い快方に向かう。長男の自死にあい鬱はより深まっていくが、よき先生に出会い、多くの友からの有効な励ましの中、音楽の作曲を趣味にもち再生に向かう。政府の経済政策、アベノミックスを主導していく。高い位置に立っている人の闘病記ではあるが活字にはできないご苦労が言葉のあいだから伝わってくる。88歳になった今も経済政策に貢献し、抗うつ薬を服用しながら鬱とともに併走し生きておられる。
精神科医内田舞先生との対談であるが、内田先生の学者、臨床医としての主治医ではないから客観して精神医療、アメリカの医療風土からくる治療を論じている。
アメリカ人の持つオーナーシップという考え方患者としての立ち位置共感する。
鬱という闘病記は副作用もあって活字にしにくいらしいがこの本は鬱の偏見を拭い去る良書である。
内田先生はジェンダーギャップの日本では女医として日本では浮かばれないとアメリカで医師資格を取り過酷な環境でアメリカの風土、英語でのコミュニケーション能力を持って活躍されている。核戦争の危機に直面している世界は日本こそ被爆国として平和の先頭に立たなければいけないと言っている。 -
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第2次〜第4次安倍内閣の内閣官房参与を務めた筆者が、国内外の政治家や経済学者、中央銀行当局者、市場関係者、エコノミストら計89人と対談した内容をまとめた大部。
リフレ派の著者の主張に沿った知識人の寄せ集めかと思いきや、議論の中で意見が対立する場面も多くあり、当初懸念していた主張の偏りはそれほど顕著でない印象を感じた。
全編にわたって内容は高度で、学生時代に学んだ(深尾教授の国際金融論含め)経済学を復習したいと思った。また、巻末の筆者によるアベノミクスの評価、財政均衡の是非、MMTの整理は分かりやすく、他の文献でも理解を深めたいと感じた。 -
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李登輝総統のリーダー論は日本の「武士道」(新渡戸稲造)を踏まえたもの。
日本が本家とも言えるが、コロナ対策の現状を踏まえると、今や台湾に学ばなければならない。李登輝氏の見識の高さは素晴らしい。現在の日本の政治家に比べる者はいない。残念ながら。何故か?
アジア出身の世界のリーダーを亡くしました 合掌
1.政治家=リーダーの役目は「何をなすか」であり、「権力」は手段
2.信仰=自己を超越した存在を信じ、信念・使命感を持って実行 謙虚さ
3.天下為公 Publicたれ 私情は禁物 お友達人事は✖
4.リアリティ 現場主義・現実主義 軍備は必要
5.不断の勉強 未来のことについて勉強し続ける
Industry4.0(ドイツ) IOT 半導体 製造業→サービス業
後藤新平を尊敬
イノベーションが本質 金融緩和政策ではない 浜田宏一教授とギャップ -
購入済み
社会人の教養を磨ける良書である
アベノミクスの効用を非常に分かり易く書かれている。左派系マスコミや野党議員の感情的な反対論をデータとロジックで見事撥ね付けている。勉強になった一冊であった。
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勝間さんは表紙の角度が一番美しいと思います。 それは置いといて。
イェール大学名誉教授の浜田先生が今回の増税に対するコメントを時事ドットコムに曲解された、という勝間氏のブログからリファレンス。浜田先生が、かつての教え子にあたる前日銀総裁 白川氏にあてた書簡で幕を開け、高橋是清にはじまる日本の近代経済政策史もサラッと学べる非常にお得な一冊。
国内の経済学者は、日本銀行に対する批判になった途端口を閉ざし、日銀内での「失敗を許されない」エリートの構造的問題をして、異学の禁と断じ、ハイパーインフレを盾に政策の硬直を唱える保守的で無責任なコメンテーターを、柿の種で国民からオニギリを取り上げるサルかに合戦のサルと喝破する会心の展開。
勝間さんは、質問リストがパンパンだったんだろうな。経済学と国民の幸せの為にガンガン訊いてくれます。 個人的には外国人投資家の日本景気に対する見方についての質問にはG8での総理に対する諸国の振る舞いと相まって、大いに萌えるところがありました。 -
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デフレの原因は何か?解消するためには何が必要か?がわかりやすく書いてあった。
印象的なこと
①「名目金利」と「実質金利」の違いはなるほどと思う。名目はただ単純に金額の上下に対して、実質はインフレだと金利が低くなり、デフレだと高くなる。今日の100万円と1年後の100万円は価値が違うってこと。
②「ミクロ」(家計)と「マクロ」(社会一般)の違い。ごっちゃに考えるのはNG。
③デフレで得するのは、富裕層や公務員(給料一定)。損するのは弱者(若者や女性)。
④日銀は国民のためでなく、短資会社(OBが多い)のために金融政策をやっている。昭和恐慌の経験から、インフレを恐れていて、デフレは容認?
・・などなど知識を補充できた。
また、ますます経済学を勉強したいという気持ちになった。おススメの本を読んでみようと思う。 -
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経済学とは何か?
私ははっきり言って全くのド素人なのですが、この本は発売後すぐに手に入れて読みました。
最近経済学、特に政治の世界において財政政策と金融政策について語られていると思いますが、金融とはなにかが良くわからずいつも頭の中には”?”がいっぱいでした。
勝間さんや経済評論家の森永さんが金融政策で「日銀がお金をいっぱい刷って市場に出せばデフレは止まる」といった類の意見をテレビ等でおっしゃっているのを聞き、「なんでお金を刷ればデフレが止まるのか?」がいまいちよく理解できませんでした。
しかし、この本の中で貨幣と物、資産(サービス)についてそれぞれ需要と供給があり、どれかの需要が高くなるとその他の供給が足らなくなる、どれかの供給が過多になるとどれかの需要が足らなくなるといったことで、所謂インフレやデフレになっていくとのことが語られており、そのため貨幣を市場に供給すればデフレを止めることができるんだと理解ができました。
まだまだしっかりと経済学が身についた訳ではないと思いますので、また改めて次の課題を設定した上で読み直したいと思います。 -
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※ このnoteは本の感想です
この本は、経済学者の浜田宏一さん と アメリカの精神科で活躍される内田舞さんの対談本だ。
この本を読んだモチベーションは、身近な人にうつ病と毎日闘っている(つきあっている)人がいて、うつ病というものに対して少しでも理解したいと思ったからである。
本書の特徴は、 研究活動 と うつ病、この2つを経験している人のとてもリアルな人生を知ることができることに集約される。
この本を読んで思うのは、うつ病を抱える上で本当に大事なのは「環境」であるということである。
その環境にはいろんな意味がある。
1 患者の状況に合わせて適切な処方やメンタルケアのできる病院
2 支えてくれる身近な人
3 社会生活(本書では大学)上での同僚やチームの理解
4 ゆっくりできる環境
ざっとこんな感じだろうか。
浜田さんはこれらの環境が複雑に相まってうつ病の病状を少しずつ良くできたのだと思う。一つでも欠けると本当に危なかったと思う(本書では飛び降り自殺しかけたことが記述されている)。
これはうつ病には限らないが、病気というものは本当に全身全霊、最善を尽くすことが求められると思う。
それらを尽くしても、病気が治らないこともあるくらい。
だから、だから、うつ病をもっといろんな人に知ってほしい、いや、知るだけじゃなくもっと理解して欲しいと思った。これはうつ病に限らない。他の病気に対しても同じ気持ちがある。
そして、もっといろんな人がいろんな病(背景)を持っていることを理解して人と接するべきなんだと思う。
でも、私たちはすべての病気を理解することはできない。それは、時間的にも、モチベーション的にもそうだと思う。(自分が好きなことをやる時間を割いてまでやる人はそうそういないし、それが普通だと思う)
だから、すべての病気を理解している状態にはならなくていい。
ただ、近くにいる人と話して、もっと話してその人自身を見つめれば良い。この病気はーだから、、と一般的なケースでその人自身を物語るのではなく、この人はこんな人で、この病気でこういうことに困っているんだ とその人と話して理解するのである。これが大事だと思った。
ここで、最初に言った「私の本を読んだモチベーション」に戻りたい。
身近な人がうつ病で苦しんでいるなら、うつ病を理解するためにいろんな本をよんで理解を深めるのは当然良い。だけど、それに終始したらダメだ。
その人とちゃんと話して、 「Aという病気を持つ人」ではなく「Aという病気を持つBさん」と固有名で対話することが大事なのである。
これは私にとっても大事なことである。
この本を読んで思ったのは、うつ病でも 浜田さんのうつ病のケースを濃くみる(診る)ことでしか見えてこないものがたくさんあるということだ。
だから、これからもより一層
私も その人自身に 目を向けて理解しようと、対話しようと思った。
ーーーここからは付録ーーー
個人的な感想だが、本書は「研究活動・学業をしている人」にベストフィットだと思う。また別の言い方で言うと、「うつ病」というキーワードに触れてこの本を読むのはあまり向かないと思った。
というのは、本書は、うつ病にかかっている浜田さんが海外の大学で教鞭を取ったり、アベノミクスに関わったりと、かなり学術的なことをやられているのもあって、話が学術的なところに飛び飛びすることがあるのだ。
彼自身の過去談という側面もあってそれを避けて話をするわけにはいかないので仕方ないが、うつ病を理解することをメインに本書を読むのはお勧めできない。
だが、ここには、学者のリアルな話がたくさんあり、文章と話の流れのおかげかものすごくイメージが湧いた。その点で私はこの本を読んで良かったと思う。 -
Posted by ブクログ
グローバル人材の育成にあたって英語力向上や留学が推奨されているが、本当に必要なものは「何か伝えるものを持っていること」である。
そのため、日本の知識偏重型教育はそろそろ変革し、自分の意見を表明し議論できる人材を育成していかなければならない。大人しいのは日本人の良いところではあるものの、国際社会では通用しない。
とはいえ、議論のようなバトルをするのが好きな人もいれば苦手な人もおり人それぞれである。個人個人の長所を見極めて、それを伸ばすためのサポートをするのが良い教育である、というのがこの本で伝えたい主なテーマである。
本書は教育はどうあるべきかという考え方の軸を固めてくれた。自分がなんらかの形で教育に携わることになった場合に、役立つと思う。