【感想・ネタバレ】伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なことのレビュー

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Posted by ブクログ 2013年08月21日

勝間さんは表紙の角度が一番美しいと思います。 それは置いといて。

イェール大学名誉教授の浜田先生が今回の増税に対するコメントを時事ドットコムに曲解された、という勝間氏のブログからリファレンス。浜田先生が、かつての教え子にあたる前日銀総裁 白川氏にあてた書簡で幕を開け、高橋是清にはじまる日本の近代経...続きを読む済政策史もサラッと学べる非常にお得な一冊。

国内の経済学者は、日本銀行に対する批判になった途端口を閉ざし、日銀内での「失敗を許されない」エリートの構造的問題をして、異学の禁と断じ、ハイパーインフレを盾に政策の硬直を唱える保守的で無責任なコメンテーターを、柿の種で国民からオニギリを取り上げるサルかに合戦のサルと喝破する会心の展開。 

勝間さんは、質問リストがパンパンだったんだろうな。経済学と国民の幸せの為にガンガン訊いてくれます。 個人的には外国人投資家の日本景気に対する見方についての質問にはG8での総理に対する諸国の振る舞いと相まって、大いに萌えるところがありました。

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Posted by ブクログ 2012年08月04日

普通に面白く書かれてるけどね。リフレについて簡単にまとめある。勝間嫌いの評価は低いようだけど、勝間さんが出ても、特段気になることはないけどね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年03月15日

社交辞令の嵐です。

「浜田先生は、勝間氏に教えることを通して、広くあまねく多くの人々に経済学の知見を伝えようとしました。」

本当でしょうか。勝間さんが,人から素直に教えてもらうことができるのであれば、
もっといい本がかけているはずです。

経済学の本ではなく、経済評論の本かもしれません。
社会科...続きを読む学との距離は大きいような気がします。
評価は経済評論として星5つとしました。

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Posted by ブクログ 2010年09月29日

デフレの原因は何か?解消するためには何が必要か?がわかりやすく書いてあった。
印象的なこと
①「名目金利」と「実質金利」の違いはなるほどと思う。名目はただ単純に金額の上下に対して、実質はインフレだと金利が低くなり、デフレだと高くなる。今日の100万円と1年後の100万円は価値が違うってこと。
②「ミ...続きを読むクロ」(家計)と「マクロ」(社会一般)の違い。ごっちゃに考えるのはNG。
③デフレで得するのは、富裕層や公務員(給料一定)。損するのは弱者(若者や女性)。
④日銀は国民のためでなく、短資会社(OBが多い)のために金融政策をやっている。昭和恐慌の経験から、インフレを恐れていて、デフレは容認?

・・などなど知識を補充できた。

また、ますます経済学を勉強したいという気持ちになった。おススメの本を読んでみようと思う。

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Posted by ブクログ 2010年07月21日

浜田先生と言えば経済学を心得ている人なら知らない人はいない。現日銀総裁白川氏に教鞭を奮っていた経歴も持つ。その浜田氏が白川総裁、日銀に対して金融緩和政策の怠慢についてのプロローグから現代経済の問題について語る。勝間氏、若田部氏もまた違う観点から切り込む。やや中級から上級の経済学が中心なので、理論を理...続きを読む解していないと難しい部分もある。しかし、これほど著名人が日銀批判をするのは中々珍しい。日銀には然るべき金融政策に取り組んで頂きたい。

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Posted by ブクログ 2010年07月16日

経済学とは何か?

私ははっきり言って全くのド素人なのですが、この本は発売後すぐに手に入れて読みました。
最近経済学、特に政治の世界において財政政策と金融政策について語られていると思いますが、金融とはなにかが良くわからずいつも頭の中には”?”がいっぱいでした。

勝間さんや経済評論家の森永さんが金融...続きを読む政策で「日銀がお金をいっぱい刷って市場に出せばデフレは止まる」といった類の意見をテレビ等でおっしゃっているのを聞き、「なんでお金を刷ればデフレが止まるのか?」がいまいちよく理解できませんでした。

しかし、この本の中で貨幣と物、資産(サービス)についてそれぞれ需要と供給があり、どれかの需要が高くなるとその他の供給が足らなくなる、どれかの供給が過多になるとどれかの需要が足らなくなるといったことで、所謂インフレやデフレになっていくとのことが語られており、そのため貨幣を市場に供給すればデフレを止めることができるんだと理解ができました。

まだまだしっかりと経済学が身についた訳ではないと思いますので、また改めて次の課題を設定した上で読み直したいと思います。

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Posted by ブクログ 2010年07月09日

文句なく、現在日本が直面している問題を憂い、解決策を模索する人にとって必読の一冊。

間違った現実認識からは誤った解決策しか導かれない。
世に流布する誤った俗説を盲信せずに、本書のような問題の本質に切り込んだ上で解決策を提言する良書を手に取ることをお薦めする。

もう一つ。目下の問題を正しく認識する...続きを読むためには、やはり歴史を正しく認識し、そこから教訓を得るべし、というのは本書の重要な提言の一つだ。

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Posted by ブクログ 2021年11月26日

2010年、民主党政権でデフレに対する日銀の金融政策が中途半端だとの意見を提示した1冊。浜田教授のおっしゃる経済学理論については、素人の私にはおそらく半分も理解できていないが、消費者は貨幣とモノを比較して、合理的と感じる方を選んでいる(消費するか、貯蓄するか)という考え方は、なるほどと目から鱗であっ...続きを読むた。また、若田部教授の経済学の歴史に関する説明も、難しいところはあったが、勉強になった。ところで、勝間さんは最近はあまり見かけなくなりましたが、どうされているのですかね?

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Posted by ブクログ 2018年11月12日

浜田教授、若田部教授、勝間さんの特別講義と称した対談集。これまでの日銀の政策が、デフレを生みだし、日本を不景気に追いやったことを、学問的、歴史的に解き明かしている。個人的には、昭和恐慌の井上準之助
の確信的なデフレ誘導と高橋是清のデフレからの劇的な脱出から暗殺に至る経緯が非常に興味深かった。

他注...続きを読む目点
・あまりすぐに他の人の仕事を見るとアイデアが枯渇してしまう。まずは自分で精一杯考えろ。

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Posted by ブクログ 2016年01月09日

デフレに対して「何もできない」「何もしない」を貫いた白川時代の日銀。その怠慢に対して、浜田教授は書簡をもって、かつて白川に警告を与えていた。本書はいわばその理由と解説書ともいえる。デフレに対する特効薬はシンプル。通貨流通量を増やし、金融緩和を行う。ストックではなく、フローを重視する。ちなみにそれを愚...続きを読む直に実行しているのが黒田である。

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Posted by ブクログ 2013年09月05日

タイトルに惹かれて購入。
するもしばらく寝かしてしまった一冊。

最近は消費税のこととかでTVに露出してるので、
おなじみになってきた浜田教授はじめ3人の豪華な共演。

一つ一つの章から学べる内容は濃くて満足だけど、
如何せんタイトルから期待しすぎてしまったので、
もっともっとガツン!という何かが欲...続きを読むしかった><

ちょいと基礎知識が無いと理解に時間がかかっちゃう部分もあるので、
経済学の基礎はわかってて、これからもっと深めたいって人にお勧めの一冊。

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Posted by ブクログ 2013年07月28日

標準的な経済学の考え方を解説しながら、「日銀流」なるものの弊害を紹介する本。
インフレターゲット信奉しかり、常識的な議論で非常に安心。

「嘘でも100回繰り返せば本当になる」というのは、「本当のことでも100回繰り返さなければ伝わらないことがある」というのと同義かもしれないというのが一番の発見。本...続きを読む編とは外れるけれども。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年05月19日

伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本
浜田 宏一 若田部 昌澄 勝間 和代著

浜田先生の「アメリカは日本経済の復活を知っている」を読んで、少し前の著作も読みたくなり購入しました。
こちらは、対話形式で分かりやすく解説されてました。

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Posted by ブクログ 2013年04月19日

デフレ脱却やリフレなどから日銀総裁についてと、今まで知らなかったことにも目を向けることが出来た。
社会の動きに興味を持つ事の一歩となるだろう。難しいことだらけの内容だったが、何度も読み込むうちにきっとわかるはずだと思った。
勝間さんは本当に未来を予想できる素晴らしい女性だと思う。

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Posted by ブクログ 2013年04月21日

今、話題のインフレターゲット論者である浜田宏一の金融理論が、勝間との対話で、分かりやすく述べられてる。経済学のことを詳しく知らなくても、この本を読むと、今何が問題になってるのか、少しだけ理解できた気がした。
基本的には、貨幣を増やせばデフレが克服できる、という。貨幣の価値が下がることで物価は上昇する...続きを読む
浜田は、自分の理論が世界標準であり、日銀の政策がグローバルスタンダードから外れてることを批判し続ける。
日銀の白川総裁も、浜田から経済学を教わった生徒。その後、浜田はイエール大で教え、白川はフリードマンらのいるシカゴ大で学んだ。
デフレーションがいかに悪であるか。そして、いかにしてデフレを止めるか。それがテーマ。日本のエコノミストがデフレの弊害について十分に理解していないと憤慨。
そして、「金融政策だけでもデフレから脱却できる」と断言する。
マジか?
そんなに単純なのか?
また、浜田は最初に法学部で司法試験に合格し、その後、経済学を学んだので、ロイヤーとエコノミストの関係についても詳しい。
日銀に東大法学部出身者が多いことを危惧してる。アメリカだと、エコノミストはFRBに行くけど、ロイヤーにとってFRBは通過地点でしかない。
また、アメリカの一流大学の経済学系大学院に日本人が殆ど入れなくなってしまった現状を危惧。いまや、中国人やインド人や韓国人が留学生の主流だという説明に、なるほどー、と思った。
日本の競争力は至る所で弱まってる・・・。

それにしても、この人の話は、アメリカのエコノミストの理論が基準で、それに従わない人は、グローバルスタンダードから外れた、ダメな人、みたいな論調。
サブプライムローンやリーマン・ショックで世界経済を不況に突き落としたのはアメリカ経済だ。
ビル・ゲイツみたいな1%の金持ちと、残りの99%との間に異常な格差が開いているのもアメリカだ。
バーナンキやクルーグマンやマンデルが、どれだけ偉いか知らねーが、こーゆーアメリカ経済を崇拝するか?むしろ、スティグリッツが指摘するように、アメリカ経済やアメリカの社会構造には山ほど問題があると考えるのが普通じゃない?

すでにマンデル・フレミングモデルは誤りだとの批判もある。京都大学大学院工学研究科の藤井聡教授は、マンデル・フレミングモデルはインフレであることが前提となっており、デフレにおいては全く通用しないと批判。デフレ下の日本では財政政策は無効にならないと主張。また、同研究科助教の中野剛志も、資金需要が不足しているデフレ下では金利の大幅な上昇はありえず、自国通貨高にはならないと主張してる。

日本経済が外国みたいに5%や9%のインフレになったなら、急いでインフレ・ターゲットを実施して、貨幣の価値を安定させて欲しいけど、このデフレのときに、恣意的に貨幣の価値を下げてもらったりしたくない。
雇用が増えるか?賃金が増えるか?分からないのに、貨幣の価値だけ下げてどうする?こっちは生活がかかってんだぞ!国民の生活は、エコノミストの実験道具じゃないぞ。

世界的な業績があるとはいえ、こんな年寄りに、一国の金融政策、経済政策、を委ねるべきではない!

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Posted by ブクログ 2011年10月02日

「輸入デフレ理論」の否定の仕方は、頷けないが、
「貨幣経済のワルラス理論」や「資産の一般均衡論」
「インフレターゲット」など、経済の問題を考える上で、
重要な概念が分かり易く解説されている。

昭和恐慌に関する研究成果の部分は、単純に参考になる。

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Posted by ブクログ 2011年01月17日

この本を読んでいる間に、日銀は国債以外の資産を購入することを決定し、実行に移している。
この本で著者らが訴えたことを活かしたのかもしれないが、規模の面で物足りなさを感じざるを得ない。

学生時代、経済学とか全く興味がなく、全く真面目に勉強しなかった。実際に起きている事柄と、学校で勉強する経済学との関...続きを読む連性が全く見えなかったからである。

この本を読むと、経済学とは意外にも身近の事象と結びついていることがわかり、学生時代に真面目に学ばなかったことを悔やむ。

この本の内容を100%理解する必要はないと思うが、著者も書かれているように、経済の事象と学問を結びつけ、何が正しくて何が間違っているかの判断の指針を知ることができる。

また読み返したいと思う。

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Posted by ブクログ 2011年01月05日

大学の課題として読んだ本。これ自体は対談をまとめたものなので、そこまで窮屈な思いをしないで読み通すことができた。ただし、教養程度の経済学は踏まえておいたほうが望ましい。
本書は、一貫して日本銀行・日本政府による金融拡大政策、財政政策の必要性を述べている。日本経済が今不況に陥っている原因の根幹は、「貨...続きを読む幣の不足」であるとしてまずは日本銀行が金融緩和や広義の買いオペ、インフレターゲットの設定などをするべきだという。
論理が一貫しているおかげで、学問的な内容でも楽しめて読むことができた。

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Posted by ブクログ 2010年07月21日

日銀って、日本政府の経済の政策ってなにやってるの?
そう思った方は読むことをお勧めします。
どういうことをやって、どういうことをしたほうがよいのか。
日本はなぜデフレなのか?回復しないのか?

勝間女史にはアレルギーがある方がいらっしゃるかもしれませんが、浜田先生・若田部先生という、いわゆるちゃんと...続きを読むした経済学者が仕切っていますのでその点は安心を。

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Posted by ブクログ 2020年04月03日

細かいテクニックはさて置き、インフレターゲットは必須であることを確認。

菅総理は、デフレを終わらせる必要を理解しているようだが、同時に消費税を上げようとしている。
これは、財務省に洗脳されているからか。

それと、経済学が歴史を分析することで、いろいろと理論が発展してきているのが、おもしろい。

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Posted by ブクログ 2013年02月15日

読んでいて分かりやすかった。日銀の政策に対する批判の論点も明快で、読んでいるとなるほどという気になった。
その一方でここに書かれている政策が本当に望ましい結果を生むのか疑問を感じた。経済学を学んだ訳ではないのだが、何か浜田先生や若田部先生の主張にも偏りがある気がする。
くしくも日銀の総裁が変わり、イ...続きを読むンフレターゲットも取り入れられようとする中、彼らの主張が正しいのか見極めたいと思う。

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Posted by ブクログ 2010年07月18日

「デフレ脱却には日銀の通貨供給量を増やすこと」がわかりやすくかかれている。

しかしながら数字を使ったロジックが弱いので、突き詰めて考えたい人にはもの足りない

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