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いまや資本主義は、低成長とパイの奪い合い、格差拡大という三つの矛盾を抱え、完全に行き詰まった。特に日本では、長時間死ぬほど働いても給料が上がらず、資本家による労働者からの露骨な搾取が蔓延(はびこ)っている。しかし日本人はそれに文句も言わず、賃上げ要求のデモやストライキをすることもない。なぜ日本の労働者はかくも鈍感なのか。経営者の多くも儲かっていない中、富はどこに吸い込まれているのか。日本資本主義の特殊性を謎解きし、搾取の構造から抜け出す方法を提示する。
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Posted by ブクログ
社会人のマクロ経済学再入門ともいえる金融緩和をはじめとするアベノミクスの啓蒙書です。非常に分かり易く、アベノミクスの効果と仕組みを説明してくれています。一般人をはじめとしていろいろな方に読んで、アベノミクスに対する理解を深めてほしいと感じた一冊です。
社会人の教養を磨ける良書である
アベノミクスの効用を非常に分かり易く書かれている。左派系マスコミや野党議員の感情的な反対論をデータとロジックで見事撥ね付けている。勉強になった一冊であった。
アベノミクスの早くからの提唱者の浜田教授が、金融緩和の意義、効果を説き起こす。経済学の基礎を分かり易く解説、もろもろが「スッキリ」する書。題名通りの日が到来する日を強く希求する。
アベノミクスがなぜうまくいっているのかを解説している。特に金融緩和の効果について説明している。 金融緩和は日銀が国債を買い取り、銀行のキャッシュを増やすもの。キャッシュとして持っておくのがもったいないと感じる銀行は資金の活用をはかる。 デフレの小体を少子高齢化とするのを真っ向から否定している。 デフ...続きを読むレが景気が悪い原因。インフレ目標をもって、これから景気が上昇するという期待を持たせることで、景気が回復する。 貯金をしておかなくても大丈夫という不安を取り除く必要がある。
『アベノミクス』の生みの親と言われているイエール大学名誉教授浜田宏一氏による現時点では成功?と言われている金融緩和による経済対策の解説。 教育学部出身の私レベルにでも非常に分かり易い内容でして、まあ、この教授も色々叩かれているみたいですが、通貨安(円安)の必要性は理解できますし(実際に円高による名目...続きを読むGDPが減少してる事実)、失業率の低下等、その他色々と数字が良くなっている訳で・・・・それなりに評価していいのではないかと思いますが。 ただ輸出で儲けている企業はGDPの14%と言われている中で本当に円安でいいのかと思っておりましたが、あらら、現実の株高。本当にありがとうございます。飲み代は確保できました。 一部の大手企業の為のアベノミクスと言われている中、まあ、ある経済対策によって日本人全員の懐が一気に潤うって事はあり得ないわけで、まず大企業から儲かって長いタイムラグあって我々庶民に行き渡るってのが普通だと思うのですが、それを認めない社会主義者風の輩もいるのも事実でして、なら、そもそも大手企業が儲からなかったらその裾野で展開してる俺らはもっと死ぬぞって、分かってんのかよおい、と優しくお伝えしたい本日の株式市場を売り攻撃で昨日の損失を取り戻した私です。嫁にバレずに済みました。 真面目な話、財政政策ではなく金融緩和による初めての成功例がリーマンショック後のアメリカでありまして、この事実をしっかり受け止め、このままいい感じで株高が続く事を高い所からではございますが御礼も込めて厚くお祈り申し上げます。
財政政策よりも金融政策の方が有効である事が判りやすく理解できる。また、マクロ経済学、ミクロ経済学も理解が進む。大学の経済学部を思い出す。読むのに時間がかかるのはやむを得ないか。
アベノミクスは成功だったのか。 最後の章の以下の4つが今後重要なのは、2019年になった今でも変わらないように思う。 「規制緩和」「女性の社会進出」「TPPの推進」「大幅な法人税減税の実施」 でも、その流れにはなりつつも、スピードが遅いかも、というのがあるよなぁ。世界が日本経済をうらやむ日は遠...続きを読むのいているような感覚。
非常に分かりやすいし、データのまとめた方、そのデータを使った主張とも納得がいく。大学の教授の本だから当たり前か。。。しかしながら、同じデータを他の本では違う取り方をしており、主張をどこまで信じて良いかはわからない。多分、2年後くらいにアベノミクスの結果がわかった時にこの本の評価も決まるのだろう。
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浜田宏一
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