浜田宏一のレビュー一覧

  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    浜田教授、若田部教授、勝間さんの特別講義と称した対談集。これまでの日銀の政策が、デフレを生みだし、日本を不景気に追いやったことを、学問的、歴史的に解き明かしている。個人的には、昭和恐慌の井上準之助
    の確信的なデフレ誘導と高橋是清のデフレからの劇的な脱出から暗殺に至る経緯が非常に興味深かった。

    他注目点
    ・あまりすぐに他の人の仕事を見るとアイデアが枯渇してしまう。まずは自分で精一杯考えろ。

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    2018年11月12日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    デフレに対して「何もできない」「何もしない」を貫いた白川時代の日銀。その怠慢に対して、浜田教授は書簡をもって、かつて白川に警告を与えていた。本書はいわばその理由と解説書ともいえる。デフレに対する特効薬はシンプル。通貨流通量を増やし、金融緩和を行う。ストックではなく、フローを重視する。ちなみにそれを愚直に実行しているのが黒田である。

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    2016年01月09日
  • 世界が日本経済をうらやむ日

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    アベノミクスがなぜうまくいっているのかを解説している。特に金融緩和の効果について説明している。
    金融緩和は日銀が国債を買い取り、銀行のキャッシュを増やすもの。キャッシュとして持っておくのがもったいないと感じる銀行は資金の活用をはかる。
    デフレの小体を少子高齢化とするのを真っ向から否定している。
    デフレが景気が悪い原因。インフレ目標をもって、これから景気が上昇するという期待を持たせることで、景気が回復する。
    貯金をしておかなくても大丈夫という不安を取り除く必要がある。

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    2015年05月03日
  • 世界が日本経済をうらやむ日

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    『アベノミクス』の生みの親と言われているイエール大学名誉教授浜田宏一氏による現時点では成功?と言われている金融緩和による経済対策の解説。
    教育学部出身の私レベルにでも非常に分かり易い内容でして、まあ、この教授も色々叩かれているみたいですが、通貨安(円安)の必要性は理解できますし(実際に円高による名目GDPが減少してる事実)、失業率の低下等、その他色々と数字が良くなっている訳で・・・・それなりに評価していいのではないかと思いますが。
    ただ輸出で儲けている企業はGDPの14%と言われている中で本当に円安でいいのかと思っておりましたが、あらら、現実の株高。本当にありがとうございます。飲み代は確保でき

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    2015年04月07日
  • 世界が日本経済をうらやむ日

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    財政政策よりも金融政策の方が有効である事が判りやすく理解できる。また、マクロ経済学、ミクロ経済学も理解が進む。大学の経済学部を思い出す。読むのに時間がかかるのはやむを得ないか。

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    2015年03月10日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    タイトルに惹かれて購入。
    するもしばらく寝かしてしまった一冊。

    最近は消費税のこととかでTVに露出してるので、
    おなじみになってきた浜田教授はじめ3人の豪華な共演。

    一つ一つの章から学べる内容は濃くて満足だけど、
    如何せんタイトルから期待しすぎてしまったので、
    もっともっとガツン!という何かが欲しかった><

    ちょいと基礎知識が無いと理解に時間がかかっちゃう部分もあるので、
    経済学の基礎はわかってて、これからもっと深めたいって人にお勧めの一冊。

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    2013年09月05日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    標準的な経済学の考え方を解説しながら、「日銀流」なるものの弊害を紹介する本。
    インフレターゲット信奉しかり、常識的な議論で非常に安心。

    「嘘でも100回繰り返せば本当になる」というのは、「本当のことでも100回繰り返さなければ伝わらないことがある」というのと同義かもしれないというのが一番の発見。本編とは外れるけれども。

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    2013年07月28日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    ネタバレ

    伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本
    浜田 宏一 若田部 昌澄 勝間 和代著

    浜田先生の「アメリカは日本経済の復活を知っている」を読んで、少し前の著作も読みたくなり購入しました。
    こちらは、対話形式で分かりやすく解説されてました。

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    2013年05月19日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    デフレ脱却やリフレなどから日銀総裁についてと、今まで知らなかったことにも目を向けることが出来た。
    社会の動きに興味を持つ事の一歩となるだろう。難しいことだらけの内容だったが、何度も読み込むうちにきっとわかるはずだと思った。
    勝間さんは本当に未来を予想できる素晴らしい女性だと思う。

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    2013年04月19日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    今、話題のインフレターゲット論者である浜田宏一の金融理論が、勝間との対話で、分かりやすく述べられてる。経済学のことを詳しく知らなくても、この本を読むと、今何が問題になってるのか、少しだけ理解できた気がした。
    基本的には、貨幣を増やせばデフレが克服できる、という。貨幣の価値が下がることで物価は上昇する。
    浜田は、自分の理論が世界標準であり、日銀の政策がグローバルスタンダードから外れてることを批判し続ける。
    日銀の白川総裁も、浜田から経済学を教わった生徒。その後、浜田はイエール大で教え、白川はフリードマンらのいるシカゴ大で学んだ。
    デフレーションがいかに悪であるか。そして、いかにしてデフレを止める

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    2013年04月21日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    「輸入デフレ理論」の否定の仕方は、頷けないが、
    「貨幣経済のワルラス理論」や「資産の一般均衡論」
    「インフレターゲット」など、経済の問題を考える上で、
    重要な概念が分かり易く解説されている。

    昭和恐慌に関する研究成果の部分は、単純に参考になる。

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    2011年10月02日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    この本を読んでいる間に、日銀は国債以外の資産を購入することを決定し、実行に移している。
    この本で著者らが訴えたことを活かしたのかもしれないが、規模の面で物足りなさを感じざるを得ない。

    学生時代、経済学とか全く興味がなく、全く真面目に勉強しなかった。実際に起きている事柄と、学校で勉強する経済学との関連性が全く見えなかったからである。

    この本を読むと、経済学とは意外にも身近の事象と結びついていることがわかり、学生時代に真面目に学ばなかったことを悔やむ。

    この本の内容を100%理解する必要はないと思うが、著者も書かれているように、経済の事象と学問を結びつけ、何が正しくて何が間違っているかの判断

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    2011年01月17日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    大学の課題として読んだ本。これ自体は対談をまとめたものなので、そこまで窮屈な思いをしないで読み通すことができた。ただし、教養程度の経済学は踏まえておいたほうが望ましい。
    本書は、一貫して日本銀行・日本政府による金融拡大政策、財政政策の必要性を述べている。日本経済が今不況に陥っている原因の根幹は、「貨幣の不足」であるとしてまずは日本銀行が金融緩和や広義の買いオペ、インフレターゲットの設定などをするべきだという。
    論理が一貫しているおかげで、学問的な内容でも楽しめて読むことができた。

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    2011年01月05日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    日銀って、日本政府の経済の政策ってなにやってるの?
    そう思った方は読むことをお勧めします。
    どういうことをやって、どういうことをしたほうがよいのか。
    日本はなぜデフレなのか?回復しないのか?

    勝間女史にはアレルギーがある方がいらっしゃるかもしれませんが、浜田先生・若田部先生という、いわゆるちゃんとした経済学者が仕切っていますのでその点は安心を。

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    2010年07月21日
  • うつを生きる 精神科医と患者の対話

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    うつや心の不調についての世間の受け止め方は、昔と比べると理解が進んだように感じる。自分自身、身近な問題である。
    この2人の対談は興味深くて勉強になるところもあるけど、ちょっとレベルが上すぎて、自分やその周辺の人のモデルとしては捉えられず。はぁ、そうだったんですね、ご立派ですね、という感じ。

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    2024年10月11日
  • 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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    細かいテクニックはさて置き、インフレターゲットは必須であることを確認。

    菅総理は、デフレを終わらせる必要を理解しているようだが、同時に消費税を上げようとしている。
    これは、財務省に洗脳されているからか。

    それと、経済学が歴史を分析することで、いろいろと理論が発展してきているのが、おもしろい。

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    2020年04月03日
  • 日台IoT同盟 第四次産業革命は東アジアで爆発する

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    台湾人が書いた本
    日本の技術が欲しいのかと思った。

    ただ東日本大震災の話の中で民主党に
    殺意がわき、台湾のためにお金を集めて
    感謝の新聞広告を載せたという話に涙した

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    2019年11月11日
  • 世界が日本経済をうらやむ日

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    アベノミクスは成功だったのか。

    最後の章の以下の4つが今後重要なのは、2019年になった今でも変わらないように思う。

    「規制緩和」「女性の社会進出」「TPPの推進」「大幅な法人税減税の実施」

    でも、その流れにはなりつつも、スピードが遅いかも、というのがあるよなぁ。世界が日本経済をうらやむ日は遠のいているような感覚。

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    2019年04月04日
  • 日米の教育の違いから見えた グローバル・エリートの条件 何が「本物の人材」を生むのか?

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    『グローバル・エリート』について、筆者の実体験や対談を交えて語った書。

    弱い、できないところに目を向け、それを克服し平均的な個人を量産する日本の教育に対し、興味・関心が強く、得意で突出している部分を重点的に伸ばしていくアメリカの教育。減点主義をとる日本対し、加点主義をとるアメリカの違いからも、それは顕著に見受けられる。

    両者は水と油のように正反対であり、どちらが正解というものでもない。だが、こと現在のような閉塞的な時代においては、後者のような抜きん出た個人を育成する方が重宝されると言えるだろう。

    現実から目を背けず、今の自分の納得できるベストな選択を常に求め続けていく。一回きりの自分の人

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    2015年04月25日
  • 世界が日本経済をうらやむ日

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    非常に分かりやすいし、データのまとめた方、そのデータを使った主張とも納得がいく。大学の教授の本だから当たり前か。。。しかしながら、同じデータを他の本では違う取り方をしており、主張をどこまで信じて良いかはわからない。多分、2年後くらいにアベノミクスの結果がわかった時にこの本の評価も決まるのだろう。

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    2015年04月01日