岡田晴恵のレビュー一覧
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やっぱり伝記漫画はいいなぁ
冒頭のページに地図で人物について知れたり、巻末の年表、時代背景、遺した言葉も載っていてすごく勉強になる!
レントゲンの諦めない姿勢、謙虚な性格、家族想いな一面を知ることが出来ました。
優秀ながら運に恵まれる、大学入学に四苦八苦する姿X線発見の場面が特に印象に残った。
私だって、最初にこの現象を見た時に錯覚だと思った。
私はあれこれ考えませんでした。ただひたすら、実験を繰り返しました。
ある仕事がその人に向いているかどうかは、人生の後半になってやっと分かるものです。
学生を甘やかしては行けません。
一人一人が苦境の中から自分自身の道を見つけていくべきなの -
Posted by ブクログ
著者はコロナの女王と言われ、新型 コロナ感染拡大の極初期からテレビに出ずっぱりで解説していた、国立感染症研究所の元研究員で、現白鵬大教授。感染免疫学、公衆衛生学の専門家。
サイエンスに基づいた専門家としての発言は全くぶれず、それが研究者としての自らの「使命」に基づくものであったことがわかる。研究者、科学者とは、こうあるべきということを貫いていく強さに感動する。
一方、分科会の尾身氏や岡部氏を、公よりも私を優先したと断罪する。政権に取り入って、重要な、権威であることの魅力に取り憑かれたのだろう。そもそも最初から間違っていたと指弾する。「最初に新感染症としなかった」判断が、この2年間の -
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kuma0504さんのレビューを拝見して知った本です。
本当にどうもありがとうございます。
私の住んでいる地域は日本の都道府県別では新型コロナの感染者数が最も少ない方から数えて数番目の感染者が非常に少ないところ(ド田舎)で周りで、誰か感染したという話は地元のニュース番組をみなければ、皆無です。
先月2月13日の地震で私の住んでいるところは、震度5で、全国にいる(数少ないですが)友人から、安否確認の連絡が入り、数少ない友人の中に「家族がコロナになってしまった」と言う方「職場に陽性者が出た」という方がいて、数少ないのに、すごい確率でコロナが近づいてきているのを実感しました。
私の住んでいる地 -
Posted by ブクログ
新型コロナウィルスが流行している現在、そもそも感染症とはなんぞや、と思い本書を読む。
名前は知ってるけど、それって現代日本で生活する私にはあんまり関係ない病気でしょう?周りで罹った人も聞いたことないし、という楽観的な気持ちは、ページをめくる度にみるみる萎んでいった。
グローバル化した世界では、どこかの国・地域での感染症流行は他人事では済まず、いつ自分の住んでる地域で流行してもおかしくない。
その流れを、新型コロナウィルスで現在進行形で身をもって経験しているとも言える。
本書で取り上げられた感染症は、症状、感染経路や対策についてが分かりやすく書かれている。
私にできるのは、まず既存の予防出来 -
Posted by ブクログ
メモ
------------------ ・世界人口70億人超え
→「高速大量輸送時代」、伝染病感染リスク大
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・SARSコロナウィルス、MARSコロナウィルス
→2012年ごろに中国、韓国で症状例
→今の新型コロナウィルスの「強化版」が過去に存在していた
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・次の日本のパンデミックは「破傷風」か?
→土や糞尿から感染、致死率10%
→「震災時」の感染事例あり。(南海トラフに備えろ)
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「新型コロナウィルス」の猛威に日本全体がパニック状態に陥っています。
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「オリンピック開催問題」「GDPのさらなる低下の懸念」「食糧難」
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など様々な心配がされ -
Posted by ブクログ
ネタバレ感想を一文で申し上げるならば、非常によくまとまっており、面白くためになる作品だったと思います!!
タイトルにもある通り、本作は人類と感染症との絶えざる闘いを歴史的事柄を交えて説明しています。病原菌が種としての生き残りをかけて宿主に感染し子孫を増やすという構図に、私はR.ドーキンスの『利己的な遺伝子』をふと思い出しました。
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例えば天然痘。死亡率は20%程度でクスリもなかった当時、人々にできるのはただ祈ることだけ。その威力はスペイン人ピサロが南米インカ帝国を滅ぼす際に、人口1000万人から130万人までへと激減させたほど。
そんな天然痘を予防することに成功したのは英国の医師ジェンナー。