岡田晴恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地球人口は70億人を突破し、都市の人口過密は、感染症が流行しやすい環境を作ってしまった。高速大量輸送は病原菌を瞬時に地球の隅々にまで運んでしまう。パンデミックはいつでも起こりうるのだ。
リベリアでは全人口430万人に対して医師は50人。その数少ない医師もエボラで大多数が亡くなった。路上にはエボラで亡くなった遺体が放置され、運よく埋葬されても野犬が荒らしてしまい感染は爆発的に拡大した。
シエラレオネでは感染者の居住区が軍に囲まれ、感染していない住民も区外に出られなくなってしまった。
ついには、ギニア、リベリア、シエラレオネは国境地域が封鎖され国単位で隔離されてしまった。強硬手段を使ったウイルスの -
Posted by ブクログ
2009年に新型インフルエンザが流行し、問題意識が高まったが、結局は弱毒性だった。しかし、本来のH5N1の鳥インフルエンザの恐怖は去っていないということを明確に訴えたい2011年発刊の本。
2013年4月、中国でH7N9型の鳥インフルエンザが大量発生し、死者も多く発生している。しかしながら、それに対しての正しい知識を持っている人は意外に少ない。
本書では、インフルエンザウイルス、その発生と強毒化の過程や種を越えた感染、人間の免疫獲得、ワクチンの効果などがコンパクトにまとめられている。類書に比べて、やや図解が少ないかなと思った。
その後H5N1型で(H7N9でも基本的な考えは一緒だと思う)