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Posted by ブクログ
個人的「今更新型コロナを振り返ってみよう」シリーズ。
(今更といっても、新型コロナは今も身近にあって、まだ続いているんだけどね)
「インフルエンザに罹ったんで会社休ませてください」と言って、「風邪くらいで会社を休むとはナニゴトだ!」と怒られないのが社会の当たり前になったのっていつくらいだろう?(^^ゞ
自分の感覚だと、2000年代の始め頃はまだ「インフルエンザ→ただの風邪→会社休むとはナニゴトだ!」みたいに言う人がいた/会社があったような記憶がある。
一方で、2000年代の始め頃だと、今で言うジョブ雇用みたいな勤務形態の会社も多かったから。
「インフルエンザ→うつされたら自分の仕事に差し障り→(迷惑だからw)休んでよね」みたいな空気がある会社も増えてたような?
そう考えると、「インフルエンザ→会社に行っちゃダメ!」が一般常識になったのは、やっぱり2009年の新型インフルエンザ(H1N1)の世界的流行の時なのかな?
(映画「感染列島」の影響は……、ないか?w)
というわけで、岡田晴恵の『H5N1〜強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ』だ。
著者のことは、あちこちの新型コロナ番組で見かけたので、知らない人がいないくらいの有名人になってしまったが。
実は2000年代の後半くらいの冬も、H5N1のパンデミックの可能性についての番組によく出ていたような記憶がある。
当時、H5N1は「鶏大量死」、「鶏→人感染」、「鶏→人感染→死亡」、「人→人感染」、「致死率6割」みたいに報道されていて。
2009年のH1N1が世界的に流行した時は「これはヤバイんじゃないの?」、「あ、H5N1ほどじゃないのか」と焦ったり、ホッとしたりだったが。
個人的には2009年の暮に風邪をひいて近所の医院に行ったら、看護師さんに「マスクしなきゃダメでしょ!」と怒られ、生まれて初めてマスクをした思い出があるくらいだ(^^ゞ
でー、新型コロナはといえば、2019年の暮に「中国の方で謎の感染症が流行っている」みたいなニュースがぼちぼち入ってきて。
「これはヤバそうだなぁー」と思っていたら、2020年が明けてすぐ「今年は春節がいつもより早い」とニュースで言っていたので、「ますますヤバイ!」と。
その後、例のダイヤモンド・プリンセスとかマスク品切れ等々いろいろセンセーショナルなことがあったが、それでも「夏前くらいには収束するんじゃないの?」と思っていたのは、やっぱり2009年のH1N1の流行があの程度だったからだろう。
そんな新型コロナは波を繰り返し、その後、日本では2023年の5月に感染症分類「5類」となって、今は誰もが平時の暮らしをしているが、流行は着実に今も繰り返している。
高齢者や基礎疾患のある人にとっては依然として怖い病気であるのみならず、それ以外の人にとっても「後遺症」が発生する可能性のある病気だ。
ただ、そうは言っても、H5N1に比べたら致死率は全然低いはずだし。
そのパンデミックが起きた時の人的被害は(新型コロナとは)問題にならないくらい大きく、社会的影響はインフラ維持を含めて広範囲におよぶはずだ(もちろん実際はどうなるかわからない)。
この本にはそれらのことが書かれているが、個人的にはこの本よりも、2000年代の半ばによくテレビで放送していた番組(著者も監修してたはず)の方がイメージしやすかったような気がする。
著者はパンデミックというものがどういう状況を引き起こすものなのかをイメージしやすくしようとして小説形式にしたんだろうけど、個人的にはむしろそうしたことでイメージが広がらなくなってしまったように感じた。
★を3つにしたのは、そういう理由。
決して小説として出来がわるいということではない。
(ただ、ミョーに劇画チックなセリフは、ぶっちゃけダサイw)
ただ、新型コロナのパンデミックを経験した上でこの本を読むと、主に我々一般庶民が(あの時に)とった行動や抱いた考え方の甘さに気づかされる。
そこはいい!と思った。
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