諫山創のレビュー一覧
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誰しも思うことですが、前半のライナー巨人体、エレン巨人体とのバトルは、凡夫なバトルもののそれ(関節技をアニに伝授されていたというお約束の回想シーンあり)であって、しかも冗長。
名作が駄作へ破たんする瞬間を目撃しているのかとヒヤヒヤしました。
終盤、ユミルとともにエレンが囚われの身となるくだりで少し落ち着きを取り戻します。
どうやら、巨人体にも、獣の巨人(M1号…)を主と戴く陣営(アニ、ライナー、ベルトルト…)、別の出自を持つ一匹狼的な存在(ユミル)、人工的に薬物でつくられた存在(エレン)なんて想像が湧いてきます。
ところで、ライナーは、ストレスで分裂症気味だったということがファイナルアンサ -
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アニメ化決定の人気作最新巻。
今回は、主役3人組は空気で、つなぎ巻の色合いが強いです。
ストーリーは、新たな謎をいくつか提示しつつも、一向に解答はお預けの展開。
謎だけが積み上がっていく状況ですが、ストーリーを止めない選択をした編集部は評価します。
また、エレンの同期組メンバーがそれぞれ深い謎を抱えている設定が明らかにされます(若干後付くさいですが)。
上手く、謎をまとめつつ、長期連載を維持できるか知恵の絞りどころですね。
しかし、今回初登場のしゃべる巨人。どうみても「キンゴジ」+「M1号」です。
特オタにとって大変なご褒美です。本当にありがとうございました。
恒例のギャグ調の次巻予告は、 -
Posted by ブクログ
ライナーを主人公としたマーレ編がエレンの登場によって一気に壁の中の話と繋がっていく構成は面白い
タイバーの演説によってこれまで不明瞭だったパラディ島とマーレの関係が明瞭となり、その舞台裏ではエレンによるライナーへの尋問にも似た対話が行われライナーの秘めた想いが語られる
ライナーがエレンに自分の罪の全てを話し泣き崩れたのは、冒頭に思い出された男性と同じように自分を罰して欲しかったからか。それに対してエレンが言った「海の外も壁の中も同じなんだ」とはどういう意味だろうか?単純に考えれば幼い頃に教え込まれたお伽噺のような悪魔なんて居ないと取れる言葉だけど、その後のエレンが起こした惨状を思えば今のエレ