高橋久美子のレビュー一覧

  • いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方

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    元チャットモンチーのドラム、チャットモンチーの元ドラム、こういう場合どっちが正しいのか分かりませんが、その著者による、音と言葉のエトセトラ

    さすがドラマーのリズム感、言葉がビートとなって綴られているので、本を読むのが遅い私も自然とスピードが上がり気味

    童謡、民謡、伝統音楽から民族音楽まで、残る音には伝わる言葉があり、はたまた、絵本、教科書、詩、エッセイまで、残る言葉には響く音があると

    このスキルを身につければ、自ずと伝わる言葉を紡げるようになりますね

    物書きも日々鍛錬と記されてますが、相手あってのコミュニケーション、おっしゃるとおりです

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    2025年08月25日
  • いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方

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    文章の「音」や「リズム」に目を向けるという視点が新鮮だった一冊。
    声や歌、日常の音に宿る感情や生命力に触れることで、普段何気なく受け流している世界がちょっと違って見える。
    最近は音楽を聴くときもメロディばかり追っていたけれど、この本を読んでからは歌詞のリズムや言葉の響きにも耳を澄ませたくなった!

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    2025年08月24日
  • いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方

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    本文の中にも何度も出てくるけど、読み手のための余白を意識したエッセーだというのが伝わってくる。
    面白いけどもやもやしながら読む感じ。

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    2025年08月13日
  • いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方

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    装丁が凝ってておしゃれ。
    方言のリズムって確かにあると思う。
    もっと若い人かと思っていたけど意外と年近かった。

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    2025年06月13日
  • いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方

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    "文章にも音がある”。そんな言葉にハッとした。作詞家として、また元チャットモンチーのドラマーとしても知られる著者が言葉と向き合う中で培ってきた「耳で聴く文章」の感性。文字だけど、耳で読む。そんな新しい読書体験をさせてくれる本だった。
    ですます調や断定調や方言が混じった文体で困惑する人もいるだろうけど(学校や会社では注意されるやつ)、それこそが彼女オリジナルのことばで、リズムで、余白でなんだろうと私は自然に受け入れられた。読み進めるうちに、自分の中にも確かに「音のする言葉」があることに気づかされ面白い

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    2025年06月04日
  • いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方

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    チャットモンチーの歌詞が好き。
    ああ、こうやって作り込まれていたんですね。
    宮沢賢治のような、リズムのよい心地よい文章。
    「いい音」出してます。
    自分は、感情を言語化するのがとても苦手で、人とのコミュニケーションも苦手。
    だからトレーニングとしてこうして感想文も書いて入るのだけれど、なかなか上手くなる気がしない。
    なるほど、肩の力を抜いて、無理に書かない選択肢もある。
    いい発見でした。

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    2025年05月24日
  • いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方

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    ぎっしりと書かれていた。
    まず、タイトルが秀逸。
    草野マサムネの帯かぁ。
    リズムがよくて、面白くて、いっきに読んだ。
    へー、チャットモンチーのドラムの人なんや。
    へー、今は農業もしてるんや。
    豊かな感受性。

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    2025年05月24日
  • 旅を栖とす

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    世界は広く、人はさまざま。
    あの地、あの国、あの場所で、何を見るのか
    感じるのか。
    イキイキと活気ある描写に、時に笑いながら、
    旅ならではの恐怖にドキドキしながら
    読み進む。

    そして、どこにいても、誰にあったとしても
    作者のような、おおらかで、フラットで、
    世界を俯瞰する眼差しを持っていたら
    受け入れられるのだ、と改めて思う。

    旅の描写の中で、生きること、人生についての
    大切なことがさらりと書かれていて、
    それがとてもスパイシーに胸に響く。

    遠くに行く日も、近くを散歩する日も
    こんな視点、考えを持って歩きたいなぁ
    と思わされた。

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    2025年05月23日
  • 暮らしっく

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    くみこんのエッセイは読みやすく、なにより距離感が近いように感じる。食卓をかこんでおしゃべり聞いているような感覚。生活の中での知恵や発見など自分にもできるかもしれないと思えるようなエピソードが多数あって読んでいて面白かった。丁寧な暮らしと聞くと難しそうなイメージが浮かぶけど、自分が心地よいように工夫して美味しいもの食べて楽しく暮らせばいいんだと思った。柔軟な自由なくみこんの生活が覗けて、気持ちが軽やかになった。

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    2024年07月25日
  • 旅を栖とす

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    旅エッセイ。自由で冒険心いっぱいの、くみこんが旅先で感じた気持ちが大切に書いてあり、楽しく読み終えた。お金の在り方、使い方などは興味深かく、考えさせられた。日本でも観光地は観光地価格で高いもんな。
    一緒に旅をする妹さんとの関係も素敵だった。自由人のくみこんに妹さんが「帰ったらお母さんに言いつけてやるけんな」って言うとこにクスリと笑えた。「何歳じゃ!」とくみこん。仲の良さが羨ましい。
    海外も日本国内のエピソードも読んでいて楽しく、時にハラハラして、一緒に旅した気持ちにもさせてもらえた。自分も旅に出るとしたら?と妄想が膨らんだ一冊。勇気を出して一歩を踏み出してみたくなった。

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    2024年07月16日
  • 暮らしっく

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    高橋久美子さんのESSEの連載。
    書いていたのは台所とあり、なーるほどそれでねと声が出ちゃう。

    だってね、読んでて不思議な感覚だったの。
    エッセイとも違う、生活のレシピというか、人とのつながりだったり、庭木との会話だったり、押し付けでない心地よさがあって。

    この歳ならこうでなきゃ、それってダメだよ、そんな縛りから心が解放されていくよ。

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    2023年03月13日
  • 旅を栖とす

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    筆者のこれまで行った国々の旅路を、コロナ禍において立ち止まってしまった今振り返っていくエッセイ。

    旅に出た時の楽しい感じだけではない違和感や、もやもや。
    残念な思い出なども描かれている。
    国によって異なる文化は思想、親切の度合いや反対の気持ちなど。

    日本人という、自分というフィルターを通して感じることをありのまま表現されてて、
    あー、旅ってそーゆーことよね
    と思い出す一冊。

    だから本当に旅した気になるし、旅とは何ぞや?と立ち止まることのできる作品。

    海外旅行も解禁になってきた今のタイミングで読めて良かったな。

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    2022年05月13日
  • 旅を栖とす

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    海外旅行に行けないので、本の中だけでも行った気になりたい...!と思って購入。
    最後まで読んだ時、私も旅を終えたような気持ちになりました。

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    2022年01月04日
  • 旅を栖とす

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    不確実性を旅の中に積極的に取り込んで、楽しみ尽くしてしまおうという衝動と言うかエネルギーが凄い!
    やっぱり、表現をしたい・実際に楽器を使って表現出来る人の性質?気質?、自分には振り絞っても出て来ないなぁと感心する。表現が自然で率直なので、心にストレートに響く気がする、

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    2021年11月21日
  • 旅を栖とす

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    濃く、飾らず、読み応えがある内容だった。
    楽しいことも苦々しいことも向き合って書かれているのが印象的だった。

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    2021年08月15日
  • 旅を栖とす

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    コロナ禍で旅に出かけられない今だからこそ
    読んで良かったです。

    高橋さんの肩肘張らない素直な感性で捉えた旅の記録が
    オムニバス形式で綴られているので
    いつやめても、いつ読み始めても読みやすく
    長い間の読書が楽しめました。

    私も高橋さん同様
    小さい頃に自転車で走り回ってそこら辺を冒険していた時に
    感じたあのわくわく感を
    旅の間中、味わっていたなあと思い起こしました。
    知ること、感じること、考えること、成長することが
    旅とセットでした。

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    2021年08月13日
  • 旅を栖とす

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    「旅」に妙に心惹かれる時期であったこと。チャットモンチーのファンであったこと。その2つによって本書を手に取った。
    本当に徒然なるままに旅のあれこれを記したエッセイで、何かを結論づけたいとか、素敵なことを言いたいとか、そういうちょっとわざとらしい所が微塵もなくて、着の身着のまま感じたことを言葉に落とし込んでいる1冊だった。どの章でも、著者の感性の豊かさが伝わってくる。同じものを見ても、感じることは人それぞれ全く違うのだろうなと、当たり前の素敵なことを思い知らされた。
    直近で読んだ別の旅エッセイでも、旅は距離ではなく、気持ちだと書かれていた。旅をたくさんした人ほどそう感じるのかもしれない。
    旅にな

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    2021年08月08日
  • 旅を栖とす

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    旅の楽しさって非現実的でハプニングがあって思いもかけないことがあるそういうところ

    初めて目にする景色や音や匂いといった、いつもと違う空気にじわじわとしだいに包まれていく。ゆっくりとやってくるその感覚が最近はたまらなく心地良い

    深夜特急の女の子バージョンみたいに思った
    映画『プール』観てみます

    内を見るための外
    旅は人生という生まれた時から始まる長い旅の中の休憩

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    2021年05月31日
  • 旅を栖とす

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    - 日本を飛び出たくなるのは、こういうことだ。新しいものに出会いたいのではなく、新しいものを探す目を開きたいからだ。日本だってきっと見つけられるはずなのに、時々私は私の外に出たくてしかたなくなるのだと思う。
    - 一通り自分の力でうろうろした後、必ず観光案内所へ行く。または駅員さんが定食屋のおばちゃんに聞く。そしてガイドマップに載っていない地元の人のアジトを探す。丸亀では、有名なうどん屋さんを何件か回った後観光案内所で「お姉さんの1番好きなうどん屋はどこですか?」と聞いて、目をまん丸くされた。そして聞きだした小さな食堂のうどん。私は優しく麺はもちもちで、どこよりもおいしいと思った。あなたのオスス

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    2021年05月09日
  • 旅を栖とす

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     旅に出られない! 旅行したい! という気持ちで旅エッセイを読む。
     この本が面白いのは、私が好きな、旅先での起きたことだけを描くのではなくて、自分の心うちに起きたことについても描かれていること。だからこそ面白い。
     そして、かつて自分が旅した時のことを思い出す。
     この先、旅行に行ける状況になるかはわからないが、過去の旅の思い出は失われないんだなという気持ちになれた。面白かった。

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    2021年05月03日