高橋久美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
元チャットモンチーのドラム、チャットモンチーの元ドラム、こういう場合どっちが正しいのか分かりませんが、その著者による、音と言葉のエトセトラ
さすがドラマーのリズム感、言葉がビートとなって綴られているので、本を読むのが遅い私も自然とスピードが上がり気味
童謡、民謡、伝統音楽から民族音楽まで、残る音には伝わる言葉があり、はたまた、絵本、教科書、詩、エッセイまで、残る言葉には響く音があると
このスキルを身につければ、自ずと伝わる言葉を紡げるようになりますね
物書きも日々鍛錬と記されてますが、相手あってのコミュニケーション、おっしゃるとおりです -
Posted by ブクログ
旅エッセイ。自由で冒険心いっぱいの、くみこんが旅先で感じた気持ちが大切に書いてあり、楽しく読み終えた。お金の在り方、使い方などは興味深かく、考えさせられた。日本でも観光地は観光地価格で高いもんな。
一緒に旅をする妹さんとの関係も素敵だった。自由人のくみこんに妹さんが「帰ったらお母さんに言いつけてやるけんな」って言うとこにクスリと笑えた。「何歳じゃ!」とくみこん。仲の良さが羨ましい。
海外も日本国内のエピソードも読んでいて楽しく、時にハラハラして、一緒に旅した気持ちにもさせてもらえた。自分も旅に出るとしたら?と妄想が膨らんだ一冊。勇気を出して一歩を踏み出してみたくなった。
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Posted by ブクログ
「旅」に妙に心惹かれる時期であったこと。チャットモンチーのファンであったこと。その2つによって本書を手に取った。
本当に徒然なるままに旅のあれこれを記したエッセイで、何かを結論づけたいとか、素敵なことを言いたいとか、そういうちょっとわざとらしい所が微塵もなくて、着の身着のまま感じたことを言葉に落とし込んでいる1冊だった。どの章でも、著者の感性の豊かさが伝わってくる。同じものを見ても、感じることは人それぞれ全く違うのだろうなと、当たり前の素敵なことを思い知らされた。
直近で読んだ別の旅エッセイでも、旅は距離ではなく、気持ちだと書かれていた。旅をたくさんした人ほどそう感じるのかもしれない。
旅にな -
Posted by ブクログ
- 日本を飛び出たくなるのは、こういうことだ。新しいものに出会いたいのではなく、新しいものを探す目を開きたいからだ。日本だってきっと見つけられるはずなのに、時々私は私の外に出たくてしかたなくなるのだと思う。
- 一通り自分の力でうろうろした後、必ず観光案内所へ行く。または駅員さんが定食屋のおばちゃんに聞く。そしてガイドマップに載っていない地元の人のアジトを探す。丸亀では、有名なうどん屋さんを何件か回った後観光案内所で「お姉さんの1番好きなうどん屋はどこですか?」と聞いて、目をまん丸くされた。そして聞きだした小さな食堂のうどん。私は優しく麺はもちもちで、どこよりもおいしいと思った。あなたのオスス