【感想・ネタバレ】いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方のレビュー

あらすじ

読み手に伝わり残るのは、
あなたの「言葉のビート」です。

文章は「音」で決まる。
プロドラマー出身の作家だから書けた全く新しい文章論!!

・自分の思いが相手に伝わらない
・うまい文章が書けない
・自分らしい文章にならない

そういう、書く人の多くが必ずぶつかる悩みに、全く新しい解決策を授ける本です。

いくら「論理的」でも「語彙量が豊か」でも「わかりやすく」ても「具体的に」書いてあっても、「いい音だな」と思われないと、読み手の心に残らず、すぐに忘れられてしまうのです。

それはどういう文章なのか、どう書くのかということを、国語の教科書、テレビCM、文学や詩や能、ライトエッセイ、スピッツ・米津玄師ほかミュージシャンの歌詞、絵本など、無数の「音楽的な文章」の具体例と著者自身の創作を交えて伝えます。


メジャーバンドのドラマーとして10年、作家として12年。
両方でプロとして活動してきた著者だけが知っている「伝わる文章の書き方」。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ミュージシャンとしても文筆家としてもプロの筆者の言葉は、なるほどなぁと思うことばかり。
経験によって会得した実感によるものと読書や研究などから得られた知見が、ちょうどよい塩梅で読者に提供されている。音楽をセーターやお料理に例える表現もさすがで素晴らしいなぁと思った。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

本のデザインに惹かれて買ってみた!国語の授業で暗唱して、今も覚えているものってリズム感がある。算数の九九もそうなのでは!!
本に出てきた曲や詩を、声に出して読みたいなー

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

この本、目の付け所がいい。
確かに、いい文章、というか、読みやすい文章、というのは、
リズム感がある。作者の声が聞こえ、テンポよく読める。
何より楽しい。
読みにくい文章はどんよりする。
納得。

ただ著者はそのせいで本を読むのが遅いという。
音を聴きながらでも早く読める気がするんだけどなあ、、
しろテンポよく。

まあそれはそれとして。
作家、作詞家、ドラマーだけに視点が音から入るんだろう。
歌の作詞は半分は曲。

オノマトペの楽しさ。
谷川俊太郎のかっぱかっぱらった(ことばあそびうた)に久々触れた。
引用の多い本。

極め付きは
松本隆作詞で太田裕美が歌う「木綿のハンカチーフ」
吉田旺作詞でちあきなおみが歌う「喝采」。
短い言葉に曲がついて、世界を作る。

文章は大事にしたいな。


はじめに いい文章は「いい音」がする


第1章 ことばは「音」でできている

本を「音」で読む人
「絵文字」で何が伝わるか
文字のない民族は「音」で感情を伝え合う
突然ですが、ちょっと方言で書きますね
声は世界にひとつだけの楽器
文字はなかなか伝わらないけど音は一気にぜんぶ伝わる
赤ちゃんは「アンパンマン」がなぜ好きか
ニックネームは「呼びたくなる音」
テレビCMは音の戦略
なぜ「よいしょ」と言ってしまうのか
匿名の140字が生むリズム
「バズ」を狙うと自分の音が消えていく

column1 私の好きな「いい音がする文章」① 文豪の音


第2章 文のリズム・日本人のリズム

11歳からの「文のリズムの作り方」
国語は音読から始まる
誰もみな「音」から言葉を好きになる
「いい音がする文章」こそが時代を越える
日本古来のリズムはプログレ
洋楽に慣らされた日本人が忘れているリズム
雅楽の音と「日本人の気質」
演歌はなぜみな同じ曲に聞こえるか
米津玄師の曲が「懐かしい」のはどうしてか
金子みすゞと中原中也と「7・5調」
「音のおもしろさ」と「意味のおもしろさ」
人間関係はリズムでできている

column2 私の好きな「いい音がする文章」② エッセイストの音


第3章 自分の音を鳴らすということ

国語教育のちょっと怖いところ
なぜ「自分のリズム」を見失ってしまうのか?
「文を書く」は「音を作る」と同じだった
みんな知ってる言葉を組み合わせて誰も知らないリズムを作るスピッツ
ドラマー同士「音」で会話していた
音の生産地
リズムは自分の「性格」をもつくる
友達ではなく雲の上の詩人に共感した
「日記」で自分の音を鳴らそう
感情表現のツールは言葉だけじゃない
自分の音を取り戻す

column3 私の好きな「いい音がする文章」③ 方言の音


第4章 なぜ自分の音を出しにくいのか?

『上を向いて歩こう』はなぜ人の胸を打つのか
「歌詞」は音楽の一部にすぎない
「音楽の力」を嫌った坂本龍一の言葉
「お世話になります」はセッション前のチューニング
「あなたの音」をもらったら「わたしの音」を返してみる
生身の自分は「複数のアカウント」を使い分けて音を出している
「チョベリバ」は短命で「ヤバい」が長生きなのはなぜ
「予測変換」で音が死ぬ罠
文字は狭く閉ざされて音は広く開かれている
「自分の音を鳴らしまくった文章」がひしめくすごい場所がある
読む文章を「音」で選べる時代
「自分の音」を見つけるトレーニング

column4 私の好きな「いい音がする文章」④ 新聞記事とルポルタージュの音


作詞講座で伝えている基本的な「書き方」

「いつ・どこで・誰が」を明確に/説明だとわからないように説明する/でっかい言葉入れすぎない/「あの」「この」を入れすぎない/違和感を残す/書きすぎない/上手に書こうとしない/日記のようなリアルを書く/逆説やタブーを入れてみる/他の言葉に置き換わらない言葉/自己満足で終わらない/しかし、意味よりも音/晴れやかな音・くぐもった音


第5章 「音楽」にとって言葉とはなにか

私がチャットモンチーだったころ
「踊れないやつは人を踊らせられない」
「いい音楽」と「上手い音楽」は違う
音は年齢も国境も越える「言語」である
自分の独り言が知らない誰かのものになっていく
歌詞は歌われて完成する
私が憧れた「音としての言葉」の使い手
歌詞は「音」と「言葉」の間にある
「詞先」と「曲先」で変わる言葉の役割
文を音で推敲する
形容が多いと想像力が削られる
自分の音をコントロールして出せるように

column5 私の好きな「いい音がする文章」⑤ 絵本の音


エピローグ 生き方が音をつくる


あとがき


参考文献

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

#ヨンデルホン
#いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方 / #高橋久美子(#ダイヤモンド社)
#ドクリョウ #ヨミオワリ
詞先だったのか。

なんて名言の多い本だろうか。名言本だ。赤えんぴつが短くなった。
読むのに時間をかけすぎてしまったなぁ。また読もう

哲学のリズム、音、文章。

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2025年09月01日

Posted by ブクログ


ZINEを作りたい自分にとって心に響くことばかりだった。この感想を書くのにも、自分の音が鳴らせているか?という意識が生まれる。

自分の好きなリズム、響きを持つ文章を書く人を見つけていきたい。

これまでの経験の蓄積、環境が、自分の音を形作る。
日記は自分のオリジナリティが現れるもの。

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ読んでる途中だけど、
特に作詞講座の内容が目からウロコ。

それとなく音楽の歌詞の読み方が変わる。
口の動き!?言葉の印象!???
意識したことなかった…

高校生のとき、バンドでチャットモンチーやったなぁ。久美子さんがこんな素敵な文章を書く方だとこの本を読んで初めて知りました。10年ぶりの大発見。それがこの本を手に取るきっかけでした。

全体的にとっても読みやすいのは久美子さんの言葉がいい音だからだろうなぁ。
文章を書く仕事でもあるから言葉ひとつひとつを大切にしたいな。

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

「魅力的な文章」を「いい音がする文章」と表現したことが大発明であり最高だな、というのが第一印象でした。

ミュージシャンらしくフィーリング重視で書いているように思えるところもあれば、作詞講座のように非常にロジカルに言葉のプロとしての一面を見せるところもあり、とても読み応えがありました。

「誰とでもすぐに繋がれる」を是とするSNS社会に馴染めない自分自身にとって、とりわけ響いた箇所を抜粋します。

『昨今は、いわゆる「バズる文章」が正解になってしまっている傾向がある。バズると、その音が正解だと思ってそれを書き続けてしまう。(中略)共感が基準ならば、それ以上に飛び抜けたものが生まれないのではないか。自分の音を鳴らしたければ、簡単に人に見せないことも時に必要だと思う。誰とも共感せず、書きためた詩をそっと机の中にしまう勇気をもて。「いいね」が多い文が必ずしもいい文ではないように、共感だけが正解ではない。』

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2025年06月09日

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音楽も読書も好きな人にはおすすめしたい良書。文章の感覚的な良いところを、音の視点から見てみたり、私たちが古来から持っていた歌と言葉の関係だったりをまとめていて面白かった。詩と文章の違いも面白かったし、知っている曲がいっぱいでてきたのも嬉しかった。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

私自身、文章は音で脳内再生して読むタイプなので言葉と音の関係性をこう捉えることもできるのか!と面白かった。詞と詩の違いは筆者のミュージシャンと作詞家経験からの分析に目からウロコ。フォントや紙などブックデザインのこだわりも素敵な一冊。

先日読んだ国語教育の本とリンクする部分もあり、論理的であることが重視されすぎて各人固有の感動を文字化するときに自分の色を見失っているかもと気付かされた。

言葉も音楽も本当に大好きなので両面からの考察を感じられる文章で読み応えがあったし、私もいい音がする私なりの言葉を紡いでいきたいなと思う次第。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

いつも読書したあとに感想文を残すようにしているけどなかなか上達しないなあって思ってたところ。
チャットモンチーは学生時代からずっと大好きでコピバンでたくさん楽曲を使わせてもらってました。
ハナノユメも恋の煙も女子たちに明日はないも8cmのピンヒールもたくさん私の青春!

曲調も歌詞のひねりも他にない個性でカラオケでもかなり歌いがち。今でもお世話になってます。

元ドラマーの久美子さん。
ドラムと文章はリズムの取り方が紙一重なのだ。
いろんな音を聞いて自分のリズムのヒントを得る。生み出す力は才能か努力か。
あの曲は電車の走る音から生まれたってお話もおもしろい!

あの耳馴染みの良い詩や名曲たちも法則にならったリズム感や言葉のチョイスで構成されてるから、声に出したくなるし記憶に残りやすいんだな。
そこから少し崩したりひと匙加えたりしてオリジナルが生まれることで自分のリズムが誕生する。

自分も音楽も読書も昔から好きなんだから、型にハマりすぎず肩の力抜いて私のリズムを築いていこう。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

自分の言葉や文章ってなんだろうと、ずっと引っかかっていて手に取った。
胸の奥にちょっと刺さる感覚を逃さず書きとめることが答えになるのかもしれない。

最近、音楽をかけていても聞き流しがち。
音として響く言葉も、意味を持つ歌詞も、じっくり味わいたいと思った。

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2025年09月09日

Posted by ブクログ

「表面的に残ったわずかな違和感やヒリヒリを逃さずに書きとめるのだ。それはきっと人間の心理へとつながっている。」
この違和感を自分なりに言語化することを続けていくと、それが自分の音として、アイデンティティになるのかなと。
スルーしていることも多い感情を、しっかり書いていこうと思った。まずはプチ日記からでも始めようかな〜

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

チャットモンチーの予備知識なしで読み始めた。ドラマーが文筆家に転身。その根幹を成すのは音やリズム。詩と歌詞、邦楽と洋楽など切り口が豊富。文章においても内省的な面と客観的に著者自身を分析している面白さがある。読む世代としては若者向けではなく、著者と同世代から上の層がしっくりと理解ができそうだなと思いました。自分で何か書いてみたくなる、どんな文章の音がするのかな?と個性を見つけたくなる本でした。

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

元チャットモンチーのドラム、チャットモンチーの元ドラム、こういう場合どっちが正しいのか分かりませんが、その著者による、音と言葉のエトセトラ

さすがドラマーのリズム感、言葉がビートとなって綴られているので、本を読むのが遅い私も自然とスピードが上がり気味

童謡、民謡、伝統音楽から民族音楽まで、残る音には伝わる言葉があり、はたまた、絵本、教科書、詩、エッセイまで、残る言葉には響く音があると

このスキルを身につければ、自ずと伝わる言葉を紡げるようになりますね

物書きも日々鍛錬と記されてますが、相手あってのコミュニケーション、おっしゃるとおりです

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

文章の「音」や「リズム」に目を向けるという視点が新鮮だった一冊。
声や歌、日常の音に宿る感情や生命力に触れることで、普段何気なく受け流している世界がちょっと違って見える。
最近は音楽を聴くときもメロディばかり追っていたけれど、この本を読んでからは歌詞のリズムや言葉の響きにも耳を澄ませたくなった!

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

本文の中にも何度も出てくるけど、読み手のための余白を意識したエッセーだというのが伝わってくる。
面白いけどもやもやしながら読む感じ。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

装丁が凝ってておしゃれ。
方言のリズムって確かにあると思う。
もっと若い人かと思っていたけど意外と年近かった。

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

"文章にも音がある”。そんな言葉にハッとした。作詞家として、また元チャットモンチーのドラマーとしても知られる著者が言葉と向き合う中で培ってきた「耳で聴く文章」の感性。文字だけど、耳で読む。そんな新しい読書体験をさせてくれる本だった。
ですます調や断定調や方言が混じった文体で困惑する人もいるだろうけど(学校や会社では注意されるやつ)、それこそが彼女オリジナルのことばで、リズムで、余白でなんだろうと私は自然に受け入れられた。読み進めるうちに、自分の中にも確かに「音のする言葉」があることに気づかされ面白い

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

チャットモンチーの歌詞が好き。
ああ、こうやって作り込まれていたんですね。
宮沢賢治のような、リズムのよい心地よい文章。
「いい音」出してます。
自分は、感情を言語化するのがとても苦手で、人とのコミュニケーションも苦手。
だからトレーニングとしてこうして感想文も書いて入るのだけれど、なかなか上手くなる気がしない。
なるほど、肩の力を抜いて、無理に書かない選択肢もある。
いい発見でした。

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2025年05月24日

Posted by ブクログ

ぎっしりと書かれていた。
まず、タイトルが秀逸。
草野マサムネの帯かぁ。
リズムがよくて、面白くて、いっきに読んだ。
へー、チャットモンチーのドラムの人なんや。
へー、今は農業もしてるんや。
豊かな感受性。

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2025年05月24日

Posted by ブクログ

他のアーティストの素晴らしいところに目をたくさん向けている。本書を通読して、高橋さんは優しい人だと感じだ。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

作家・作詞家・ドラマーの著者による感性重視の文章術。小説や歌詞を用いて文章の音やリズム、漢字とひらがなの使い分けを解説。内容に応じて紙質・紙色・フォントまで変える装丁の工夫も特徴的。

音、リズム、言葉のチョイスなど「聴覚的な文章表現」について、自分にはなかった新しい視点を提供してもらった。引用も多く楽しく読めた。装丁の徹底した工夫にも感心。音楽経験がないため全てを理解はできなかったが、「へぇ〜」と新鮮な驚きを感じながら読めた。少しでも自分の文章に変化があればいいな〜。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

普段あまり選ばないようなジャンルを松本の古本屋で見つけて、帯に草野マサムネさんのコメントがあり購入してしまった
結果、普段考えないような「音」だったり、作詞についての見解に触れることができてよかった
人それぞれ自分の音を持っている、というフレーズがしっくりきた
あとは途中でスピッツの歌はとても簡易な言葉の組み合わせなのに想像もつかない言葉になっている、というのが興味深かった
高橋さんは、日記を書くことで自分のリズムを、音を、見つけるのがいい。気づきを書き留めると書いていた。しばらく日記書いてないなあ、描こうかなあ

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2025年08月20日

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仕事をしていると様々な文章を書くことになる。報告書や広報、取引先とのメールやお客様宛の通知文。これらの多くに自分の我を出す余地はまったくないとは思うけど、そんなビジネス文に慣れてしまったせいなのか自分の書く文章がどうしても論文っぽく堅苦しいものになってしまった気がするので、今書いているような本の感想やXのポストをもっとポップな表現で書くための参考になればと思ってこの本を読んでみた。

よくよく考えてみれば、人間は文字や文章を発明する以前はしゃべっている言葉?やなにかを鳴らした音で意思疎通してたはずなんだから、それを具現化したものである文章だってリズムや音程なんかの音楽的な要素を重要視するのは至極当然。幼年期に読んだ絵本や詩の類なんかにはそれが顕著に現れている。だからこそ、自分が文章を書くときはもっと音を意識して書くことが万人にとって堅苦しくないものにする第一歩であるような気がした。

著者がミュージシャンということもあり、本の後半に進むにつれて音楽要素が濃厚になり、私のような音楽に造詣のない人間にはちょっと難解だったけど、コラムのページは違う色の紙だったり違う紙質のものを使っていたりと装丁も凝っていたので飽きることなく最後まで読むことができた。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ質の高い国語の授業と音楽の授業を両方まとめて受けたような読後感。自分でも文章の執筆(特に作詞)をしてみたくなった。と同時に、筆者にしか書けない見事なチャットモンチー論にもなっていて、思わず曲を聴き返す。

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

感性が爆発する書き方を教える、元「チャットモンチー」ドラマーの作家の書籍です。小説・エッセイ・詩などの名文から「言葉のビート」を身につける方法を紹介します。
チャットモンチーは知ってはいるものの、ほとんど通らず来たのでほぼ知らないに等しい。超旅ラジオで紹介されていたから読んだ。そこまで音にこだわっているわけではないし、私は多分音ではなく文字から入るタイプなんだな~~。絵本の読み聞かせは大好きで、それで育ったので、なんだか懐かしい気持ちになりつつ、大ヒットする作品には基礎となる背景があるんだなと勉強になった。装丁とか一部色を変えるデザインが凝っていて素敵。

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2025年08月02日

Posted by ブクログ

おもしろい。ほぼ一気に読んでしまった。
私があんまり考えたことのない視点で文章について書いてある。文章って音が大切なのか。無意識に文章の中に音を見い出していたのか。
ドラマー、作詞家ならではのエピソードも面白かった。が、それ以上に著者が文章そのものを大事に思ってるのが伝わってくる。
いろいろ心に残ることがあったが一番印象に残ったのは踊れないやつは人を踊らせられない。

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2025年07月24日

Posted by ブクログ

“書き終えたあと、いつも、形容しすぎているところはないかを探す。形容が増えれば増えるほど、説明っぽくて想像力のいらない文章になっていく。その一語、一文を書く必要があるかを確かめるための朗読でもある。口に出して読んで一つひとつ確かめていくとピタリとはまる文が必ず完成する。”(p.288)

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

文章と言葉と音とその意味と歌詞についてのエッセー集。自分は全く音楽の素養がないのだが、ここまでら言語化されたら音楽やってる人たちは大いに膝を打つのではないだろうか。

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

文章力向上を目指してこの本を開いたものの、
書くためのスキル、という部分に置いては既知の部分が多かった。しかし作者の体験談などが面白く、そっちが中心なのかな、という感想。

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2025年05月17日

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