あらすじ
読み手に伝わり残るのは、
あなたの「言葉のビート」です。
文章は「音」で決まる。
プロドラマー出身の作家だから書けた全く新しい文章論!!
・自分の思いが相手に伝わらない
・うまい文章が書けない
・自分らしい文章にならない
そういう、書く人の多くが必ずぶつかる悩みに、全く新しい解決策を授ける本です。
いくら「論理的」でも「語彙量が豊か」でも「わかりやすく」ても「具体的に」書いてあっても、「いい音だな」と思われないと、読み手の心に残らず、すぐに忘れられてしまうのです。
それはどういう文章なのか、どう書くのかということを、国語の教科書、テレビCM、文学や詩や能、ライトエッセイ、スピッツ・米津玄師ほかミュージシャンの歌詞、絵本など、無数の「音楽的な文章」の具体例と著者自身の創作を交えて伝えます。
メジャーバンドのドラマーとして10年、作家として12年。
両方でプロとして活動してきた著者だけが知っている「伝わる文章の書き方」。
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Posted by ブクログ
「エッセイは何を書かないかも重要で、そこがおもしろいところ。どこを選び、書くのか。その時点で、私たちの音ははじまっている。それは、何に心を動かさせたかということでもある。文の音は、その人の心の音でもある。」
素人ながらに音楽好きな同世代だから、出てくる固有名詞とかエピソードがいちいちわかって共感できて楽しい。Charaのやさしい気持ち、岡村靖幸のカルアミルク、LOVE PSYCHEDELICO、とかのなんじゃこりゃみたいなこととか、ほんとにそう!でも、だから音楽って最高!
■作詞口座
・書きたいことがあるのなら3割はできたも同然
・いつどこで誰が、は書かないとしても設定としてもっておくこと
・感情は音が担ってくれる。歌詞で説明するのはむなしい
・夢とか愛とかでっかい言葉を入れすぎない
・あのそのこのを入れすぎない
・歌詞は音と言葉の間にある。だから歌詞だけで意味が成り立たなくてもいいのだ
・形容しすぎない
そういえば、娘が、お経のことを「おうた」って言ってるのに笑ったことがあったけど、今思えばすごく本質的だし間違ってないよなあ。
自分も音楽を嗜む人間として、言葉を愛する人間として、参考になる考え方がたくさんありました。面白かったです!
Posted by ブクログ
「あ」
大概の日本人はこれを
あ
と読む。
口に出してみると、その「あ」という音から我々は「あ」という文字が浮かぶ。
つまり音がベースになっているわけだ。
うん?
そう言われてみれば、今この文章もみなさん黙読されていると思います。
そもそも日本は黙読って明治以降。
だから日本語と言うのはその多くの歴史において、音読が基本だったわけですね。
こう考えると、日本語は音として響く文字だったのかもしれません。
(ちなみにこの事実を知ってから、大河ドラマなどを見ると全て黙読しているように見えるシーンも、ありえないって見るようになってしまった。まあ戦国時代の騎馬もサラブレットではなくポニーレベルだったんだけど、それと同じ感じか)
さて、この本。
いやあ、面白かった。
そもそもの話、我々が本などを読むと、スラスラ読める文もあれば
読めない文もありますね。
いや、難解な言葉で書かれていてわけわからないというのもあるとは思いますよ。でも、そうではない何か。
こう書かれてます。
『人の文章を読んでいても思うし、自分が書いていても、「よっしゃ」と思う文はリズムがいい。惹きつけられる文章は、どれもいい音がしているのです。
たとえば、あなたが「いいな」と思っている曲の歌詞。それは本当に言葉だけの力でしょうか。曲や編曲、音の良さによって傑作に到達しているのかもしれません。100年以上読み継がれてきた文豪たちの小説。素晴らしいのは内容だけではなく、文章のリズムや語感によってもたらされるものもあるかもしれません。
そもそも、言葉とはビートなのだと私はとらえています。』
つまり
言葉は、音符です。
文章は、音楽です。
そして
言葉は音、かつメロディというよりビート、リズム
“いい文章”からは“いい音”がする
というわけです。
そしてその中には「日本特有のビート」があるという事を書いているわけです。
うーん、いや、この人、表現がうまい。
それだけではなく、確かにリズムがある。
いやはや、こりゃすげいもんで、一気に読めたさ。
あ、最初の「あ」で思い出したけど
私は新卒採用やってます。スカウティングサービスってのがあるんですが
その中で、一部の学生が
自己PR
「あああああああああああああああああ」
ってのをなんだか思い出した。
埋めないと登録できないのか下書き機能を知らないのか
ふざけているのかわかりませんが
そっとその人のページは閉じた思い出が今急に。
不思議とリズムはあったのね。
最後に、この方
元チャットモンチーのドラムで今は作家さん。
ドラマーだからこそのリズム感。よきかな、よきかな。
残念ながらチャットモンチーはバンド名は知っている程度で恐縮しています。
Posted by ブクログ
文章についての本で、知人に紹介されたので読みました。『モチモチの木』という絵本についてはなんどか見かけたことがあるのですが、読んだことがないので、読んでみたいなと思いました。
Posted by ブクログ
必ずしも良い文章は良い音がするかはなんともいえないが、
ミュージシャンらしい面白い書き口だと思う。
音読はしないが音は聞こえていて、読むのは早い自分はどこに分類されるだろうか。
リズムも大事だから、自分が文章を書くときは漢字や読点の位置には非常に拘る。
方言は音で聞く分には分かる内容でも
文字で書かれると何を言っているかわからない。
個人的には、
あまり音を大事にしてしまうと
意味や余韻が消えてしまう気がする。
ので音読は好きでは無い。
全体的に共感できないことの方が多かった。
装丁も紙を変えたりフォントやポイントを変えたりと
常識に囚われないものになっているのは面白いと思ったが
読みやすいかと言われれば揃っていない語尾、
揃っていないポイント、捲りにくい紙で
とても読みにくかった。
タイトルに惹かれて読んでみたが、内容はエッセイ。
書き方のヒントになる人もいるかもしれないが
書き方を指南してくれる実用書ではないと思う。