あらすじ
文筆家として走り出した6年間の文章をまとめた一冊。人気バンドからの脱退を決意し、新たな一歩を踏み出した著者が描く、あたたかくてユーモアと優しさがたっぷり詰まった風景は、時に自由奔放で、時に哲学的真理をつくような魅力を持ちながら、“人”とのつながりや毎日の“生活”の愛おしさに気付かせてくれる。彼女にしか紡ぐことのできない言葉たちがここにある。
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Posted by ブクログ
くみこんの文章は、ホロリときたり、じわじわと笑えてきたり、心がゆっくりと運動するようだ。
またくみこんがなんでもない毎日を書き記した本が読みたいです。
Posted by ブクログ
じっくり大切に読んだ。
すごくよかった。
行動力、推進力に少しでも影響を受けたい。
えっちゃんの解説は、素直な言葉で書かれた手紙みたいだった。
今でもぴったりなメロディーを乗せれるのは私と言う、えっちゃんがカッコいい。
また読む。
Posted by ブクログ
三人は
「ふたり」と「ひっぴき」になった
これはそのあとの物語
高橋氏のその後を追って
この本を買った
身近な氏の生活が綴られていて
時折チャットモンチーが顔をのぞかせる
チャットモンチーになる前の積み重ねの話も
そのたびに
不思議と寂しくなって
懐かしくなってしまう
どちらも
もう終わってしまったからなのか
遠い過去を振り返るように
遥かな未来を望むように
その交わることのなかった地平が
やっと繋がったような気がして
音楽家と文筆家のどちらをとるかの揺れが
そこで初めて垣間見えた
そういうことだったのかと思う
音楽よりも言葉そのものを
彼女は選んだのかと思う
そして いっぴきとなり
ふたりは 音楽を信じたのだ
そして 同じ場所でお疲れさまと言い合うような
なんて素敵な人生だろう
彼らの物語は
本当は最初のファーストミニアルバムで
さらば青春で
既に完結していたのかもしれない
なんだかもう
泣けてしまう
Posted by ブクログ
最近新書ばかり手をつけていて、正直しんどくて、しかも自分の生き方にも迷っていて、一杯一杯になっている今、この本を読んだ。
率直に、久美子さんの生き方かっこいいなと思ったし、自分は自分でいいのかな、と思えた。
書き方も、なんだか日常を垣間見ているような気がして、久美子さんと面識なんて全くないのに知り合いみたいな気分になって、
とても楽しく読めました。
Posted by ブクログ
人の人生や考えていることを覗き見れるエッセイはやっぱり面白い。この本を読んでいると、自分がまるで彼女のお家のこたつのなかにいるような、温かい気持ちになった。過去があるから今の自分があって、そして愛する人たちとつながっていて、そしてこれからも悩むことはあるだろうけれど、そんな愛おしさを感じながら日々を生きていける現在が素晴らしいものだと思えた。私は生きている!そしてこれからも生きていくんだ!という感覚。
それはきっと、彼女自身がそんな真剣さと愛とエネルギーに満ちているからなんだと思う。
Posted by ブクログ
大好きなチャットモンチー、
大好きなくみこんのエッセイ
くすっと笑ってしまったり、感銘を受けたり、
くみこんの生き方が私はとても素敵だなぁ、好きだなぁ、と思いました(^^)
大好きだけど、知らないことがたくさんで、今まで見えてなかったものをちょっとだけのぞき見ることができた気がする
Posted by ブクログ
久美子さんの書く文章はやっぱりたまらなく好き。
世界をこんな切り口で見ているのかと、感情をそんなふうに喩えるのかと思う。けど、やっぱりぴったりだと思ってしまう。
チャットモンチーの曲が聴きたくなる。
Posted by ブクログ
彼女の書く詩が大好きです。
とっても純粋に世界と自分を見ていて、やさしいひと。
宮沢賢治やまどみちおの影響も受けていると聞いてなるほど!とも思った。
こちらの本でも、何気ないことを綴られていると思うといきなり光るフレーズが登場したりと楽しい。
そして旦那さんとの関係、結婚生活がものすごく私の理想。
Posted by ブクログ
元 チャットモンチーのドラマー
現 作詞家の高橋久美子さんによる
エッセイ(と詩と短編小説)です。
チャットモンチーとしてデビューする前と
してからの6年間
脱退後の6年間、
ほとんど半生を綴ったとも言える一冊です。
上記に加えて
実家や地元のエピソード
海外旅行でのエピソード
旦那さんとのエピソード
どれもクミコン節に溢れて
なんだか懐かしいような笑える語り口が
心地良い読みあたりです。
そして解説の
チャットモンチー 橋本絵莉子さんからの
メッセージ性溢れる言葉は感動モノでした。
完結してしまったけれど
チャットモンチーファン必読の一冊です。
Posted by ブクログ
チャットモンチーのドラ厶高橋久美子さんのチャットモンチー脱退から作家になった初のエッセイ。
学生時代、チャットモンチー、作家といろいろな、くみこんが見れて読んでて楽しかった。第三章のいっぴきを読んで、やっぱりくみこんは自由で今を大切に楽しんで生きているんだなと思った。帯のあっこちゃんの言葉と解説のえっちゃんの文章がチャットモンチー3人の絆の強さ、くみこんへの愛情の深さが汲み取れて良い読後感だった。