石川園枝のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ヒロインが王様からヒーローへの拝領妻という設定が珍しく面白かったです。
政略結婚ですが、葛藤を超えて二人が心の距離を縮めていきます。ヒロインは、本当に愛してくれているヒーローと縁があってよかった。 -
ネタバレ 購入済み
見知らぬ者同士、ヒロインの危ない所を救った事で二人の運命がロマンチックな方向に大きく回り始めます。
廃墟に隠された秘宝のサスペンスを背景に、愛に素直になれない頑固なヒロインが欠点を反省しながら成長していく物語。
個人的には、このヒロインは、ヒーローに愛されていると確信したいと、彼の中で一番である事を言葉で聞きたい、安心したい我儘な感情だけなのではと思われて、自尊心の高いヒロインがえらく婚約破棄に執着するエピソードが長すぎたような気がします。
でもヒーローが忍耐力のある寛大な人でよかった。 -
ネタバレ 購入済み
障害乗り越えハッピーエンド
ヒーローは故あってヒロインの美女の姉に求婚に来ますが、本当は片足の不自由な明るく賢い妹に惹かれて彼女を愛するようになります。
ヒロインの出生にもドラマがあり、結局は絶世の美女の姉も本当に愛する隣国の王子と駆け落ちし最後は大円団。
大掛かりな政治的な背景があって、読み進めながら今後の展開やプロットの深さに期待しましたが、今ひとつ、政治闘争と恋愛軸との間にはハラハラドキドキが欠けていたような印象です。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ美しい姉や妹と違って不器量なヒロインは公爵夫人の話し相手として生活をしている。
ある日公爵夫人の継息子で、"黒の公爵"と噂され悪名高いヒーローが屋敷に帰ってくる。
ヒロインのことを器量ではないという文章が何度もあってなんだか可哀想になってくる。
よくあるロマンスのように恋をしたヒーローの目にだけ美人に映る、というのでもない。
ただヒロインには物怖じしない肝の座った優しさがある。
ヒーローもその心に触れるにつれ、ヒロインのことを愛おしくてたまらなくなっていく。
そしてヒーローの異母弟の魔の手からヒロインを救おうとする。
ただヒロインも守られるだけの女性ではない。
愛するヒー -
Posted by ブクログ
ネタバレ「女伯爵の名誉」ヒーローの弟ジェフリーと「生きかえった花嫁」ヒーローの妹キャサリンの話。
序盤にジェフリーが自分はキャサリンを愛してるんだ!と自覚するけど突然すぎてこっちがびっくり。
お互いに想い合ってるけど二人には色んな障害の壁がある。まずジェフリーの兄、クリスチャン。
このクリスチャンの反対にモヤモヤしてたけどそれは全てキャサリンを守る為だと発覚してくると仕方がないよなぁと。
そんな壁も乗り越えてキャサリンを守ってくれる強いヒーローだったらいいけど今作の場合ヒロインの方が精神的に強かった。
ジェフリーの印象が薄いまま終わってしまった。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレイギリス、ベネツィア、マルタと舞台を移動しながら、幼い頃海賊にさらわれた幼馴染ディコンを捜すキャスリン、しかし力を貸してくれるロレンツォにも惹かれ……なんですが。
ディコンというヒーローの名前、私にはどうも「秘密の花園」のメアリ付女中の弟、動物を友とするディコンの印象が強くて「貴族なのにディコンって愛称使うんだー」と思ってしまったが、後で調べたらリチャード三世が「ディコン・オブ・ヨーク」と呼ばれていたらしいので、まるっきり私の誤解でした。
いろんな人が現れるのといろんな場所に移動すると歴史上の出来事が絡んでめまぐるしく、二人の恋愛はあんまり堪能できなかったような…… -
Posted by ブクログ
ネタバレコミカライズで、ヒロインが熱にうかされて口にする台詞がキャラ設定と合わないような気がして気になったので原作を読んでみた。欠地王ジョン(1199-1216)時代のイギリスを舞台にしたシリーズ中の一作。
ネタバレするとヒロインは監禁レイプ被害者で男を寄せ付けないようにしているが、背中に三本の矢が刺さった傷と痛み止めの薬草で錯乱して犯人に呼びかける(のをヒーローに聞かれてしまう)。
並べて比べたわけじゃないけど、コミックで変態加害者におもねっているように感じた台詞は、原作では気にならなかった。コミックは表情がついているから印象が変わるのかな。
ヒロインが心に秘めていた過去を知ってしまったヒーローが -
Posted by ブクログ
デビーの心の優しさ・強さがコールを助け、救うのですね~。こちらも、ベスト・ヒロイン&ヒーローですね。そして・・・コールの弟バディがとても気になる存在。一家の中では一風変わった存在のバディ。こよなくコンピュータを愛し、食べることが大好きな彼が恋に落ちるのは一体どんな女性なのか・・・とっても気になります~。
内容(「BOOK」データベースより)
地元オクラホマでの親友の結婚式に出席したデビーは新婦の兄コール・ブラウンフィールドに会うなり、運命を感じた。あとを追うようにやってきたカリフォルニアで、運よくブラウンフィールド家に家政婦として雇われる。忙しい日々を送る敏腕刑事のコールをかいがいしく世話す -
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匿名
購入済みなんとなく受け付けない
ミランダが長年に亘って屈辱、苦しみを味わって来たのに対し、エイドリアンは公爵の責任があるといっても愛人を持って楽しくお気楽に過ごしてきている。
エイドリアンは命を失う恐怖によって大切な妻の存在にたまたま気づいただけで大して反省していないし、そうならなければ公爵未亡人に唆されて離婚していただろう(、と自分でも思っている)。
最後にはエイドリアンも気づいてミランダに共に生きてくれるよう懇願しているけど、後から見れば結局ミランダが全てほぼ一人で頑張ったお陰で上手くいったとしか思えないし、エイドリアンがそんなに頑張る価値のある相手には見えない。 -
ネタバレ 購入済み
別れた恋人同士の運命的な再会
かつての婚約間際までいった恋人同士でしたが、ヒーローが黙って去った事でヒロインは深く傷つきました。でも運命の再会でお互いに今でも深く愛し合っている事を確信します。
新しい定められた婚約者がいる立場で、フィーリング優先で、二人には禁じられた忍び合いが多すぎるのではと。。。戦争などで明日死ぬかもしれない危機でもない中で、このお姫様と立派な騎士には良心や理性はないのかしらんと考えてしまいました。
最後は大円団ですが、プロット的には今ひとつ迫力と盛り上がりに欠けていたような印象です。