石川園枝のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
新婚の時は愛し合っていた次男夫婦。家の跡取りとなった事で重圧に夫婦仲は長い間冷めてしまってすれ違いの義務の生活。
ある事件をきっかけに、お互いが相手と対話をしようとするのですが、誤解からお話しはハラハラの展開に。
それぞれの親友が彼らを支えて良い味を出しています。
珍しく結婚生活の再生のお話しですがリズム良く読めました。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ本棚整理中に発掘。独身主義の女嫌いだった伯爵が、友人宅で可愛い姪っ子と戯れるうちに自分の子供が欲しくなって嫁探しすることに……ヒロインは一応貴族らしいけど、両親が事故死して伯爵友人宅に家庭教師として身を寄せていて、いびられたり使用人以上にひどくこき使われてた苦労人。子守をしている姿を見初めた伯爵と結婚するけど、親戚女が性格悪くて結婚式も台無しにされるし、初夜の作法も伯爵に嫌われるよう嫌われるよう嘘八百吹き込まれてたのが可哀想で可哀想で……その分、誤解が解けてからの巻き返しに満足。でも、結局最悪な親戚女は何の罰も受けてないのがちょっとだけ不満だったなぁ。とにかく、最初最悪だと思ってた伯爵がヒロイ
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Posted by ブクログ
“氷の伯爵”の異名をもつ独身主義者のダレンヴィル卿が、年頃の令嬢を集めてパーティーを催し、花嫁を探すと言い出しす。会場の手伝いをすることになった家庭教師タレイア・ロビンソンは、
招待者の条件を漏れ聞いて、伯爵の高慢さに呆れ返るが。その条件をまるで満たさない女性を花嫁に指名。跡継ぎの為だけに、身寄りのない貧しいタリーを妻にするが、タリーは、予想に反して、意志が強く、好奇心旺盛で、イタリアへの新婚旅行を要求したり。タリーに振り回されたあげく、無邪気なタリーを守ってあげたいとまで思う自分にうんざりしたり、すべて計画通りにいかないマグナスは…。氷の伯爵の心をとかすまでの二人の駆け引きを楽しめると思いま -
Posted by ブクログ
なんで積読にしておいたんだろう。もっと早くに読めばよかった!!!!!
浮気性な母親などのせいで女性不信で結婚など考えたことも無かったヒーローが友人の子供を見て自分も子供を持ちたくなる。で、母親に選んだのが面倒見がよいヒロイン。子を産むだけの存在としてヒロインとは距離をおくはずだったのに、ヒロインから愛の言葉やひたむきな目を向けてほしくて仕方がなかったり、不幸な境遇から守ってあげたくてしょうがなくなったりもうメロメロな様子全開(本人自覚なし)。でも、愛を信じていないヒーローは心をガードしてヒロインに冷たくなることもあるので、ヒロインは振り回されちゃう。ヒロインの純真な天然っぷりにヒーローもガンガ -
ネタバレ 購入済み
ヒロインの問題児の妹と、ヒーローの不出来な従兄弟の恋愛・駆け落ち騒動から、出会う二人。
社会的な身分や家の格式の違いもあり、また相手の心を読みすぎて疑念を常に抱いていて、素直になれずに、モジモジしている期間がもどかしいのですが、お互いがやっと勇気を出して愛を言葉で伝えてハッピーエンド。 -
ネタバレ 購入済み
☆3.5かな〜
控えめで自分の身分や立場をわきまえて、頑なにヒーローとの結婚を破棄しようとするヒロインは思いやりのある賢く誠実な女性で好ましい人物像です。
ヒーローの救出劇もサスペンスあって面白い。
ただ最初感じていた好意的なヒロインの心根の良さが、最後の方まで頑固に求愛を拒否していたのはしつこ過ぎるように感じました。謙虚さもやり過ぎると嫌らしく、せっかく爽やかに乗りに乗っていたお話のリズムと二人のスマートな絡み合いが段々減じらてきた印象です。
乗馬や隠れ家や舞踏会の話など、蛇足ではなかったかと。。。
個人的には、なぜ原作の「The Marriage Debt」(婚姻負債?) が「花嫁は絶体絶 -
Posted by ブクログ
いや、これはもう、なんと言っていいか。
超私好みな作品だった。
もうドストライク。
背景も設定も
ヒロインもヒーローも細部に渡るまで
ほうっと(良い意味での)溜息出まくりな作品だった。
いいね。
いいね。
そういう想いがすれ違いしてって所が好き。
お互いにお互いを愛していて護りたいがゆえに...って所がさ!!
いいよね、
アン・アシュリーのヒストリカルも大好きだけど
ヒロインが何と言うか子供っぽいじゃじゃ馬なのが難点なの。
その点、このヒロインは....!!
ふふふ、私はこのヒロイン好きよ。
『5千ポンドもの借金の肩代わりなんてさせられない。』
『命の恩人というだけでこんな借金まみれの -
Posted by ブクログ
思わず手に取ってしまった。
もどかしいほどのすれ違い。
恋を知らないタレイア・ロビンソンと“氷の伯爵”との異名を持つ伯爵の大人の恋物語。
とある事をきっかけに花嫁を得ようとする伯爵は花嫁となるべき人物の条件を提示した。かくして選ばれたのは、その花嫁の条件を全く満たさない、家庭教師のタレイアだった。
一体伯爵は何を考えているのか。
拒否権のないタレイアは結婚を承諾するしかなかった。
意地悪な元雇い主は、まるで身分違いのこの結婚に不満が逢ったようで、タレイアに”花嫁としての”つつしみを教える。
これが二人の間に大きな溝を作ってしまう。
恋を知らないうちに結婚。現代ではあまり考えられないかもしれ -
ネタバレ 購入済み
意地っ張りなヒロインの頑なにヒーローを拒絶する場面が多すぎたような気がします。ヒーローは常に男らしく、愛を勝ち取るのに自信たっぷり。頑固でわがままなヒロインによく耐えた。
サスペンスの内容は意外で興味深かったですが、常にヒロインがしゃしゃり出て、じゃじゃ馬さの方がどの場面でも目立ってしまった印象です。