田中創のレビュー一覧

  • ローマ史再考 なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか

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    コンスタンティノープルはいかにして「首都」となっていったのか――その建設から7世紀までを扱う。

    伝説で語られがちなコンスタンティヌス大帝とコンスタンティノープルの関係だが実態はどうだったのか。キリスト教におけるコンスタンティノープルの地位の上昇はどのような経緯で達成されたのか。宮廷がコンスタンティノープルに固定されたのはなぜか。後世、ローマ帝国の滅亡と呼ばれる476年の出来事の意味は何であったのか。東ローマが長く続いたのはなぜか、などなどその内容は目から鱗。

    「ローマの滅亡」として語られがちな時代を問い直す一冊。

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    2020年09月28日
  • 干物妹!うまるちゃんN

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     逆にコメントに困るくらい良質なノベライズ本である。まさかここまで原作の雰囲気を大切にしながら、身を詰めた良い作品を出してくるとは、ノベライズも侮れないものである。
     内容的には短編集のSと同様に、パラレル的な要素を含んだものである。アイドルとなるあの三人をプロデュースするうまるちゃんや、勇者としてエビナちゃんを救ううまるちゃん、うまるちゃんのために夏コミに突入する切絵に、ゲーム実況生放送をしているシルフィンと、内容の幅広さはあちらと同様だろう。
     それにしても、質の高い小説ばかりだった。どれも話としてのまとまりが良いし、原作のゆっくりとした雰囲気や、どこかとぼけた調子がよく表現されている。どことなく漂う哀愁なども、原作に忠実な点だろう。

     望むべくもないほどの一作だった。文句なしに星五つと評価したい。

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    2015年10月07日
  • 都市伝説解体センター 断篇集 痕

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    あざみと美桜は、どうして友だちになったのだろう。本篇で性格の違う二人を見て、そんなことを思っていた。ゲーム『都市伝説解体センター』のスピンオフである本書は、六人の作家によるアンソロジーだ。中でも今村昌弘の「ムラサキカガミ殺人事件」は、構成の妙で最もよかった。謎めいていた富入の人間性や有能さが浮かび上がり、司書との関係を知ると、本篇での振る舞いにも背景が見えてくる。事件を追う面白さと、人物を知る楽しさがつながる一篇だ。月並きらの「降り注ぐ凶兆」は、都市伝説の使い方や意外な展開が本篇に近く、満足度が高い。日部星花の「容疑者:ガイド」は緩急がうまく、読後のぞくっとする怖さでは一番だった。梨の「N番目の臨時ニュース」は、都市伝説系モキュメンタリーの手法で読ませる。宮本深礼の「囲う絆、祟る器」では、松田が意外とちゃんと仕事をする男だったとわかる。本篇で少しうさんくさかった人物が、ぐっと身近になる。そして田中創の「幽霊の手が繋ぐもの」が、あざみと美桜の出会いを描いてくれる。六篇それぞれの怖さや謎解きを楽しみ、本篇の人物たちを前より少しよく知ることができた。本篇を知っている人にこそ読んでもらいたい。

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    2026年09月20日
  • 都市伝説解体センター 断篇集 痕

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    キャラクターの関係性など本編の補完をするような感じで楽しめます。
    特に1話はギミックもあって面白いです。
    個性的なキャラクターたちをさらに好きになれます。

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    2026年05月13日
  • 都市伝説解体センター 断篇集 痕

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    あざみと美桜ちゃんの話が良かったです。仲良くなるまでの経緯もですが、あざみーがほんと可愛い^^司書さんの話も富入さんとの会話の雰囲気が好きでした。ガイドさんは毎度笑わせてくれますね(笑)

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    2026年05月04日
  • 【推しの子】 ~二人のエチュード~

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    ネタバレ

    とっても面白かったです。その後のかなちゃんとあかねちゃんの話だった✨️

    心に響いた文章
    かなちゃん→アンタの推しの子になってやる。
    あかねちゃん→私の戦いはまだ終わってない。

    2人とも強いなって感じました。

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    2025年06月25日
  • 小説版 刀剣乱舞無双

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    刀剣男士達が置かれた状況が回収されない部分もあったが、元主に対する思いやそれぞれの関係性などイメージそのままで面白かった。

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    2024年04月08日
  • 【推しの子】 ~一番星のスピカ~

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    先月急にハマった推しの子、こちらも面白かった。本編には直接関わってきそうなところは(最後以外)少なめそうに感じたけども、各キャラが深掘りされてて良かった。

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    2023年12月27日
  • 小説版 刀剣乱舞無双

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    ネタバレ

    私が唯一しているゲーム「刀剣乱舞」の無双が発売され、嬉しかったものの操作するのも続けるのも苦手なため、どうしようかと迷っていた。
    ストーリーが凝っているらしく気になっていたところ、小説版の発行を耳にした。
    とても有り難く思う。

    小説版は読みにくい印象があり、楽しめるかどうか不安もあったのだが、とても読みやすかった。

    五部隊編成の刀剣男士たちで物語は進んでいく。
    「強襲調査」という名の任務中、面影という人物と出会う。
    この「強襲調査」とは一体何なのかという謎とともに、面影が抱えていた背景も解き明かされていく。

    「審神者を失い漂流を余儀なくされた本丸」という設定に、不穏な空気を感じていた。
    しかし刀剣男士たちは彼ららしく、思いを一つにして戦っていた。
    かつての主(歴史上の人物)と再会し、心を痛めながらもまっすぐに戦う姿は眩しかった。

    面影と共闘すると決まったとき、信頼に値する人物なのかと揉めていたが、彼らが仲間として結束していく様子は胸が熱くなった。

    面影と「黒の面影」の関係を知ったとき、一番に思い浮かんだのは私の推しのことだった。
    「数振りの刀が集まった存在」故に起きた「欠落」「分裂」は、他人事ではないように思えた。

    物語の最後の場面は、面影が見ている「夢」ということなのだろうか。
    面影はずっと、夢の中で生き続けているのだろうか。
    少し寂しさが残るラストだった。
    読めて良かったと思う。

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    2023年02月01日
  • 小説版 刀剣乱舞無双

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    アクションゲームは苦手だから雰囲気だけでも味わいたくて購入。
    16振りの性格や口癖も取り入れられているし各部隊のエピソードが最後で一つにまとまる構成も良かった。
    細かい事を言わせてもらうと忠興はガラシャのこと玉って呼んでたんじゃないかな?

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    2022年12月12日
  • ローマ史再考 なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか

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    コンスタンティノープルが東ローマの首都として確立されていく過程が論述されている。都市の変遷を、人・宗教・制度など様々な視点から捉える内容が興味深かった。

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    2021年01月05日
  • 干物妹!うまるちゃんN 2

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    ネタバレ

     五人の妹たちが織り成す楽しい高校生活が描かれたノベライズの二巻である。
     この巻では本編で描かれなかった学校生活の様々なイベントが描かれていて、兄たちそっちのけで物語は進んでいる。

     体育祭、学校の七不思議、修学旅行、文化祭と実に学生らしいイベントの類が描かれているが、そこでのエピソードはほのぼの愛らしい類ばかりである。
     個人的には「高校生というより小中学生……?」と思わないでもない面もあったが、そうした純朴さがこの物語の根幹でもあるし、似つかわしいエピソードたちだったとも言えるだろう。
     七不思議に怯える風情や、トラブル続きの修学旅行、本当の意味で全員勢ぞろいとなった文化祭など、彼女らが目一杯青春を過ごすさまは眩しいばかりである。

     最終巻と同時期に発売された、本編を補完するようなノベライズは、ファンにとっては嬉しい内容だっただろう。
     星四つ相当と評価しているが、内容的には本編ファンが読んで十二分に楽しめるものだと思う。

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    2020年01月08日
  • 愛は歴史を救う~わたしの辞書に不可能という文字はないのよ編~

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     なるほど。このテーマで行こうと提案した人も、作者も、関係者全員、頭のネジが外れているのだな。
     ナポレオン、アリストテレス、呂奉先、エジソンの四編からなる、ちょっとエッチな歴史ファンタジーです。あくまで歴史ファンタジーです。
     『才能』を持った美少女偉人たち。そんな彼女たちに干渉する歴史改変によって起こる悲劇を回避するのが目的なのですが。
     なぜか美少女偉人たちと懇ろな関係になってしまうお人よしかつモテ体質の主人公の苦労話でもあります。
     偉人たちとの対話、やり取り、駆け引きなどが、歴史ネタを混ぜながら行われており。主人公が混ざることで結果的に良い方向に向かったり。
     実際のところ、主人公がいなくとも結果的に歴史は修正されるのですが、ハーレム(?)モノらしく、主人公が絡んだ偉人たちが次々と仲間に加わるのも面白いところですね。

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    2017年07月30日
  • ニセコイ ウラバナ 1

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    ネタバレ

    「ニセコイ」小説版。本編からちょっと外れた、短編集。本編のイメージを崩すことなく、軽く楽しく読めた。
    脇役だけど気になる二人、るりちゃんと集のお話が入ってたのが嬉しい。

    小咲ちゃんが猫になっちゃう「ネコミミ」
    にゃんにゃん言っちゃうネコ寺さんをひたすら愛でるお話。本編じゃ出来ないお話だろうなぁと思う。可愛くて好きだな。

    マリーが凄腕のエージェントになってヤクザと対峙する「スゴウデ」
    見た目は完璧、中身は…のマリーに振り回される千棘が見もの。マリー最強でした。

    るりちゃんと集がクリスマスデート?!「カップル」
    ついにカップル誕生かーと思わせておいて、中身はコメディという安定感。

    大正浪漫な舞踏会に向けたドタバタ劇の「ハイカラ」メインキャラてんこ盛りのワイガヤを楽しむ小話。

    凝った内容ではないけれど、ほんっとうに軽く楽しめるお話たちでした。

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    2014年08月02日
  • 劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影

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    ネタバレ

    映画は見ていないのですが、なんとなく子供向けな話だと思いました。

    敵キャラで元旅団のオモカゲさんがしょぼいというか・・・なんかすごく小物臭がしました。
    セリフの書き方も違和感を感じました。

    クラピカとパイロのくだりはいい話でしたので、星4つです。

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    2013年03月08日
  • 都市伝説解体センター 断篇集 痕

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    梨さんの作品は残念ながら個人的には面白く感じなかったですが、その他の作品は大変面白く、ゲーム内の世界を感じ取れて楽しく読めました。

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    2026年09月23日
  • 小説版 刀剣乱舞無双

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    ネタバレ

    積んでた無双のノベライズ。
    無双なのでアクションシーンの描写が多かった。
    ゲームでは遊ぶ方に主軸をおいてたので、偽史の内容斜め読みしてました。今回そこが補填された感じで、私は読んでよかったなと思いました。
    多分ゲームでも言ってたと思うんですが、男士たちの最後の言葉、主に向けて言ってくれてる刀もいたので、うるっときちゃいました。

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    2026年07月25日
  • 都市伝説解体センター 断篇集 痕

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    ネタバレ

    全て面白かったのだが、特に第1話の「N番目の臨時ニュース」が1番好きだった。
    ゲーム本編が、物語上でおこる怪異は全て説明がつく現象だがそれはそれとして不可思議な存在はいる、というスタンスだったので第1話のギミックはそれに則っているようで良かった。
    あざみと美桜が仲良くなった経緯や司書さんの前日譚が知れて良かった。こう言ったこともスピンオフの醍醐味だよなと思う。

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    2026年07月03日
  • 都市伝説解体センター 断篇集 痕

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    うーん。
    都市伝説をからめた短編集。
    1話目はまあまあ、夜中にテレビから流れる不穏な臨時ニュースをモチーフにした話で割と面白かったが、それ以外は、微妙だったなー。

    中高生向けなのか、ストーリーやトリックやオチなどがすこし、単純に感じられてしまった。

    もしかしたら、読み込み不足で
    理解できてないだけの可能性もありけり。

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    2026年06月05日
  • 都市伝説解体センター 断篇集 痕

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    ネタバレ

    ガイドさんの不憫さが好きだなあって思った。
    毎回うまくいかないガイドさんが好きです。
    第3話と第4話のテイストが好き。
    4話のあざみーかわいい。

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    2026年05月10日