あらすじ
西暦2205年。歴史改変を目論む「歴史修正主義者」によって過去への攻撃が始まった。時の政府は、それを阻止するため「審神者(さにわ)」なる者を歴史の守りとした。審神者によって励起される付喪神「刀剣男士」。彼らは時を遡り、時間遡行軍を討つべく戦いを繰り広げていた。そんな中、彼らが暮らす「本丸」が時間遡行軍の襲撃を受けてしまう。彼らは激しい攻防の末、時間遡行軍に打ち勝つも、仲間そして審神者を失い漂流を余儀なくされてしまった。時は経ち、時の政府から残った十五振りの刀剣男士のもとに、「強襲調査」という名の任務がもたらされる。彼らは最後の希望を胸に、戦乱の地へと乗り出していく。織田信長、伊達政宗、石田三成など、かつての主との再会、そして謎の人物との新たな出会い……。この任務の果てに彼らを待ち受けるものとは――!? 大人気アクションゲームソフト『刀剣乱舞無双』初の公式小説! 『刀剣乱舞無双』のストーリーに基づき小説化。本書オリジナルストーリーも収録。
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Posted by ブクログ
私が唯一しているゲーム「刀剣乱舞」の無双が発売され、嬉しかったものの操作するのも続けるのも苦手なため、どうしようかと迷っていた。
ストーリーが凝っているらしく気になっていたところ、小説版の発行を耳にした。
とても有り難く思う。
小説版は読みにくい印象があり、楽しめるかどうか不安もあったのだが、とても読みやすかった。
五部隊編成の刀剣男士たちで物語は進んでいく。
「強襲調査」という名の任務中、面影という人物と出会う。
この「強襲調査」とは一体何なのかという謎とともに、面影が抱えていた背景も解き明かされていく。
「審神者を失い漂流を余儀なくされた本丸」という設定に、不穏な空気を感じていた。
しかし刀剣男士たちは彼ららしく、思いを一つにして戦っていた。
かつての主(歴史上の人物)と再会し、心を痛めながらもまっすぐに戦う姿は眩しかった。
面影と共闘すると決まったとき、信頼に値する人物なのかと揉めていたが、彼らが仲間として結束していく様子は胸が熱くなった。
面影と「黒の面影」の関係を知ったとき、一番に思い浮かんだのは私の推しのことだった。
「数振りの刀が集まった存在」故に起きた「欠落」「分裂」は、他人事ではないように思えた。
物語の最後の場面は、面影が見ている「夢」ということなのだろうか。
面影はずっと、夢の中で生き続けているのだろうか。
少し寂しさが残るラストだった。
読めて良かったと思う。
Posted by ブクログ
アクションゲームは苦手だから雰囲気だけでも味わいたくて購入。
16振りの性格や口癖も取り入れられているし各部隊のエピソードが最後で一つにまとまる構成も良かった。
細かい事を言わせてもらうと忠興はガラシャのこと玉って呼んでたんじゃないかな?