安永知澄のレビュー一覧

  • シンデレラとガラスの天井 フェミニズムの童話集

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    超最高!本当にスカッとした。
    おとぎ話ってよく考えてみれば家父長制が染み付いていて問題だらけ。悪役は大抵「醜い独身女性」で女vs女の構図ばかり。主人公は王子様から「選ばれ」、「結婚ができて」幸せになる。おとぎ話には主体的な女性はもちろん、アジア人も黒人もヒスパニックも性的マイノリティの人々も出てこない。こういった作品を男たちが書いてきたのだからゾッとする。
    自由で独立していて行動する女性たち。笑ったし勇気を貰った。挿絵を描いて絵本にしたいし、演劇にもしたい。授業でディスカッションのテーマとして使えそうだ。とにかくみんなにおすすめしたい。

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    2024年10月05日
  • やさしいからだ 3

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    安永知澄さんの『やさしいからだ』を(1)~(3)まで、読んできましたが。どの作品も本当に素晴らしくて惚れ惚れします。 この巻では・・・ ”野田菊”編には、涙しましたよ。

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    2019年07月09日
  • やさしいからだ 2

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    (1)に続き・・今回の(2)も読んでみた。 徐々にディープな世界観になっていくのがイイネイイネ!! 特に"角沢栄一"編とかGood!!

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    2019年07月09日
  • やさしいからだ 1

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    安永知澄さんの作品『やさしいからだ(2004)』の(1)を読んでみた。 安永知澄さんの作品は、「ステップ・バイ・ステップ上、下(2009)」以来・・  今回も最&高!の作品だなー。 どの話も心に沁みたりますが・・・ 強いて・・・挙げるならば・・・ラストの”安倍秋緒”の話がGood!! (2)も楽しみだぜ!!

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    2019年07月09日
  • ステップ・バイ・ステップ 下

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    ステップ・バイ・ステップ 下(2009)もかなり良かった。 この作品でよかったのは・・・”誕生日”と”花に贈る”と”ゆうえんちからの帰り道”と”沢をのぼる”がGood!! そして、カネコアツシ氏との特別対談も凄く読み応えがある。

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    2019年06月24日
  • ステップ・バイ・ステップ 上

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    やっぱ・・ 安永知澄さんの作品が大好きだ。初めて、読んで良かったストーリーは・・・ ”ゆうえんちからの帰り道”と”言葉は私達を分断し続ける。彼らが話し始めた時、人と彼らの蜜月時代は終わったのだ。”がGood!! 下巻?も楽しみだ。

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    2019年06月24日
  • あけぼのソックス

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    「黒レース白レース」
    「青い満ち潮だった」
    私が気持ちよかったときに
    彼は気持ちよかったかな
    喜びをもって高めあっていけたかな
    ……彼が気持ちいいときに
    私は早く終われと思うときがよくあった
    でも
    そういうのを押し流す瞬間が
    確かにあった
    たくさんあった
    彼といると
    三ヶ月に一度
    おなかがよじれるほど笑えたよ
    (そして仲二階から降りてくるピアノの先生と、光と、天窓)
    「桃色の手」
    母は今日もまたどんどん
    神秘から遠ざかっていくようだけど
    戸惑うけど
    嬉しいです
    「黄金薄明」
    私の一生は誰とも交差しないぞ

    などなど。
    「やさしいからだ」のピアノの先

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    2016年07月14日
  • あのころ、白く溶けてく 安永知澄短編集

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    やはり、この人のかもし出す雰囲気は異常。
    なにが異常で異様なのかはわからないが、ものすごく引き込まれる中毒性。

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    2016年07月13日
  • わたしたちの好きなもの

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    原作者自らの手による解題の中に「おっさん達が若い娘をもてあそんでる!!」とあったので、どれどれ、と思って生年を見てみた。

    作画/安永知澄(1979年生まれ)
    原作/「わたしたちの好きなもの」河井克夫(1969年生まれ)
       「ちぬちぬとふる」「カノン」上野顕太郎(1963年生まれ)
       「なぎ」しりあがり寿(1958年生まれ)

    まさにそういう短編集。
    異なる3人の物語を、1人のフィルターを通してから顕現させるっていう試み。赤・青・黄色の3つの円があって、それが全部重なってるところが白で、その白こそが「安永知澄」にしてこの本の表紙の色、みたいな。そんな恥ずかしい比喩を用いたくなるような、

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    2014年02月27日
  • 赤パン先生! 2

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    絵そのものは少し野暮ったく、内容にも派手さがない感じがあるものの、その分、登場人物の喜怒哀楽、葛藤が読み手に伝わってくる
    安定感のある人気を得るんじゃないか、と私は思う
    多分、目の肥えた大人の読み手なら、この作品の良い点をたくさん挙げられるんだろうが、若輩者の私にはこれが精一杯
    ただ、作品全体から、『夏』を確かに感じられた

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    2012年12月22日
  • やさしいからだ 3

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    むかし、先輩に読んでと言われて酔っぱらったまま読んで何か違和感を感じながらそのままにしていた本に、偶然再会。

    先輩がおすすめしていただけあって、この微妙な空気感はすごい。
    人の人との関わり方の繊細なところをうまく描いている。

    表現の角度がいろいろあって、きっちりと物事は合わさらないできれいには飲み込めないけれど、これがリアルだよなーって感じる。

    痛いけど、人と触れ合うことができないってことは薄っぺらい。
    痛いけど、人と触れ合うことはこういうことだって感じる。


    いいかんじのぎこちなさ。

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    2011年01月13日
  • わたしたちの好きなもの

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    河井克夫、上野顕太郎、しりあがり寿の原作を安永知澄が作画した漫画。3人とも個性強すぎ。絵がシリアスでギャップに笑える。感動?ありギャグありの何でもありの漫画。

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    2009年10月08日
  • わたしたちの好きなもの

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    さすが安永知澄。ぜんぜん意味不明。超たのしかった。そして絵が素晴らしい。
    相撲取りの「デブだ!」の話が最高だった。

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    2009年10月04日
  • やさしいからだ 3

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    最終話が素晴らしすぎる。この最終話に出会うために3冊読んだ、という感じ。わたしはこれからずっと触れることは痛みを伴うことと思い続けるだろうから、影響を受けすぎたんだなぁと思うくらいよかった。

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    2009年10月04日
  • あのころ、白く溶けてく 安永知澄短編集

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    伝えたいことは形にしなくちゃ伝わらない。
    そう思うのは、単に俺が凡人だからなのかなぁ・・・

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    2009年10月07日
  • わたしたちの好きなもの

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    安永知澄さんが描く漫画は「あのころ、白く溶けてく―安永知澄短編集 (2004)」と参加している「女神たちと(2015)」を読んだ以来でした。 この『わたしたちの好きなもの(2007)』は、「さよならもいわずに(2010) 」を読んで、大好きな漫画家の上野顕太郎 氏とコラボをしていて、ずっと読みたかったんですよ。 その作品、”ちぬちぬとふる”は、爆笑(笑) そして、”カノン”は感動。 そして、しりあがり寿氏とのコラボの”なぎや”河井克夫氏とのコラボの”わたしたちの好きなもの”などの独特な世界観大好きなんだよなー。 

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    2019年06月11日
  • 女神たちと

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    普段読まないジャンルの漫画もありましたが、面白く読めた良かった。 こないだレビューした、安永知澄さんが参加してるので、気になっていた作品でもあります。

    特に良かったのは・・・
    やまじえびねさんが作画した”サンクチュアリ”です!!

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    2019年05月16日
  • あのころ、白く溶けてく 安永知澄短編集

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    前、読んだ漫画を
    もう一度、読み直してみる巻 Vol.13

    安永知澄氏が描く、人々の描写が好き。

    「お気に入りストーリー」”くそがき”と”脱皮”と”まる。-前編、後編-”です!!

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    2019年05月12日
  • やさしいからだ 1

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    1巻2巻は結構昔に読んだのだが、大きくつながっているわけではない。
    登場人物がそこはかとなくリンクするだけの、実質短編集。

    あとがきにも描かれているように、他者とかかわるときの喜びと苦しみを、いろいろな立場から描いている。
    群像というべきかも。
    なおかつ、SFでありホラーでもある。
    他者というものを考えつめると、不思議で恐ろしいものになる。
    いい作品集。

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    2016年07月13日
  • 赤パン先生! 2

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    ほんとうの大人のシーン。に、おける、気づき。
    そうだそうだ、こういう気づきはこの作者じゃないと描けないんだよ!
    とひとり興奮する一夜。

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    2012年11月27日