【感想・ネタバレ】シンデレラとガラスの天井 フェミニズムの童話集のレビュー

あらすじ

意識を失ってる女性にキスするなんて、ぞっとする。
お金持ちになる方法は、王子との結婚だけじゃない。

米国女性コメディ作家が語り直した、陽気で爽やかな現代のおとぎ話。

【本書で再話される物語】
人魚姫/眠り姫/白雪姫/シンデレラ/赤ずきん/ラプンツェル/ピーターパン
/美女と野獣/親指姫ほか

「なぜ長い間、男たちに女性の物語を書かせてきたのか? 彼らは私たちを塔に閉じ込めたり、家を掃除させたり、とても眠くさせたりしたのです。この本は遂にそれを正した!」
――ローレン・アダムス(女優)

「ウィットに富んだ、今求められているおとぎ話のリブートだ。私たちがこれまで子供たちに何を教えてきたのか、考えさせられる」
――ジョー・ファイアストン(コメディアン)

「グリム兄弟もローラ・レーンとエレン・ホーンにはかなわない」
――ジェニファー・ライト(作家)

「時代は変わりました。物語も変わるべきでしょう」
――著者まえがきより

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Posted by ブクログ

超最高!本当にスカッとした。
おとぎ話ってよく考えてみれば家父長制が染み付いていて問題だらけ。悪役は大抵「醜い独身女性」で女vs女の構図ばかり。主人公は王子様から「選ばれ」、「結婚ができて」幸せになる。おとぎ話には主体的な女性はもちろん、アジア人も黒人もヒスパニックも性的マイノリティの人々も出てこない。こういった作品を男たちが書いてきたのだからゾッとする。
自由で独立していて行動する女性たち。笑ったし勇気を貰った。挿絵を描いて絵本にしたいし、演劇にもしたい。授業でディスカッションのテーマとして使えそうだ。とにかくみんなにおすすめしたい。

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2024年10月05日

Posted by ブクログ

意識を失ってる女性にキスするなんて、ぞっとする。お金持ちになる方法は、王子との結婚だけじゃない。米国女性コメディ作家が語り直した、陽気で爽やかな現代のおとぎ話。
【本書で再話される物語】
人魚姫/眠り姫/白雪姫/シンデレラ/赤ずきん/ラプンツェル/ピーターパン/美女と野獣/親指姫ほか

時代の変化に合わせて物語も変わるべきだという筆者によって新しく生まれ変わったおとぎ話。子供の頃読んだときは特に何も感じなかったけれど、確かになんでこう、女の子は王子様とくっついてハッピーエンドの1パターンなんだろう。最初の話からかなりパンチが効いていて呆気にとられたりしつつ、やっぱり最高なのは独身を貫く親指姫の話。うわーめちゃ分かる!と個人的には自分の感情を代弁してくれたようですっきりした。そう、なぜ結婚しないという選択肢の理由をいちいち説明しなくちゃならないの?そうしたいからという理由で他の選択はいくらでも認めるくせに。はらだ有彩さんの『日本のヤバい女の子』が好きな人は楽しく読めそう。

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2021年09月22日

Posted by ブクログ

白雪姫や眠り姫に勝手にキスするのはどうなんだ的なことは聞いたことあったが、フェミニズムってこういうことなの?ラプンツェルの毛には引いた…。美女と野獣は確かにそうかも。

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2021年08月26日

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