石角完爾のレビュー一覧
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イスラエルの10%は、公教育を受けず、タルムードと聖書を勉強する。アメリカのホームスクール、なども公教育ではない。
ユダヤ人は食道楽をしない。
人を褒める=少なくとも褒められた人を幸せにできる。
感情のダイエット=許す、忘れないことも許す、
幸福感はしゃべるより聞くこと。
何事も始めるのに今より遅いことはない。
他人との比較、が幸福の尺度にない。
幸せは他人の犠牲ではなく、自分の犠牲の上に成り立つ。自分が犠牲を払うからこそ幸せになる。
戒律の厳守、単調な繰り返し、規則の遵守こそがイノベーションを育てる。
ユダヤ人は、年を取って動けなくなってもシナゴーグに通いたがる=死ぬ瞬間まで元気でいられる -
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想像していた以上に、ユダヤ教のことをしっかり伝えてくれる書籍。もちろん著者が改宗された石角さんであることは分かっていて購入したが、こんなアプローチの本だったことは意表を突かれた感じ。個人的にはこれまで色々読み漁ったユダヤに関する書籍と重なる部分もあったものの、経済的成功の手立てとしての解説がつけられたものは初めて。成功への道筋とは言ったものの、巷に溢れるその手の自己啓発、ノウハウ本とは全く違って、純粋にユダヤ教、その本質について書かれたものであり、経済的成功というフィルターを使って話を進めたに過ぎない書籍。おそらく、ここに書かれている事がユダヤの核心だと思う分、生半可な考えで、エッセンスだけを
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ユダヤ教徒の試験を受けてユダヤ人になり、米国認定国際コンサルタントでスウエーデン在住の著者による日本人論。
日本国内では、日本のこんなすごいところ、匠の技、おもてなしなど耳に心地いい話題をマスコミは電波や活字で流しているが、必ずしも日本がよい評価を得ているわけではない。だからと言って日本はこんなにいけませんと言う自虐史観もよくない。
一昔前、あの豊洲問題ですっかり雲隠れしている「暴走老人」が盛田昭夫と書いた『「NO」と言える日本』がベストセラーになった。しかし、ノーと言うだけではただの駄々っ子できちんと理由を言わないと大人として扱ってもらえない。
サービスと言えば、き -
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書いてある内容はよくある破綻ものと同じで、特に驚くを感じるものではありませんでした。今の世界列強各国の経済は低迷する民間の借金に代えて、政府借金によって成長を維持しようとしているだけでいずれ破綻(ファイナルクラッシュ)がやってくるとのことでした。
金融緩和も小手先の技に過ぎず、結論からいうと好景気の際に備えをしていなかったツケを今世界各国が払わせようとしている。アメリカ・ユ-ロ・日本・中国順番の違いはあるかもしれないが、列強各国はいずれにせよ破綻を迎えるとのことでした。
ただ他の本と違うのは、不安をあおるだけでなく現在の消費主体(借金・消費)の経済が終わった後は、倹約・貯蓄の価値観が再び見 -
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ほとんどの内容が自分にあてはまっていて、読んでいる最中に嫌になった。
かなり辛辣な言葉があり、時々カチンときました。
●ハウツー本が書店にズラリ。他国で書店にこれだけハウツー本が並ぶ事はない。何をするにしてもハウツー頼り。日本人は自分の頭で考えることが苦手。
自分で考える事が苦手なので大多数の意見に流されやすい。
そして政治も教育も他人まかせ。そのツケが今まわってきている。
●日本は何でもありの多神教。世界では一神教の国がほとんど。
少なくとも日本は宗教に関しては異例であることを知っているべき。ほんとにそうなのか?
●いわゆる空気を読む、気持ちを察するためにイエスかノーかはっきり言わない。そ -
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ネタバレ世界恐慌は必ず起こる。そしてその引き金を引くのは日本経済かもしれない。
日本政府の負債は、今やGDPの200%を超えており、東日本大震災の復興予算を執行すると235%になるといわれている(アメリカでも90%程度)。
政府の歳出が税収の2倍を上回っている国が長続きするはずがないと筆者は言っている。
読んでいると、日本の経済が本当にやばいことを、再認識させられる。
親の世代からの間違った政治、政策が次の世界に残した負の遺産は大きい。
日本は、国民の貯金残高も多く、自国で借金しているんだから問題ないという話を聞いたりするが、筆者によればそれも良くないらしい。要は国際経済から完全に切り離される可 -
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作者は日本人だったがユダヤ教に改宗しており、日本とユダヤの比較が多い
おじいちゃんの日本ディスや偏った日本観があちこちにちりばめられていて読むのに苦労する
弁護士として極端な日本人とばかり関わってきたのかな、と慮ったりしてみたが、日本をディスる際に出してくるデータがどこ情報よって感じ
後半にようやく建設的な意見を述べてくれる
タルムード自体は「なるほどな」という話と「何言ってんだ?」が半々くらい
ノーペイン・ノーゲイン
好況の後には不況が必ず来る
お金を借りた者を惨めに扱うなかれ
土地は神が与えたもうもの
小さな儲けにとどめよ、最小リスクで最適効果の積み重ね
財産を見せびらかすと身を滅ぼす
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Posted by ブクログ
ネタバレグローバルな大企業の重役に就いたり、お金持ちだったりで有名なユダヤ人がなぜ成功してるのか?を解説した本。作者がユダヤ人なので、経験に基づいた無いようで分かりやすく興味深かった。
日本人は他者と自分との比較でばかり自己評価をするのはよくないと思う。だからこそ、自分軸で生きるのが大事だし、人をあげつらうより、褒める数が大事という一文が心に響いた。
日本企業と仕事をしているとなんでこんな面倒なことが多いんだろう?と思うことが多いけど、他人に譲るとか、謙遜する国民性は仕事以外の国民性としては良いなと思う部分もある。
日本人としての良さを失わないようにしながら、変化に強いパーソナリティを作っていく