石角完爾のレビュー一覧
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世界で最も多くの成功者を輩出しているユダヤ人。
その成功の秘密が「タルムード」にあったーーー。
読んでいて、思わず手が止まるような衝撃の連続だった。
たとえば――
「小さな儲けにとどめよ」
「好況のあとには不況が必ず来る」
「小さな苦労・小さな我慢を体験させる」
これらの教えは、すべて物語とセットで語られ、子どもにも理解しやすく、心に深く残る。
また、ユダヤ人家庭での読み聞かせの仕方にも驚かされた。
登場人物の行動について「なぜそうしたのか?」「ほかにどんな選択肢があったか?」と、常に子どもに問いかけながら進める。
正解をすぐに教えるのではなく、子どもの意見をじっくり聞き、考える力を養っ -
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本書は、ユダヤ人の知恵の源とされる「タルムード」に基づいた考え方を、日本人にも理解しやすい形で解説している一冊です。単なる考え方の紹介にとどまらず、日常生活やビジネスにどのように応用できるのかまで具体的に述べられている点が特徴的です。
読んでいて特に印象に残ったのは、以下の3点です。
①p.176「(不幸の偏在性については)神のすることはわからない、と考えるのである。」
正しい行いをしていたからと言って必ず報われるということはなく、どうしても人間の不幸や不運が偏在することはあります。ユダヤ教では、そうした不幸の偏在性について、人の理解を超えた神という存在が、人間には理解できない理由によって -
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作者男性は、50歳を過ぎてから
ユダヤ教に改宗した日本人。
なんでまたぁ~?
と思いながらも読んでみたら、
深い内容に胸を打たれました。
ユダヤ人といえば
ドイツのナチスに迫害された民族
というイメージが強いけど、
もっとはるか昔から迫害、虐殺を
され続けた辛い歴史を持つ。
ユダヤ人は、
とっくに消えていてもおかしくなかった。
でも生き延びてきたのは、
困難を乗り越えるための哲学が
深くユダヤ人たちに根付いているから。
この命を、あきらめない。
そんな哲学を
この本の中でわかりやすく
説明しています♪
ユダヤ人は、教育に熱心だそう。
それは、
教育や知恵は財産という考え方だから -
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これを、私の人生のバイブルにしよう。
今まで考えていたお金の価値観お金に対する考え方が変わった。
日本でいうお金に対する昔からあることわざによるお金に対してのネガティヴなイメージ
例えばお金の切れ目は縁の切れ目とか。
だけど、ユダヤはポジディブイメージ。
【お金は幸せにする鍵】
これが、この本での好きな言葉。
今までの私は貯金とか、節約!
って感じだったけど自己投資をして自分の選択肢を増やすって言う考えがいいなって思った!
例えばセミナーで技術高めたり本を読んで知識増やす、映画を見て疑似体験をして感性磨く。
自己投資したことで知らなかったことを知れるし、誰にも経験していないことを経験できる。
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メモ
「全ては、あくまで自助努力」
他力本願。都合の良い神頼み。これらは破滅の一途を辿る。全ては、自分自身がどこまでベストを尽くせるか。努力に際限はないが、成功と失敗を、神と他人に委ねるな。
人脈作りは大事だが、それも自分の能力の底上げと、その相手の幸福のため。
「漸進主義」
小さな事から、建設的に前に進んでいく事を重要視する思想。
「舌の先に幸せがある」
黙っていては、何も伝わらず幸せは逃げていく。言葉は人間の革命的な発明であり、言葉なくして、要求を伝えることは不可能。それがどれだけ親しい中でも。、
「Noとbecauseはセットで言え」
ノーと言うなら、必ず納得できる理由を添えろ。思 -
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自分自身のの勉強のためというよりも子供の教育のためにタルムードを知りたくて読んでみた。世の中の原理原則が物語になっていて理解しやすかった。
「ノーペインノーゲイン」「適正なリスク計算」「幸せは今ここにある」「失敗から学ぶ」「教育とは教育することを教育すること」などなど
子供の教育にこの物語は活用していきたい。物語を聞かせるだけではなく子供に考えさせるのも重要。
タルムードの物語だけでなくユダヤ的教育方法も学ぶことができてよかった。
この本では日本人はユダヤ人と比較されてかなり悪く書かれているけれども、それはスルーしてもいいかなと思った。言っていることはわかるけど日本人と一括りにされたってい -
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いくつもの苦難を乗り越えてきたユダヤ人が語り継いできた知恵・教訓を、子供にも分かりやすい物語と著者の解説によって学ぶことができる。
これからの乱世を生き抜くために、意識していこうと思った事。
・普段から自分の頭でもっと深く考えること
・様々な視点(別の次元)から考えること
・その指針となる考え(=ウィズダム)を得るためにかかる相応の対価をしっかり払うこと ※本を購入するお金、読む時間、勉強時間など
・勇気を持って自分の意見を述べること
・目に見えないけれど自分を生かしてくれている存在に感謝すること
ピンチの時に狼狽えるのではなく、ピンチをチャンスに変えられる人になりたい。 -
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「金」に匹敵する世界共通の基準を作るということは、莫大な利益と利便性を世界の経済活動にもたらすと共に、国の都合で貨幣政策を柔軟に行えなくなる等の不都合も生じる。
普通に考えて、各国協議では仕組みやルールは簡単に決まるとは思えない。
しかしユーザー側から、インターネットによる電子マネーの利便さ、複雑な暗号化で担保される安全性で急速に普及するかもしれない。
でも仕掛け人がアメリカで、唯一暗号を解ける技術を持っているとすると、電子マネーの移動を格段に把握しやすくなるので、他国の経済や、テロ・犯罪活動をコントロールする強大な力を手に入れることになる。
なんて疑いすぎかな・・・ -
Posted by ブクログ
久しぶりのユダヤ本。ユダヤ教に改宗した著者だけに、見事な切り口でユダヤのエッセンスが伝わって来る良い本でした。10年近く前に読んだ、もう一人のユダヤ教徒、アンドリュー・J・サターさんの「ユダヤ人の頭の中」以来の衝撃のある内容。
「ユダヤ人は何故賢いのか?」「なぜノーベル賞を獲得する人材を多く輩出するのか?」その極意を知れば、きっと自分の役に立つだろうと考えて、ユダヤ関係の本を読みあさって十数年。”待てば海路の日和あり”ではないけれど、求めていた答えがこの石角さんの本。
流石ユダヤの知恵のなせる技。ユダヤ式の学習方法を、「『なぜ』の視点」「原点主義」「分類主義」と3つの原則で紐解いて見せてくれる -
Posted by ブクログ
どうも最近、頭の中身が硬くなってきた、「この道しかない」と言うように柔軟に物事を考えることが出来なくない思考停止しているとお悩みの方へ。頭の中身をほぐす頭の体操の1つの手段として今回の本をお勧めします。
著者は、弁護士であると同時に、試験を受けてユダヤ教に改宗してユダヤ人になったと言う珍しい経歴。
「今、日本人が身に付けるべき思考力とは?」で問いかけていることがある。それは、質問をすること。ただ疑問も持つことなく黒板に書かれたことを暗記するではなく、それはなぜそうなのかと考える力を養うこと。
「当たり前」と言う思考停止状態に陥っていないかでは、当たり前の怖さについて指摘している。