石角完爾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界で最も多くの成功者を輩出しているユダヤ人。
その成功の秘密が「タルムード」にあったーーー。
読んでいて、思わず手が止まるような衝撃の連続だった。
たとえば――
「小さな儲けにとどめよ」
「好況のあとには不況が必ず来る」
「小さな苦労・小さな我慢を体験させる」
これらの教えは、すべて物語とセットで語られ、子どもにも理解しやすく、心に深く残る。
また、ユダヤ人家庭での読み聞かせの仕方にも驚かされた。
登場人物の行動について「なぜそうしたのか?」「ほかにどんな選択肢があったか?」と、常に子どもに問いかけながら進める。
正解をすぐに教えるのではなく、子どもの意見をじっくり聞き、考える力を養っていくスタイル。
中でも心に残ったのは、
「ユダヤの母親が子どもに多く掛ける言葉は『WHY』である」
という一節。
これからの子育てにおいて、私自身も子どもにたくさん「なぜ?」を問いかけ、思考力を育てていきたいと強く思った。
成功のエッセンスが詰まった本書は、社会人としても多くの学びがあるが、子育て中の親にこそ読んでほしい一冊。
教育とは何か、考えるとはどういうことか、成功するためにはどうすればいいのか、大きなヒントがもらえる一冊。 -
Posted by ブクログ
本書は、ユダヤ人の知恵の源とされる「タルムード」に基づいた考え方を、日本人にも理解しやすい形で解説している一冊です。単なる考え方の紹介にとどまらず、日常生活やビジネスにどのように応用できるのかまで具体的に述べられている点が特徴的です。
読んでいて特に印象に残ったのは、以下の3点です。
①p.176「(不幸の偏在性については)神のすることはわからない、と考えるのである。」
正しい行いをしていたからと言って必ず報われるということはなく、どうしても人間の不幸や不運が偏在することはあります。ユダヤ教では、そうした不幸の偏在性について、人の理解を超えた神という存在が、人間には理解できない理由によって起こしたものだと考えるようです。例えば、本書では「神はなぜ大震災を起こされたのだろうか? 迫り来るもっと大きな巨大災害、巨大震災に備えよと人々に警告されているのではないか。」という例が挙げられています。
②p.189「人間の思考が停止しているだけなのに神という語を使うことは、神を知らない人間の愚かさだ。」
日本では、「原発安全"神話"」という言い回しのように、安易に「神」という言葉が使われています。そして、かつての福島原発事故では、「想定外」という言葉が頻繁に使われました。これは、日本人が思考を停止し、考えることを放棄した結果だと受け取ることもできます。震災の多い日本では、「想定外」まで想定することが重要であるのは、考えてみれば当然のことです。本書の内容は、思考を停止してしまっていた私たちに対する警鐘として受け取ることができました。
③p.229「ユダヤの母親が一番多く子供に投げかける言葉は"WHY"という質問である。日本の母親が一番多く子どもに投げかける言葉は"ダメ"という断言である。」
こうして、ユダヤ人の子どもは考える習慣が身に付き、日本人の子どもは考えない習慣が身に付くのだそうです。幼少期からの教育の違いが、思考力や主体性の差につながることを示唆していると感じました。
以上をはじめとした、ユダヤ教の成熟した宗教観が、信者らの精神的な成熟を促している点が印象的でした。神の存在を前提とした世界観の中で、人々が困難をどう受け止め、乗り越えようとするのかが語られており、無宗教者の多い日本人にとっては非常に興味深い視点が得られると思います。
一方で、本書にはやや偏った視点も感じられました。ユダヤの考え方を先進的なものとする一方で、日本文化にはそれが不足しているという筆者の論調には、やや不快感を覚えました。文化や価値観にはそれぞれ長所と短所があり、一方的に優劣をつけるものではないと考えます。日本人の視点から見ると非常に厳しいものに感じられる、ツェダカや戒律などは、いまひとつ共感しにくい部分もありました。
とはいえ、本書には人生哲学として参考になる考え方が多く含まれており、今後の思考の指針として役立つ一冊でした。自分の価値観を広げるという意味でも、読む価値のある本だと感じました。 -
Posted by ブクログ
作者男性は、50歳を過ぎてから
ユダヤ教に改宗した日本人。
なんでまたぁ~?
と思いながらも読んでみたら、
深い内容に胸を打たれました。
ユダヤ人といえば
ドイツのナチスに迫害された民族
というイメージが強いけど、
もっとはるか昔から迫害、虐殺を
され続けた辛い歴史を持つ。
ユダヤ人は、
とっくに消えていてもおかしくなかった。
でも生き延びてきたのは、
困難を乗り越えるための哲学が
深くユダヤ人たちに根付いているから。
この命を、あきらめない。
そんな哲学を
この本の中でわかりやすく
説明しています♪
ユダヤ人は、教育に熱心だそう。
それは、
教育や知恵は財産という考え方だから。
迫害の危険で、目に見える財産は
奪われるかもしれない。
だからこそ教育に力を入れる。
日本人の母が一番子供に言う言葉は
『ダメ』という断言。
考えないぐせがついてしまう。
うっ···その通りですぅ···
猛省している日本人母が
ここにひとりいます···
ユダヤの母が子供に
一番多く投げる言葉は、
『why?』
まずは行動させて、
なぜそうしたの?と質問。
子供が自分で答えを見出すまで、
親は答えを教えない。
どうしたらリスクを最小限にするか
子供自身で考え、工夫していく。
考える力は、生き延びる力。
小さい頃からこんなふうに育てたら
どんな大人になるんだろう。
家庭での教育について、
いい学びを得ることができました☆
また、
本書の最後、
人生を楽しむための実行集を紹介。
ここのページに凝縮されている内容、
グッときて涙出ました。 -
Posted by ブクログ
これを、私の人生のバイブルにしよう。
今まで考えていたお金の価値観お金に対する考え方が変わった。
日本でいうお金に対する昔からあることわざによるお金に対してのネガティヴなイメージ
例えばお金の切れ目は縁の切れ目とか。
だけど、ユダヤはポジディブイメージ。
【お金は幸せにする鍵】
これが、この本での好きな言葉。
今までの私は貯金とか、節約!
って感じだったけど自己投資をして自分の選択肢を増やすって言う考えがいいなって思った!
例えばセミナーで技術高めたり本を読んで知識増やす、映画を見て疑似体験をして感性磨く。
自己投資したことで知らなかったことを知れるし、誰にも経験していないことを経験できる。
そういうお金の使い方をするには、よりお金を大事に効率よく使わなければと思った。 -
Posted by ブクログ
メモ
「全ては、あくまで自助努力」
他力本願。都合の良い神頼み。これらは破滅の一途を辿る。全ては、自分自身がどこまでベストを尽くせるか。努力に際限はないが、成功と失敗を、神と他人に委ねるな。
人脈作りは大事だが、それも自分の能力の底上げと、その相手の幸福のため。
「漸進主義」
小さな事から、建設的に前に進んでいく事を重要視する思想。
「舌の先に幸せがある」
黙っていては、何も伝わらず幸せは逃げていく。言葉は人間の革命的な発明であり、言葉なくして、要求を伝えることは不可能。それがどれだけ親しい中でも。、
「Noとbecauseはセットで言え」
ノーと言うなら、必ず納得できる理由を添えろ。思考の訓練と、なにより信頼関係の為。
逆に、イエスと言うなら、必ず実行しろ。信念と信頼の為。
「レハレハの教え」
うまくいってる時ほど、別の道を模索せよ。
調子づいている時は、資金やメンタルは安定している。その時こそ、チャレンジのベストタイミングだ。落ち目だから別のことに挑むのでは、資金、メンタル共に不足である。
「地球最後の日」
巨大隕石が地球に衝突し、人類の絶滅が確定した時、ある人は、神に祈り、ある人は来世に期待する。賢人は、最後まで生き延びる方法を模索し、それでもない場合は、全てを捨てる覚悟を決める。
つまり、賢人は苦難から目を逸らさない。
「思考と行動が及ぼす、好循環」
行動が変わると、新たな経験から思考がアップデートされる。思考がアップデートされると、さらに行動が変わる。
この好循環は、絶え間ない思考と行動が生み出す。 -
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「金」に匹敵する世界共通の基準を作るということは、莫大な利益と利便性を世界の経済活動にもたらすと共に、国の都合で貨幣政策を柔軟に行えなくなる等の不都合も生じる。
普通に考えて、各国協議では仕組みやルールは簡単に決まるとは思えない。
しかしユーザー側から、インターネットによる電子マネーの利便さ、複雑な暗号化で担保される安全性で急速に普及するかもしれない。
でも仕掛け人がアメリカで、唯一暗号を解ける技術を持っているとすると、電子マネーの移動を格段に把握しやすくなるので、他国の経済や、テロ・犯罪活動をコントロールする強大な力を手に入れることになる。
なんて疑いすぎかな・・・ -
Posted by ブクログ
久しぶりのユダヤ本。ユダヤ教に改宗した著者だけに、見事な切り口でユダヤのエッセンスが伝わって来る良い本でした。10年近く前に読んだ、もう一人のユダヤ教徒、アンドリュー・J・サターさんの「ユダヤ人の頭の中」以来の衝撃のある内容。
「ユダヤ人は何故賢いのか?」「なぜノーベル賞を獲得する人材を多く輩出するのか?」その極意を知れば、きっと自分の役に立つだろうと考えて、ユダヤ関係の本を読みあさって十数年。”待てば海路の日和あり”ではないけれど、求めていた答えがこの石角さんの本。
流石ユダヤの知恵のなせる技。ユダヤ式の学習方法を、「『なぜ』の視点」「原点主義」「分類主義」と3つの原則で紐解いて見せてくれるその手際は、ケーススタディという考える時間を挟んで、しっかり頭にこびり付くのである。
この3つの原則をしっかり身につけられたなら、日本式の環境を大きく変化させるだろうし、何より自分の頭脳がより良く働くだろうと想像出来てしまう。
同時に、自分の問題も白日の下にさらす事となった。
著者が幾度となく書いている「知識(knowlige)」ではなく「知恵(wisdom)」。知っているというのは何の価値も生み出さないのである。自分のモノとして実践できなければ改善もなければイノベーションなど到底無理な話なのである。
そう結局自分は知識を貯め込めるだけ貯めようとしてきただけで、上滑り気味になんとなく身につけ実践してきたつもりになっていたよう。
著者が示してくれたこの3原則を以て、これからは色々な事に臨んでいきたいと思う。有り難いことに、最近考えている幾つかの事柄が、実はこの3原則にピッタリ当てはまるモノであることにも気付いた。なんとなく解ったつもりだったものが、しっかりとした形を持つことになったのである。
引き続き、石角さんの本、示されていた参考図書で、もっとユダヤ的発想を取り入れたいものである。 -
Posted by ブクログ
どうも最近、頭の中身が硬くなってきた、「この道しかない」と言うように柔軟に物事を考えることが出来なくない思考停止しているとお悩みの方へ。頭の中身をほぐす頭の体操の1つの手段として今回の本をお勧めします。
著者は、弁護士であると同時に、試験を受けてユダヤ教に改宗してユダヤ人になったと言う珍しい経歴。
「今、日本人が身に付けるべき思考力とは?」で問いかけていることがある。それは、質問をすること。ただ疑問も持つことなく黒板に書かれたことを暗記するではなく、それはなぜそうなのかと考える力を養うこと。
「当たり前」と言う思考停止状態に陥っていないかでは、当たり前の怖さについて指摘している。ところ変われば当たり前が当たり前ではなくなることはよくある。常識、権威、世論に対して疑問を持つことの必要性を説いている。
そういえば、記者クラブから得た情報を流しているマスコミの報道、何とか健康法、これをすればあなたも稼げますと言った具合に、情報に対して本当にそうなのかなとふと思う習慣を身に付けておかないとひどい目に遭う可能性がある。
著者は指導役のラバイから日本人について次のようなことを言われた。「日本人は分析的ではなく、空想家だ」
調べて分析してという視点に欠けていて、「何とかなるさ」、「絆」、「欲しがりません勝つまでは」のような根性、精神で乗り切ろうとする傾向が見られると指摘している。
読んでいて、頭の中身が相当固くなっているのではないかとはっと気づかされた。いつまでも若々しい柔らかアタマでいたいものだ。 -
Posted by ブクログ
■マインド
1.日本人には基本精神に当たるものがなく、事に当たる時はハウツー本に頼りがちである。そのため、想定外の事態に弱い。
2.ユダヤ人は、「他人と違う人間」になることを徹底的に教えられる。一方、日本人は「皆がどうしているか」を気にし、「多数に合わせる」傾向がある。こうした態度は、海外から見ると無責任に映る。
3.日本人は、物事の二面性を見る習慣に欠けている。善の裏側には必ず悪の側面もある、という観念がないため、裏表二面の駆け引きをする国際社会では騙され易い。
4.書店に行けばハウツー本が溢れているのは日本だけである。ヨーロッパの書店にはハウツー本はまずないし、アメリカではネットに流れていても、書籍として出しているものは少ない。
5.ユダヤ社会では、普通であることはマイナスの評価である。
6.ユダヤ人は最初から政府に依存などしない。「景気をよくする」「暮らしを楽にする」といったことは、あくまで自分で何とかするもので、国になんか頼らないというのが根本なのだ。 -
Posted by ブクログ
■経済
1.米国では、消費者は住宅ローン、クレジットカード・ローンという負債の山を、国家は国債という負債の山を築いているこの膨れ上がった負債がいずれ清算される時、ファイナル・クラッシュー最終的な破局が生じる。
2.ファイナル・クラッシュが起こると、貨幣が価値を失い、インフレが発生し、商品価格が高騰する。その結果、世界中に保護主義が蔓延し、グローバリゼーションが後退する。
3.ファイナル・クラッシュ、「消費経済の終わり」が到来する。すなわち、過剰だった消費がしぼみ、金融によって膨らんだ経済規模が縮小する。倹約、身の丈に合った生活がかっこいいと見なされる、そういう時代が来る。