石角完爾のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
■マインド
1.日本人には基本精神に当たるものがなく、事に当たる時はハウツー本に頼りがちである。そのため、想定外の事態に弱い。
2.ユダヤ人は、「他人と違う人間」になることを徹底的に教えられる。一方、日本人は「皆がどうしているか」を気にし、「多数に合わせる」傾向がある。こうした態度は、海外から見ると無責任に映る。
3.日本人は、物事の二面性を見る習慣に欠けている。善の裏側には必ず悪の側面もある、という観念がないため、裏表二面の駆け引きをする国際社会では騙され易い。
4.書店に行けばハウツー本が溢れているのは日本だけである。ヨーロッパの書店にはハウツー本はまずないし、アメリカではネットに流れてい -
Posted by ブクログ
■経済
1.米国では、消費者は住宅ローン、クレジットカード・ローンという負債の山を、国家は国債という負債の山を築いているこの膨れ上がった負債がいずれ清算される時、ファイナル・クラッシュー最終的な破局が生じる。
2.ファイナル・クラッシュが起こると、貨幣が価値を失い、インフレが発生し、商品価格が高騰する。その結果、世界中に保護主義が蔓延し、グローバリゼーションが後退する。
3.ファイナル・クラッシュ、「消費経済の終わり」が到来する。すなわち、過剰だった消費がしぼみ、金融によって膨らんだ経済規模が縮小する。倹約、身の丈に合った生活がかっこいいと見なされる、そういう時代が来る。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【『タルムード蓄財術』を読んで気づいたこと】
この本は「ユダヤ式のお金の貯め方」を教えるだけではなく、日本人が忘れがちな「生き残るための思考法」を問いかけています。砂漠で生まれた知恵と島国で育まれた習慣を比べながら、現代を生きるヒントを探ってみました。
━━━━━━━━━━━━━━
■ 作者が伝えたかったこと
この本の根底にあるのは「変化に対応できない日本の危機感」です。ノアの箱舟の話を例に、こんなメッセージを感じ取りました:
「台風や地震が多い日本では『待つ』ことが安全策だった。でもデジタル時代の変化は突然やってくる——ユダヤ人が迫害から学んだ『即断力』が必要なのだ」
-
Posted by ブクログ
ネタバレ朝読書でパッと青い背表紙が目に入り、本棚から取り読みました。付箋がたくさん入れてあり、目に飛び込んできたページです。
ユダヤ人がやっている9つの日常習慣
①人を褒めること
②何ものにも邪魔されぬ家族との時間を持つこと
③自分がなぜ生まれてきたかを考える
④この世に生まれてきた目的に一歩でも近づくための一歩一歩を毎日習慣として行う
⑤ダイエットをすること
⑥一カ所に留まらない
⑦しゃべるよりも聞く
⑧魂をあらゆる騒音から遮断する一日を持つこと
⑨不運が襲ってきても、その不運を幸福感の持てる他のものに作り変えられるまで不運とバトルすること
ユダヤ人が4000年の歴史の中で繰り返し教えてきたのが -
Posted by ブクログ
成功へのヒントが散りばめられた1冊でした。
特に心に残ったのは
1.ビジネス、学問、知恵は誰か(神)が
与えてくれるものではない。
自分で努力して掴み取るもの。
2.なぜ?は常に繰り返さないといけない
なぜ?がなくなると思考停止に
3.教育は『教育することを教育すること』
子供になぜ?を問いかけて自分で考えさせる
日本への非難的な表現が多く見られて
少し違和感を覚えたが最後のあとがきで
その真意を見て納得できました。
日本人の皆よ、苦難の犠牲者になってはならない
(ただ嘆き諦めるのではなく、自分達の力で乗り越えようという意味だと思います)
とのことです。
-
Posted by ブクログ
ユダヤ人社会の根幹をなす口伝律法である「タルムード」由来の説話とその解説集。
ユダヤ人と聞くと何となく「頭良さそう」「世界的な起業家を多く輩出しているらしい」というイメージがあったが、本書を読むと彼らの基礎にどのような考え方が根付いているのかを知ることができる。
どれも興味深い説話ではあるが個人的には「ノーペイン・ノーゲイン」と「ナポレオンとニシンの話」が印象的で実生活でも活かしている。
また、ウィズダム(知恵)に一番価値があり、ウィズダムには惜しげなくお金を払うという考え方も共感できる。
説話自体は短編なので読みやすく、説話を読むだけでも考え方のエッセンスは得ることができるのでオススメ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ当たり前と言われれば当たり前の内容だけれども、自分にはそこまでの自分の考えがないことに気付かされた。もっと自分の考えを持ちながら行動できるように読書を批判的にポイントを掴みながらしていきたい。
以下心にささったところ。
幸福とは幸福感を感じることでありユダヤ人は9つのことを習慣としている
1人を褒める
2家族の時間を大切に
3自分はなぜ生まれてきたのか考える
4その目的に近づくための習慣を行う
5心身のダイエット
61箇所に止まらない(病んだら転地療法、新しいことをしてみる)
7喋るよりも聞く
8静かな時間を1日もつ
9苦難と別の視点をもつ
他人との比較は無意味
言葉は発言することで思考が