【感想・ネタバレ】ユダヤ式エッセンシャル学習法のレビュー

あらすじ

Google、Facebookなど世界の一流企業の創立者の半分以上、ノーベル賞受賞者の3割はユダヤ人が占めています。
「学びの民」といわれるほど学習熱心なユダヤ人は、長きにわたる迫害の歴史の中で、学びこそが最も重要な武器であると考えるようになったと、ユダヤ教徒であり国際弁護士の著者はいいます。
グローバル化、AIの台等と混迷を極める現代において、10年後も通用する知性を身につけるためには何をどう学べばいいのでしょうか。
生き残るために学び続け、世界基準の知性を手に入れた歴史をもつユダヤ人の学びは大きなヒントを与えてくれます。
本書では、ユダヤ人が実践する、本質に近づくための戦略的学習法を解説します。

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Posted by ブクログ

久しぶりのユダヤ本。ユダヤ教に改宗した著者だけに、見事な切り口でユダヤのエッセンスが伝わって来る良い本でした。10年近く前に読んだ、もう一人のユダヤ教徒、アンドリュー・J・サターさんの「ユダヤ人の頭の中」以来の衝撃のある内容。
「ユダヤ人は何故賢いのか?」「なぜノーベル賞を獲得する人材を多く輩出するのか?」その極意を知れば、きっと自分の役に立つだろうと考えて、ユダヤ関係の本を読みあさって十数年。”待てば海路の日和あり”ではないけれど、求めていた答えがこの石角さんの本。
流石ユダヤの知恵のなせる技。ユダヤ式の学習方法を、「『なぜ』の視点」「原点主義」「分類主義」と3つの原則で紐解いて見せてくれるその手際は、ケーススタディという考える時間を挟んで、しっかり頭にこびり付くのである。
この3つの原則をしっかり身につけられたなら、日本式の環境を大きく変化させるだろうし、何より自分の頭脳がより良く働くだろうと想像出来てしまう。
同時に、自分の問題も白日の下にさらす事となった。
著者が幾度となく書いている「知識(knowlige)」ではなく「知恵(wisdom)」。知っているというのは何の価値も生み出さないのである。自分のモノとして実践できなければ改善もなければイノベーションなど到底無理な話なのである。
そう結局自分は知識を貯め込めるだけ貯めようとしてきただけで、上滑り気味になんとなく身につけ実践してきたつもりになっていたよう。
著者が示してくれたこの3原則を以て、これからは色々な事に臨んでいきたいと思う。有り難いことに、最近考えている幾つかの事柄が、実はこの3原則にピッタリ当てはまるモノであることにも気付いた。なんとなく解ったつもりだったものが、しっかりとした形を持つことになったのである。
引き続き、石角さんの本、示されていた参考図書で、もっとユダヤ的発想を取り入れたいものである。

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2017年05月15日

Posted by ブクログ

数えられるものに神の祝福はない。
まず捨てよう。全て捨てよう。全てを捨てなければ神の加護はない。

学習法というよりはユダヤ人の考え方がわかる本。

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2021年11月20日

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