上原裕美子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
アメリカの面白さは、ひとえに政治経済のメインストリームに対してのカウンター・カルチャーであるような気がする。それは親子や男女、人種の問題などにも置き換えられるだろう。
カール・ロジャーズの思想などもそういう土壌に育ったものではないだろうか。本書をよみながら彼のエンカウンター・グループに思いを致すのは自然ななりゆきだった。
つまるところ、理想と現実、理想対理想、現実対現実というあらゆる個人、集団、社会がはらむ対立軸にどうむきあってゆくかが問題の根源と捉えることはそうあやまってもいないと思われ、そのためのアメリカは格好のテキストたるのかもしれない。
自己を捨てよ、そして自己を語れ。 -