ケリー・マクゴニガルのレビュー一覧
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購入済み
人生の実用書
意志の強さ/弱さに関する思い込みを数々の科学的根拠をもって論破し、意志力を高めるためのヒントを紹介してくれる本です。
文章は読みやすく、自己コントロールに関するあるあるネタ(考えまいとすればするほどドツボる…など)も豊富で、心理学の啓蒙書の域を軽く超え、意志力向上という人生に役立つ実用書と言えます。
まだ1回読んだだけですが、読み返して意志力向上のトレーニングを実践したくなります。 -
Posted by ブクログ
ストレスは身体に悪影響と勘違いしていたので、本書に出会えてよかったです。
ストレス反応には3種類あるので、ストレスに直面した際は、思いやり絆反応やチャレンジ反応が出るようになりたいです。
⭐️学んだこと
•ストレスとは、自分にとって大切なものが脅かされたときに生じるものである。ストレスと意義とは密接な関係にある。
• 2つの効果が想定される場合、その人がどう思っているかによってどちらの効果が現れるかが決まる
•コルチゾールに対するDHEAの割合は、ストレス反応の成長指数と呼ばれている。
成長指数が高い=DHEA割合が高いとストレスに負けずに頑張れる。
•ストレス反応の3つの効果
①困難 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ・疲労は脳がアラートを早めに出しているだけかも
・いいことをしたと思うとご褒美として悪いことをしてしまう
・いい悪いで評価するよりなぜそうしたか?に注目しよう→自分がやりたいから頑張ったと思いたい
・アイデンティティとしてやったと思おう→むしろコストを払おう
・報酬系(ドーパミン)は快感ではなくそれへの期待に反応する→必ずしも幸福や喜びにはつながらない
・ストレス解消にはドーパミンを求めがちだが、効果があるのはセロトニンなど
・失敗した自分を責めると「どうにでもなれ」モードになってしまう→失敗した自分を許す
・「失敗した。変わらなきゃ」と思うだけで満足してしまう -
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Posted by ブクログ
人は自分の価値観をしっかり持つようになると、自分の努力と周囲からの助けによって状況を改善できると思えるようになります。やがて、そのようなマインドセットが定着すると、自分のことを困難を克服できる人間だと思うようになります。
実は私たちがストレスの悪影響だと思ってということの多くは、ストレスを避けようとするせいで起こることなのです。ストレスを避けようとすると充実感や人生に対する満足度や幸福感が著しく低下してしまうことがわかっています。また、ストレスを避けていると孤立してしまう可能性があります。
自分がなぜストレスの多い状況に置かれているのか、その理由を忘れてしまうと、私たちは自分のことをストレ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ2022.4
「ストレスは健康に悪い」と心配し、ストレスのせいで病気になるのを恐れているが、問題はストレスではなく、その考え方であることを、いくつかの研究結果を通して書かれている。
そして、ストレスの考え方しだいで、人々の健康や寿命、幸福感、人生に対する満足度が左右される。
この本の後半では「ストレスを力に変えるエクササイズ」が紹介されており、ストレスをポジティブなものとして捉えるためのマインドセットも行える。
マインドセットの方法自体は、知っているものもあったけど、その根拠(研究事例)までは知らなかったので今までの知識と結びつく感じで読めて面白かった。
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Posted by ブクログ
失敗したくない、不安で動けない、ストレスでつらい。
そんな人が読むといい本。人生がうまくいく知見や思考を科学的な見地からスタンフォードの心理学者が教えてくれる。
失敗を厭わず全ての経験から学ぶ姿勢を持つことや、不安や妬みは自分の願いを見つけるチャンスということや、ストレスが自分を鍛え、能力を最大限に発揮すべき時を教えてくれるなど、著者自身の挫折体験も紹介してくれるので、上から目線でなく親しみやすさを感じながら読み進めることができる。
この箇所だけで、読んでよかった、と思えたのは、生産的先延ばしについて。
todoリストの中の難題は他のマストな事項を輝かせる、と。難題のお蔭でやりたくないタスクの -
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