ケリー・マクゴニガルのレビュー一覧

  • スタンフォードのストレスを力に変える教科書

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    ここ数年、マインドセット系の本を敬遠していたが、友達の勧めでこの本を読んでみた。

    一般的にはストレスは健康に悪いと思われているが、そこには同じくらい良い面もある。そして、最も大切なことは、その良い面を常に見つめることでストレスからの害を軽減するどころかエネルギー源にすることができるというもの。

    本書ではそのことを、多くのケースを通して科学的根拠をもとに解説してくれる。


    なかでも、特に面白かったのが第4章。

    ストレス状態に陥った時に、「チャレンジ反応」と「脅威反応」があり、前者がストレス状態に対して血管が拡大しパフォーマンスが高まるのに対して、後者血管が収縮しパフォーマンスが下がるとい

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    2021年05月16日
  • スタンフォードの自分を変える教室

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    タイトルに惹かれたが、直訳すれば意思力の本能。精神論ではなく、極めて科学的な見解で意思力が語られる。かなりの良書。
    意思力と言っても、目標をやり遂げられなければただ弱いだけ、と言うのではなく、脳の仕組み上様々な誘惑があり、それらに正しく対処出来るかが意思力の強さになるという。
    以下気になったワード。
    呼吸のコントロール、疲れやストレスを取り除く、罪のライセンス、欲望は大切、どうにでもなれ効果、10分待つルール、将来の報酬を意識する、意思力は感染する。皮肉なリバウンド効果。

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    2021年03月09日
  • スタンフォード式人生を変える運動の科学

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    さあ、本書を読んだら運動しよう!

    原題「The Joy of Movement」。同じ筆者のベストセラーに合わせた邦題だろうが、こっちのが本書の中身を的確に表している。

    運動することによるメンタル面の効果、ランナーズハイから始まり共に動くことで共感する力、そして自然との触れ合いへと筆者の論は展開していく。

    人が持久力と共に身につけたこれらの能力。進化の過程で必要だったのだろう。運動した後の達成感も、一緒に汗をかいたことによる仲間意識も、大自然との一体感も、いずれも感覚的に理解できる。

    持久力系のアスリートは実は過去に依存症の既往歴のある人が多いというのが興味深い。

    筆者の、人生と友に

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    2021年01月25日
  • スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

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    とても読みやすく、毎レッスン振り返りを用意してくれている。マネジメント、メンター、自己成長、ストレス、目標設定、集中力といったキーワードに興味がある人にオススメ。

    メンタリストDaiGoさんもこの本から多く抜粋しているなと感じた。

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    2020年10月03日
  • スタンフォードのストレスを力に変える教科書

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    人は歳を取れば取るだけ幸福感が増す。
    ストレスを体に悪いと思って生活すると実際に体に害を及ぼす。
    反対にストレスは体にいいと思えばいい影響を及ぼす。ポジティブな考えを持っている人はネガティブな人より長生きする。
    プラセボは患者を騙して効果があると思わせなくても良い効果を及ぼす。自然治癒を起こす引き金になると言われてきちんとプラセボを飲んだ患者の偏頭痛や過敏性腸症候群やうつが寛解した。

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    2020年10月02日
  • スタンフォードの自分を変える教室

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    できない理由を特定する
    もう1人の自分に名前をつける
    選択した瞬間を振り返る
    失敗する瞬間に気づく
    意識の中に組み込む
    瞑想をすると注意力、集中力、ストレス管理、衝動の抑制、自己認識といった自己コントロールの様々なスキルが向上する

    5分で脳の力を最大限引き出せる瞑想
    椅子の上でもクッションの上でもいいので、吸って、吐くことに意識を集中する。
    5分から始めて慣れて来たら毎日10〜15分やる。習慣化するために時間やタイミングを決める。
    呼吸しているときの感覚を掴み、気が散り始めたら意識する。

    瞑想が苦手だった人が、瞑想した日としなかった日を比べて、瞑想した日は集中力が高まっていることに気づく。

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    2020年11月20日
  • スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

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    とても読みやすくて、目から鱗な内容が盛り沢山でした。4年前の本なだけあって、科学的に覆っている研究(パワーポーズ、意志力理論など)はありましたが、この著者自身は信憑性の高い本を書くようなので、他の本も探ってみようと思います。

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    2020年08月31日
  • スタンフォード式人生を変える運動の科学

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    プレジャー•グロス効果、パワーソングの話は共感した。
    1番インプレッシブな言葉は「ゴールしたことは奇跡ではない、スタートラインに立つ勇気をもてたことが奇跡なのだ。」。

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    2020年08月28日
  • スタンフォード式人生を変える運動の科学

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    運動が幸福感につながるということを科学的に説明してくれている。
    そしてメンタルの弱さに悩んでいる人にはヒントになる。
    この本を読んで、走ろうという気持ちになり、今、毎朝走っている。
    運動を始めるきっかけとなる良書だ。

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    2020年06月20日
  • スタンフォードのストレスを力に変える教科書

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    ネタバレ

    <要約>
    ストレスは役に立つと理解することで、ストレスを受けるほど成果が上げられる。

    <感想>
    コロンビア大学ビジネススクール行動研究所で行われた実験によると、ストレスに対する考え方1つで健康を害するか、健康を増進するかが決まるということでした。これは本当に驚く内容です。

    ストレスによって分泌されるホルモンには、コルチゾールとDHEAの2種類がありますが、前者は心身の健康に害をなしますが、後者は健康を増進するのだとか。

    そして、「ストレスは害になる」もしくは「ストレスは役に立つ」と教えられた実験者が同じストレス環境下にさらされたとき、前者はコルチゾールが上昇し、後者はDHEAが上昇したそ

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    2020年05月28日
  • スタンフォードのストレスを力に変える教科書

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    4年以上も積読していた本書を、今日1日で一気に読む。
    これはストレスは体に悪いと思っていた自分にとって衝撃的な内容だった。
    十分にマインドセットへの介入がされたと感じる。
    ストレスは自分のパフォーマンスを出す為に体と心が支援してくれているのだ。そう思うことでいろいろと気持ちが楽になるのが音を立てて感じられる。
    ストレス反応には闘争・逃走反応だけでなく、チャレンジ反応、思いやり絆反応があり、心の持ちようでいずれも選択できるし、また、体に現れる反応も変わってくるとは驚き。
    ストレスを味方につけてこれから生きていきたい。

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    2020年05月02日
  • スタンフォードのストレスを力に変える教科書

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    ストレスに対する捉え方が変わった。
    イライラして物事に集中できない時などに読むといいと思う。特にこのコロナの時期には良いかも。

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    2020年04月08日
  • スタンフォードのストレスを力に変える教科書

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    良本。

    ストレスを解消したり消滅させたりするのは不可能だから、ストレスを受け入れて、むしろストレスを原動力にしちゃおう、というお話。

    「ストレスを力に変えるためのエクササイズ」が各章にちょこちょこと盛り込まれていて、内省好きなわたしとしては非常に有効的だった。ただ読んで終わるのでなく、能動的に自分の過去の経験を絡めて理解をすすめられるので、より身体に浸透する感覚がある。

    最近は1冊を1日でサクッと読んでしまう傾向があったけど、これはじっくり1週間ほどかけて上記エクササイズをやりながら読み進めた。出逢えて良かった本。

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    2020年03月27日
  • スタンフォードの自分を変える教室

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    ネタバレ

    ほんっとに面白かった!!

    題名は自己啓発っぽいですが、しっかり科学に根ざした信頼性の高い本だと思います!

    主に、意志力や自己コントロール能力の話をされています。なぜ、私達は先延ばしにしてしまったり、自分を正当化してしまうのか。

    そして、そんな弱い部分をどう改善していくか。

    誰しもが先延ばしにしてしまったり、叶えたい長期的な目標があっても目の前の誘惑に負けてしまうことがあるのだと知りました。

    大事なのは、自分の弱さを受け入れることで、自分への優しさを持つこと。

    自分もこの本をきっかけに考え方を改めていかねばならないと思いました。

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    2020年01月28日
  • スタンフォードの自分を変える教室

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    意志力の取り扱いについて。その意志力がどのようなものか、その傾向と対処方法についての記述。売れた本だけあって非常に面白い。以下、読書メモ。
    ・「難しいほうを選ぶ」ことを繰り返す
    ・意志力の問題とは善と悪の戦いにほかならない→「モラル・ライセンシング効果」→よいことをすれば、ちょっとくらい悪いことをしてもいいだろうと思ってしまう。
    ・「やることリスト」がやる気を奪う
    ・「意志が強い」と思っている人ほど失敗する
    ・「あとで挽回できる」と思ってしまうと、自分に甘い選択をしても気がとがめなくなってしまう→「あとで取り返せる」と思っていないか?
    ・人には「明日はもっとできる」と考える習性がある→「明日も

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    2019年08月13日
  • スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

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    スタンフォード大学の学生が成功する秘訣は失敗をいとわない姿勢。
    全ての経験から学習する。
    リスクを取る。
    居心地のいい領域から抜け出すこと。
    失敗に前向きであること。

    lesson1
    ルール1.成長型マインドセットを持つ。
    これは自分自身に挑戦することで、潜在的な能力を発揮できる。という考え方。
    具体的な行動
    *失敗しても自分の能力不足だと思わないこと。
    *難題に直面した時は成功する絶好のチャンスと心得る。
    *ミスを悔いるのではなく、ミスの内容を理解すること。ミスが修復可能かどうかに関心を払う。

    ルール2.失敗をいとわず、全ての経験から学習する姿勢を持つ。
    *挑戦や失敗は学びのプロセス。

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    2018年11月23日
  • スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

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    ネタバレ

    価値観をしっかりと持つことが大事なのはわかっているが、その価値観の見つけ方が分からないので困っている。
    要は心の持ちようが大事だということ。
    人間関係を大事にし、そのためにはインフォーマルなコミュニケーションが人間関係の構築に役立つ。
    ヤル気とは「ある」「なし」ではなく、心の持ちよう。関係性、自主性、熟練が満たされると、モチベーションが高まる。そして、「自発的なモチベーション」として自分を高める目標(結果ではなくそのプロセスが大事)を立てる。
    不安やストレスは成功へ導くためのエネルギーであることを理解して、それらを取り除くのではなく、受け入れることが大事。
    これからのリーダーには「思いやり/共

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    2017年10月29日
  • スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

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    <1>成功をどう引き寄せるか
    当たり前のことができれば、人生はうまく回り出す

    02時間管理術のルール
    01 何でも完璧にやろうとしない

    02 時間管理するのではなく、自分の癖や性格を管理

    03 生産的先延ばしを実行
    →最も気がかりな仕事以外をブレークと位置づけ、やるべきことを終わらせる。絶好のモチベーションと考える。

    04 忙しさはポジティブなストレスだと前向きに受け止める

    02人は見た目が9割。成功する服装・スタイル
    01 服装は仕事の質を変えると知る

    02 成功する服装選びは自分らしさを優先

    03 服装選びのとき、一つだけチャレンジ


    <2>人間関係をどう築くか
    「何をして

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    2017年10月29日
  • スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

    購入済み

    これまでの内容を実用的な方法に

    ケリー・マクゴニガルのこれまでの著書を,シンプルで実用的な方法論に落とし込んだ内容だと感じました。

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    2017年02月09日
  • スタンフォードの自分を変える教室

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    自制心ややる気などの「意志力」を身につけたい人のために、
    いろいろな方面から、「意志力」そのものやそれを妨げるものは何であって
    どういう対処法があるのかというようなことを、わかりやすく教えてくれる、
    スタンフォード大学の人気講義を書籍化したものです。

    著者は新進気鋭の女性心理学者ということで、
    帯やカバーの中折された部分にある写真を見ると、
    若くてきれいな人なので、まずそこに興味が湧いて買った本です。
    才があり、さらに容姿に優れた人だと、なんだかさらっと語ってくれそうで、
    面白そうだ、という偏見からなんですけどね。

    それで読んでみると、10章あるうちの2章目くらいまでは、
    なんだか雑談のよ

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    2025年06月24日