岩崎美奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うん、幸せに終わってよかった。
そう思える反面、少し残念な所があるのも事実。
視点がまばらすぎて、どの人物に一番スポットをあてたいのかがよく分からなかったり、今まであまり影が濃くなかったフェリオがこの巻で妙に目立ったのも気になります。
前半は本当にウルクにまかせきりで影薄いなあ……と思っていたのに、それに比べると後半は目立ち過ぎる気が。
まあ、何よりも目立ったのはパンプキンですけどね!
イラストに関しては、最後に一人一人主要人物だけでいいから描いて欲しかった(わがまま)
あと、そうですね。イリスとエンジュがどうして助かったのかというのも気になりますし、シルヴァーナさんとハーミットや、ライナスティとディアメル、シア、ウルクとリセリナの日常とか、いつか短編集で書いて欲しい。
特にシルヴァーナさん!
彼女が主役の長編でも全然OKです。
だって彼女の過去って謎多いですよ、いまだに。
あとは、フェリオがウルクとリセリナどっちも選ぶことは、彼の性格(普段は優柔不断で頼りないけど、いざという時は芯が強く頼りになる)からして考えにくいし、話の関係上正当性をつくならリセリナを選ぶと思ったのですが……ウルクよりの両手に花状態か。
でも、どっちの派閥にも恨まれない、素敵なお話でした。
全体的に綺麗にまとまっていたし、最後まで安定した面白さを残してくれました。
渡瀬先生、岩崎先生、お疲れ様です。
12巻というと長くて飽きるものが多いのに、この作品は最後まで飽きさせることなく、またハイレベルな作品を誇ってきました。それは、渡瀬先生・岩崎先生。お二人のちからあってこそだと思います。
ですから機会があればまた、お二人のコラボレーションが見たいです。次回作にも期待しています。 -
Posted by ブクログ
今回の空鐘は恋愛がメインだったと思います。カシナート司教と神姫ノエルの恋仲はめちゃくちゃ意外でしたが、まあ納得。
シルヴァーナさん大好きなので、ハーミットのバカやろう!と怒鳴りたかったですが、まあ応援したいです。
それにしてもシルヴァーナさんのコップの持ち方が可愛い……!
彼女のドレス姿も是非みたかったです(泣)
おっとフェリオとリセリナ、ウルク司祭の三角関係も忘れてはいけません。ウルク司祭積極的ですね。
でも、「私は貴方に負けません。だから貴方も、“私”なんかに負けないでください」という優しい一言には感服。
こういう清楚というか、慈悲深いところも彼女の魅力の一つですよね。
ソフィアさんとブラドー兄さんの縁談も上手くいって良かったです。
ですが、メビウスという強敵がまた一人。彼が今後どういう風にフェリオ達を追いつめていくのかが楽しみです。
また、ジェラルドの動きも気になりますね。とにかく、今後も目が離せません。
結末まで後数冊ということで……私はあと五冊で締めくくって欲しいなと思います。
空鐘は14っていう神秘的な数字が似合う気がしたので。
でも、それよりもきれいに物語が完結してくれればいいなあと心から思います。
とにもかくにも次巻も期待大。
ますます盛り上がる空鐘、今後も楽しみにしています。 -
ネタバレ 無料版購入済み
スケールは大きい
現代のサラリーマンが、小国の王子に転生し、国を守るために活躍をするという話。
無料で3巻まで読んだうえでの感想を。
まず、良い点から。
個人レベルの戦闘の描写はかなり良い。
「倒した相手でも死を確認するまでは油断しない」
「致命傷を負わせたと思っても、体格差がある場合は掴まれないようにすぐに下がる」
このあたりの描写はすごいと思った。
各国の特徴を踏まえた世界観の構築も、スケールがあってよい。
また、主人公の国が国というレベルでもなさそうな小国(実際は小領主程度)というのも新鮮味がある。
一方、気になった点は…、
主人公のキャラ絵が幼過ぎる。13歳との設定だが、もう少し大人びていても良いと思うし、13歳の王家の末子で「元帥」の肩書はちょっとやりすぎ。
というか、おそらく人口数十万人規模の小国で「元帥」はどうなのか?将軍程度にすべきではなかったのか?
この辺がマンガらしい安っぽさを出しており、世界観と合わない。
鉄鉱石が取れるが加工技術が無く、青銅器で十分と判断しているとの事だが、現実の世界史では紀元前1700年ごろにはヒッタイトが製鉄をして鉄器を用いてしる。
少なくとも中世レベルの文化水準の世界で未だ強度の弱い青銅器が主流というのはあり得ない事。
女性兵士が多いのもちょっと気になるところだし、新兵の2バカコンビを引っ張りすぎな気がする。
砦の攻城戦、扉の中は道を狭くするのがセオリーだろうに、扉と同じ10mクラスの幅のまま土嚢で覆っては大群で押し寄せやすいだけだと思う。
塀で覆って1m幅とかにすれば、1人ずつしか入ってこれないだろうに。
城門を崩したやり方、相手も言っているようにまだ相手に戦力が残っていれば致命的だった。
それよりは地面を破壊して深い穴を掘って空堀とした方がずっと良かったはず。
騎士国のお節介度が常識を超えていて、違和感しかない。
特に、他国の施設が訪れている場に、兜も取らず武装したまま押しかけて許されるなど、あり得なすぎる。
帝国の使者が「本当の目的は鉄鉱石を安く手に入れること」と言っているが、関税は「輸入する国側が課す」ものであり、直接国境が接したなら何の問題もない上に、それと占領地の半分を渡すという話は結び付かない。
また、鉄鉱石が反対側から掘れるなど、自国の資源を相手に渡すようなことをいう王子もおかしい。
話が進むにつれ、だんだんとツッコミどころが多くなってきたようで、非常に残念。