有田秀穂のレビュー一覧
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ネタバレセロトニンはトリプトファンという必須アミノ酸から合成される。トリプトファンは大豆製品(豆腐、納豆、味噌、醤油など日本食に豊富)、乳製品(牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトなど洋食にも豊富)、卵、ナッツ、バナナなどの食材に豊富に含まれ、腸で吸収されると、血液を介して全身に栄養素として供給される。
網膜に2500ルクス以上の光が当たることが必要なだけで、皮膚に当たる光は、脳内のセロトニン分泌に全く影響しない。ただし、サングラスをつけるのはNGである。
として、朝夕の通勤時間や昼食時に 20 ~ 30 分間、太陽の光を浴びる工夫をすれば、それでもセロトニン活性の効果が得られる。
この丹田呼吸法を -
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ネタバレフォトリーディング後、熟読。
セロトニン神経というのがあって、これを鍛えることによって高僧のような「動じない心」を得られるとの事。その鍛え方は、日光を浴びる事(30分以上だと抑制が働くので注意)、ガムをかむ事(咀嚼がセロトニンを出す)、リズム運動をする事(呼吸法)との事。100日続けると鍛えられ、その後は3年を目指す、という内容。
日光浴とビタミンDの形成について調べたかったので購入したが、期待は外れたものの思わぬ収穫を得た感じ。星四つ。
下記に付箋を貼った個所を要約を載せる:
42(まで):ゲーム脳やキレる脳は、前頭前野の未発達。前頭前野は感情(情動)をコントロールする腦。
48-4 -
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試し読み
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セロトニンを増やす方法、その効果
〇セロトニン神経がしっかり働いていますと、不安にもならず、舞い上がりもせずに、平常心で生活できるということになります。
☆今回覚えておくべき神経は3つ。
①ノルアドレナリン神経 不安やストレスと関連
②ドパミン神経 快、報酬、欲望と関連
この2つを抑制しているのが③セロトニン神経
セロトニン神経って癒し効果だと思っていたけど、2つの神経を司っていたわけだね。
そしてこの3つの神経は脳幹にある。
〇呼吸法(腹筋呼吸)の基本です。ともかく、腹筋を絞って、吐いて、吐いて、吐き切ることからスタートすればよいことになります。(p70)
☆いずれにしても、リズム運動は -
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職場で2人も療養休暇の人が出て、おまけに退職した人もいる。どうやら、なかなかストレスの多い職場に今私はいるようだ。
もちろん、自覚はある。
だからこそ、自然にこんなタイトルの本に手が伸びてしまったんだと思います。いわゆる精神論ではなく、理系の人が読んでも違和感のない内容だったと思います。
ストレスをなくすことも、まして勝つこともできないのだから、戦うのではなく、上手に受け流していくのが楽に生きる秘訣です。
そのための具体策も書かれています。
それ以前に、ストレスが脳に与えるメカニズムについても、専門の医師であられるだけあって非常にわかりやすく書かれていて勉強になります。こういうものは、何度読 -
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ストレスに強い人=ストレスを受け流し、自分にとって適度なストレスにコントロールできる人
ストレス:身体的ストレス(痛み・寒さ)、精神的ストレス(辛さ・悲しみ)=脳ストレス
脳ストレスをコントロールする方法:
「セロトニン神経」を活性化させ、ストレスを受け流す体質を作る
「涙」を流し、ストレスを一気に解消させる
三つの苦:痛みのような単純な苦、快が満たされない苦(依存)、他者に認められない苦(逆恨み)
前脳前野:共感脳ーセロトニン、学習脳ードーパミン、仕事脳ーノルアドレナリン
セロトニン神経の役割:クールな覚醒、平常心の維持、交感神経の適度な興奮、痛みの軽減、よい姿勢の維持
ストレス過多→セロト -
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ネタバレ「読んだら忘れない読書術」のお勧め一冊として掲載されてたので、いつか読もうと考えていたら、過去に読んでたことに気づき再読。
人間には三つのストレスがあり、それぞれの対抗策は
①身体的ストレス=「寝る」
②快が得られなくなるストレス=「セロトニントレーニング」
③自分のしていることが認められないストレス=「涙による癒し」
人間はストレスに勝つことができないので、受け流す、消すための技術が書かれており、ストレスに負けそうな人にお勧めです。
ストレスには勝つのではなく、消す技術を身につければよいという発想を、医学的観点やお釈迦さまの悟りの観点からも説明されていて、非常に納得できます。 -
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試し読み
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ネタバレ引きこもり、うつ、パニック障害。このあたりを知りたかったり何とかしたいと思っていたらオススメ、な一冊。
セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミン。
脳神経系について詳しく書かれております。
先日とは打って変わってバリバリの西洋医学本。
流石に研究結果などしっかりしている。
しかし。しかしですよ。
私は腹式呼吸に2種類あるなど初めて聞きましたよ!
幼き頃から腹式呼吸を学び実践していたのに
知りませんでしたよ!!
結果として、セロトニンなんですが
セロトニンじゃない感じなんです。
勿論セロトニンを刺激させるのですが
他にも大切なトコロ使っているよね?という。
だからやはり、脳だけではなく。
そう -
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人を癒すと自分はもっと癒される。
情けは人のためならず。
・社会のために働く
・人に優しくする
・人と直接触れ合う
以下メモ。
・痛みのような単純苦
・快が満たされない苦
・他者に認められない苦
・学習脳
・仕事脳
・共感脳
・ドーパミン神経
・ノルアドレナリン神経
・セロトニン神経
・リズム運動
ー呼吸法
ー座禅
ーウォーキング、ジョギング
ー咀嚼
・涙
ー基礎分泌の涙
ー反射の涙
ー情動の涙
・情動の涙
ー不快を感じることによる涙
ー悔し涙
ー悲しみの涙
ー感動の涙
・癒し
ー大脳皮質全体を休める癒し→寝る
ー大脳皮質を活性化させるタイプの癒し→速いα波
ー涙による癒し→ -
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ストレス→視床下部・室傍核(CRH)→下垂体(ACTH)→副腎皮質(コルチゾール)
前頭前野の働きによって、ストレスを感じたり解消したりする
→人間が社会の一員として生きていくために必要不可欠な働きをしている
学習脳→ドーパミン神経
報酬=快を前提にして色々な努力をする
報酬が得られなかったときにストレスを感じる
仕事脳→ノルアドレナリン神経
一瞬にしていろいろな情報を分析し、経験と照らし合わせることによって、最善の行動を選択する機能
過度のストレスにより暴走
共感脳→セロトニン神経
常に一定量のセロトニンを放出
それ自体が何か仕事をするわけではない
オーケストラの指揮者のような役割
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本書では共感という現象と、脳との関係を明らかにしている。
特に人間の成長という側面から語られ、具体的には、共感する力がない場合の人間社会で生きる上での不便さや、赤ん坊が共感を覚えることの成長における役割などが紹介されている。
後半では共感ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンという3つの脳内物質と共感との関係性を明らかにする。そうしたうえで共感脳を発達させるための方法論へと、話はつながっていく。
全体を通して理解しやすかった。内容面では、まさにタイトル通り「脳」と「共感」との関係性が書かれており、ほぼほぼ要望通りの内容を得ることができた。 -
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ストレスをなくすことはできない。
現実を受け止め、生きていく。
ストレスと上手に付き合うには、リズム運動と共感脳がポイント。
太陽の光を浴び、ジョギングやダンス、太鼓をたたく。
1日たった五分でOK!
共感脳の発達には、情動の涙を流すこと。映画、本、マンガ、テレビetc…リソースは何でも良い。感動し、波流すこと。そうすることにより、相手の苦しみ、悲しみに共感できるようになる。
人は一人では生きていけない。
社会性の高い動物。
人付き合いで気づついた心は、また人が癒してくれる。
人は、自分のためだけに頑張ることは出来ない。
愛する家族、恋人、友人、その他の誰かのために、頑張れる。
幸せになる -
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ネタバレとっても嬉しいこと。それは「どんな苦=ストレスも永遠には続かない」ということ。「止まない雨ない」「明けない夜はない」ということに通じる。
特に感動の涙は脳からストレスを消してくれる。泣いた後、妙にスッキリするのはそのため。
あとセロトニン。セロトニンを高めるには「太陽の光」と「リズム運動」愛犬がよく日光浴をします。部屋の中でも太陽があたるところにいって寝そべっている。動物は本能でしっているんだな〜太陽の光がセロトニンを活性化してストレスに良いことを。愛犬はよく「落ち着いてるね〜」「おとなしいね〜」なんていわれるけど、心のバランスも良いからだと思っています☆まるで天使のようです♪ -
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ネタバレストレスを溜めやすい正確なので、少しでもよくしたいと思って読んでみました。
ポイントは最近良く耳にする「セロトニン」。
脳の中のセロトニン神経を活性化することで、適度な興奮状態に留めてストレスコントロールをしやすくなるそうです。
一定のリズムを刻むリズム運動(呼吸や咀嚼、ウォーキング、ヨガ、太極拳など)を最低5分行うと、脳内のセロトニン神経が活性化し、セロトニン放出量が増え、
3ヶ月続けることでセロトニン神経の構造が変化し始め、6ヶ月経つと、いい状態になるそうです。
一定のリズムを刻めればよく、激しさは必要無いので、お経でもOKという所が面白いですね。
また、情動の涙(悔し涙、悲しい涙、 -
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ネタバレ友達が瞑想していると聞き、心を落ち着けるきっかけになればと思って読みました。
一言で言うと、「瞑想を科学する」内容になっています。
私が読んで理解できたのは、瞑想の準備まででした。
全くの素人の目から見てなので、合っているか分かりませんが、
やることだけをピックアップするとこんな感じでした。
1.安定した姿勢を作る。(P17に写真があります。)
・結跏趺坐(けっかふざ)+崩壊定印+半眼
2.吐く息に専念する。
・息を吐いたら、勝手に体が息を吸うから。
これを数十分以上繰り返すと瞑想状態になる。
もちろん裏付けや思想もしっかり書かれていますので、興味を持ったら自分の目で確認し -
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前半部分では、脳科学に基づき、ストレスが発生する原因と過程を丁寧に解説されています。後半はそれらを踏まえた上で、ストレスとどう向き合うべきか?どう解消すべきかが書かれています。
脳に関する記載の部分では、ストレスと深く関わりのある前頭前野の説説明がされていて、この部分は非常に参考になりました。人間らしさを形成する前頭前野の3つの脳の働きは以下の通り。
・共感脳 = セロトニン
・学習脳 = ドーパミン
・仕事脳 = ノルアドレナリン
セロトニンは、前頭前野内で「指揮者」のような役割をしていて、セロトニンがしっかりと分泌されていると、その他のドーパミンやノルアドレナリンも適切な分泌量 -
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まだこのタイミングでブックレビューするのは憚られますが、ストレスマネージメントの本なので役に立つかと。自分の数少ない^^;強みは共感脳かもしれないとこの本を読んで感じました。以降は本からの引用です。//ストレスに勝とうと思ってはいけません。ストレスは決してなくならない。ストレスを上手に受け流し、自分にとって適度なストレスにコントロールできる人。心のストレスの正体は脳が神経伝達物質を通して感じるストレス。共感脳。快が得られなくなることによって生じるストレス、依存症。正当に評価されない。キレる、セロトニン神経の機能低下。リズム運動、情動の涙。心の場所 2箇所 大脳辺緑系、前頭前野。共感:クールな覚