あらすじ
不眠、ストレス、疲労、うつ等あらゆる病気の原因を解決する、お金も手間もかからない究極の健康法。
幸せホルモン、セロトニンと日光浴で健康に。セロトニンの第1人者が、セロトニンと太陽による健康法を説く!
私達人間は、太陽の光によって生を受けています。私達が食べるのは太陽のエネルギーを身体に取り込むことであり、太陽によって生存に適した気温が保たれています。
また心身を健康に保つセロトニンという体内物質は、太陽光を浴びないと育成されません。
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、心を癒し、安定感や平常心をもたらす脳内物質です。
現代人は、セロトニン不足になっています。不況や情報過多によるストレスはもちろん、その背景には生活習慣の変化がありますが、太陽光を浴びなくなったことが大きな原因となっています。
セロトニン研究の第1人者、有田博士が太陽光とセロトニンの大切さをわかりやすく教えてくれます。
また太陽と人間の関係を古代からひも解き、太陽がいかに大切なものであるかを改めて確認します。
また太陽光との上手な付き合い方も伝授します。
<目次>
第1章 地球の「自然」と生命の営み
第2章 生体の適応限界
第3章 太陽の恵みを受けない人間の出現
第4章 セロトニン神経とリズム運動
第5章 黄昏時~就寝まで、オキシトシンとメラトニンの役割
第6章 太陽の明暗周期は時計遺伝子に組み込まれている
第7章 自然をリスペクトする生活とは
コラム セロトニン活性の達人たち
スティーブ・ジョブズ、ベートーヴェン、イチロー
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Posted by ブクログ
セロトニンはトリプトファンという必須アミノ酸から合成される。トリプトファンは大豆製品(豆腐、納豆、味噌、醤油など日本食に豊富)、乳製品(牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトなど洋食にも豊富)、卵、ナッツ、バナナなどの食材に豊富に含まれ、腸で吸収されると、血液を介して全身に栄養素として供給される。
網膜に2500ルクス以上の光が当たることが必要なだけで、皮膚に当たる光は、脳内のセロトニン分泌に全く影響しない。ただし、サングラスをつけるのはNGである。
として、朝夕の通勤時間や昼食時に 20 ~ 30 分間、太陽の光を浴びる工夫をすれば、それでもセロトニン活性の効果が得られる。
この丹田呼吸法を5分以上 30 分くらい行うと、脳内のセロトニン分泌が増えて、先に述べた5つの脳機能(大脳の覚醒・ネガティブな気分の解消など)に変化が起こることを私たちは証明して
夜になってからウォーキングを生活習慣にしている人々がいる。この行動もセロトニン合成を促すことは間違いない。太陽が沈んでいるので、合成されたセロトニンは直ちにメラトニンに変換されることになる。すなわち、夕方以降のウォーキングは自前の睡眠薬・メラトニンを増やす行動なのだ。実際、