檀一雄のレビュー一覧

  • 檀流クッキング

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    私のレシピ本のNo. 1はこの本。
    カツオのタタキ、丸鍋(ドジョウ)、豚マメ豚肝のスペイン風、ソーメン(薬味色々)、各種の鍋、ポルトガル人に一番評判が良かったらしいダイコン酢、朝鮮料理、ブイヤベース、干ダラコロッケ、パエリア、ビーフシチュー。
    当たり前だけど、文章が良いのです。
    母も好きな本。

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    2018年07月28日
  • 檀流クッキング

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    作家檀一雄のレシピ本。昭和の巨匠のひとりである。坂口安吾、太宰治らと同年代、放浪の旅に出ながらモノ書きを生業とした。
    プロでもない人のレシピをサンケイ新聞に掲載されたものが人気を博した。その肝は、料理を通して、料理のあり方を提案したことにある。豚の角煮では、中国の杭州に伝わるトンポーローをリファーし、その歴史も含めて大切に作りたい気持ちにさせてくれる。ロシアのピクルスも、現地で食べたものだろう。

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    2016年10月08日
  • 檀流クッキング

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    我が家のこどもたちなどこちらの方が好きである
    というような言葉が頻出するあたりがほほえましい。

    豪華絢爛な大ごちそうのレシピはもちろん、小鉢や箸休めのレシピが意外とリアルに使い勝手の良さそうなものが多くて楽しいレシピ本。

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    2015年09月15日
  • 檀流クッキング

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    食欲と料理欲を刺激する一冊。
    今の時期だとイカのスペイン風炒めがおいしかった。
    まさに大いにマネして、大いにつくり、食べてみる、である。

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    2015年04月22日
  • わが百味真髄

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    20130524 食べることに関してのエッセイは多いが本人の思いがここまで出ているのは凄い。良い本だと思う。

    20170401 前に読んでたのを忘れてたが何度読んでも新鮮だ。食べる事、料理する事を本当に好きなんだというのごわかる。

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    2017年04月01日
  • 檀流クッキング

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    風雅かつ豪快な男の料理。
    文字だけで、ここまで想像力をかきたてられるなんて、そして楽しめるなんて、なかなかない。
    母親の出奔により、やむなく料理をすることになった経緯があるのに、手を抜かず楽しんでおり、読んでいてひきこまれる。
    興味の幅も広く、各国の料理を取り入れており、昭和44年に連載していた内容なのに、当時としてはハイカラな食材も登場する。
    食通ぶってなく、なのに
    “梅干しだの、ラッキョウだの、何だか、むずかしい、七めんどうくさい、神々しい、神がかりでなくっちゃとてもできそうにない、とうようなことを勿体ぶって申し述べる先生方のいうことを一切聞くな。壇のいうことを聞け。”
    なんて言ってしまう

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    2013年04月09日
  • 檀流クッキング

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     たかが「料理の本」です。
     ですが、このたかが「料理の本」に人生狂わされたと言った人がいます。

     著者は檀一雄、この人に人生狂わされたという人が大勢いる人です。
     どんだけの人がという詳細は自伝的私小説『火宅の人』や、沢木耕太郎の『檀』を読めば解ります。
     
     『男の隠れ家』誌の最新号に、面白いコラムが載っていた。
     檀ふみさんと彼女のお母さんの二人に、自前の料理をご馳走した男性の書いたコラムだ。ワインにまつわるお洒落な話というのが毎回のテーマらしい。「自称檀流門下生」のにわかシェフが、ラオス風の焼き鳥やら、自家製柚子胡椒を使ったサラダなどを振舞う。
     お礼に、と檀さんがコレ

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    2011年02月27日
  • わが百味真髄

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    ネタバレ

    超絶。男として生まれたからには、一度くらいは「食」に関する檀流を読み、そして実践してみるべきだ。檀一雄。この人の生き様は、私にとってひとつの理想である。何物にも縛られず、ややこしいことは「どうでも、よろしい」と一刀両断にしながら、この世の中をふわりふわりと漂っていたい。

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    2011年01月05日
  • 檀流クッキング

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    私が料理を始めた20年前は まだ男子厨房に入らずという風潮で
    素人で料理をするひとはいるものの素人が料理の本をだすということはめずらしかった。
    そのころ 参考にした素人料理の本の一つだ。そのころ読んでいた本をリストアップしてみた。
    荻昌弘 映画評論家「男のだいどこ」 1972
    壇一雄 作家 「檀流クッキング」1975
    三善晃  作曲家「オトコ、料理につきる」 「男の料理学校」1979の改題
    水上勉 作家「土を喰う日々」1982
    丸元 淑生作家のちに料理研究家 「丸元淑生のシステム料理学」1982
    玉村豊男エッセイストあるいは画家「料理の四面体」1983

    もちろんプロの 料理人の本や栄養学者の

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    2010年11月18日
  • 太宰と安吾

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    檀一雄が、太宰治と坂口安吾のエピソードを語り、その書評もされた1冊。

    新聞や雑誌に掲載されたものがほとんどなのだろう、けっこう重複する内容もあったのが少し残念。逆に考えれば、そうなってることで太宰治と坂口安吾、檀一雄それぞれの言動が頭に残る。
    この時代の作家や文壇の一辺を見た気になり、そのなかでもこの方たちが苦悩の中でなんとか自分を生きていたんだなと感じることができた。しかしまわりの人間はこのような人たちに振り回され大変なこともあったろうなぁとも。まあ、そのまわりの人たちも今ではちょっと考えにくいほど受け入れる器が大きい人たちばかりだが。

    次にこれらお三方の著書を手に取った時、いままでとは

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    2024年07月28日
  • P+D BOOKS 小説 太宰治

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    ・太宰治コーナーにあったのがびっくり。
    ・檀一雄さんの太宰治愛がすごい。ほー。
    こんな友人というか師というかいい関係。迷惑かけたりかけられたり。かけられたりのほうが多かったかもやけど。
    ・走れメロスのきっかけになったんじゃないかという熱海事件。なんでああいうことになってしまうのやら。お酒飲みは。
    ・ふわふわとたゆたうように生きるおおばようぞう。もとい津島
    ,中原中也も。立原、菊谷栄。
    ・70p
    太宰の散歩姿が、今でもはっきり目に浮かぶ。まるで、悪魔に捉えられた囚人のようだった。
    ・太宰治の口ぐせ
    何にも見るな。何にも聞くな。ただ巧言令色であれ

    どういうことだろう。夢の世界で生きるってこと?

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    2020年07月29日
  • 太宰と安吾

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    太宰と安吾とありますが二人の関係性とかについてではなく、個々の話です。

    知らない話もあったのでとても興味深く読めました。
    ただ、重複してる話がだいぶ多くページ数ほどの情報量はないかなという感じはします。

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    2017年10月31日
  • 檀流クッキング

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    まさしく「檀流」クッキング。おいしければどこの国の料理だろうと、どんな材料であろうとトライしてみる好奇心旺盛な姿が子供のようで微笑ましい。食べることが楽しくて、作ることが楽しくて、食べさせることが楽しくて。楽しいことがたくさん詰まっている。「無いものは、なくてすませるに限る」繊細な一面もあれば、大雑把な一面もあり。毎日のことだから、こだわりすぎないことにこだわって、旬の味を楽しんでいる。楽しいが一番だ。

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    2017年09月05日
  • 檀流クッキング

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    壇一雄の料理の幅がすごすぎる。世界各地を歩き回った経験が大きいんだろうけど、個人の資質というか興味範囲も広いんだろう。文中に出てくる食材が現在では一般的でなくなっていたり(鯨など)、料理が一般化していたり(麻婆豆腐など)と40年の時代の違いを感じる。価格も肉類は大きく変わっているが、野菜のうち大根などはほぼ価格が変動していないことも興味深い。この間に日本人の食事の幅が広がったんだろうが、料理自体はどうだろうか。また、本当の食事の楽しさというのもどうなのか。
    全体的に酒の肴的な料理が多く、読み物として気楽に通せたのが良かった。

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    2016年07月24日
  • 夕日と拳銃 下巻

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    日中戦争に足を踏み入れて行く麟之介。
    その地の人ととならんとして、
    大義軍として動き始めるが…。

    時代小説のようだが、
    彼を取り巻く恋愛小説というような気もする。

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    2015年01月17日
  • 夕日と拳銃 上巻

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    実在の人物である伊達順之助をモデルにした小説。
    彼の分身でもある麟之介が奔放な人物なのはわかるのだが、
    そう育った背景はあまり語られず、
    ただの無鉄砲にしか見えて来ない。

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    2015年01月17日
  • 檀流クッキング

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    今では当たり前の料理でも、この時代ではかなり斬新だったんだなと実感した。檀風アレンジのみょうも楽しかった。

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    2014年05月10日
  • わが百味真髄

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    以前読んだような、読んでないような・・・。

    檀さんの食に対する愛情があふれた一冊。
    あれやこれや、あまり難癖をつけていないところがよい。

    彼が大好きなお店「北のイリエ」。タンとテールシチューのミックスの
    タンテル、これは面白そう。
    検索したら何と東苗穂。ススキノかと思ってたが・・・、こんなところまで
    食べに行ってたのだろうか?

    ルイベ(鮭を冷凍させたもの)で、本当のルイベは鮭を一匹、
    北海道の雪と寒気にさらすもの。決して冷凍庫には入れないこと。
    この味わいを、スペインの「ハモン・セラノ」とダブらせるところが好き。
    豚の足を丸ごとハムにして、ピレネー山脈の雪と日光にさらす味わいが
    極めて類

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    2013年04月04日
  • 石川五右衛門(上)

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    戦国時代、信長・信玄・秀吉・家康が戦を繰り広げる中、大泥棒・石川五右衛門が暴れまくる。女に惚れたり、利休と茶のお点前をしたり、荒くればかりの盗賊団を率いたりの希代の風雲児の一生。

    あくまでフィクションみたいだけど、なんか爽快・痛快だね。「天地に悪行善行の別などない!」と公言。なんか作者の壇一雄の生き様に似ている。何ものにも囚われず、思うがままなところが。

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    2010年07月11日
  • 石川五右衛門(下)

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    戦国時代、信長・信玄・秀吉・家康が戦を繰り広げる中、大泥棒・石川五右衛門が暴れまくる。女に惚れたり、利休と茶のお点前をしたり、荒くればかりの盗賊団を率いたりの希代の風雲児の一生。

    あくまでフィクションみたいだけど、なんか爽快・痛快だね。「天地に悪行善行の別などない!」と公言。なんか作者の壇一雄の生き様に似ている。何ものにも囚われず、思うがままなところが。

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    2010年07月11日