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地上ことごとくを、喰らいつくす! 料理の達人が、大きな味の宇宙に描き出す百味百態。四季三六五日、美味を求めて旅し、実践クッキングに生きた著者が、東西の味比べ、その作り方、奥義を公開する痛快な一冊! 267ページ
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とても楽しいお話です
単に食材を料理するだけではなく、同業の作家さんたちとか、妊婦の奥さんとか、 色々料理されちゃうのでとても楽しい、いやここは美味しいと言うべきお話です。 文章の紡ぎ手として非凡な才能を持つ方だと思いますね。 お好みで。
Posted by ブクログ
20130524 食べることに関してのエッセイは多いが本人の思いがここまで出ているのは凄い。良い本だと思う。 20170401 前に読んでたのを忘れてたが何度読んでも新鮮だ。食べる事、料理する事を本当に好きなんだというのごわかる。
以前読んだような、読んでないような・・・。 檀さんの食に対する愛情があふれた一冊。 あれやこれや、あまり難癖をつけていないところがよい。 彼が大好きなお店「北のイリエ」。タンとテールシチューのミックスの タンテル、これは面白そう。 検索したら何と東苗穂。ススキノかと思ってたが・・・、こんなところ...続きを読むまで 食べに行ってたのだろうか? ルイベ(鮭を冷凍させたもの)で、本当のルイベは鮭を一匹、 北海道の雪と寒気にさらすもの。決して冷凍庫には入れないこと。 この味わいを、スペインの「ハモン・セラノ」とダブらせるところが好き。 豚の足を丸ごとハムにして、ピレネー山脈の雪と日光にさらす味わいが 極めて類似しているという指摘。 嬉しくなる表現だ。
「私は、どこに出かけるときにも、登山用の小さいマナ板と、庖丁と、ガソリン焜炉だけは忘れない」という著者が、各地の味比べからその作り方のあれこれまでを書き連ねた好著。読んでいると、食欲とともに、旅への欲求がわいてくる。
壇一雄は福岡県柳川育ちで有明海の海産物を始め九州の食材や料理に明るいので、作品中には九州の美味しいものも多く紹介され、同じ九州に住むものとして食のバイブルにしていきたいほど親しみを感じる。 もちろん私が旅先や転勤先で出会った名物もそこここに登場し、壇一雄も食べたんだ、彼も美味しいと思ったんだと知ると...続きを読む、なんとも勝手ながら自分の舌に自信を持ってしまう。 それにしても30年以上前に書かれたとは思えない新鮮さ。今さら地産地消だスローライフだナチュラルだと持て囃していることに恥ずかしささえ覚える。 また、佐藤春夫や太宰治などの文豪も登場し、その交友を垣間見られるのも楽しい。
超絶。男として生まれたからには、一度くらいは「食」に関する檀流を読み、そして実践してみるべきだ。檀一雄。この人の生き様は、私にとってひとつの理想である。何物にも縛られず、ややこしいことは「どうでも、よろしい」と一刀両断にしながら、この世の中をふわりふわりと漂っていたい。
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