檀一雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレめちゃくちゃおもしろかった!!!!
「ちょっと待って」「ねえちょっと待って」と息も絶え絶えに萌えながら読んだので読み終わるのに一ヶ月以上かかった。最高だった~~~!!!
・彼のような虚栄の男に恋愛が成立しない事を私はよく知っている
・僕の胸にはいろんな言葉がちぎれて飛んだ
・「ひどいね、君は。通いつめて、一晩だけ泊まった芸者に逃げられたような気がしたよ」
・スイート・アンド・チャーミング。これだ、人生
など、萌え狂ったな。
西瓜食べるの嫌う太宰も良かった。
近しい人から見た太宰って最高だね!!!
文豪とアルケミストという舞台をキッカケに檀さんの「小説 太宰治」を読んだので脳内では赤澤燈く -
Posted by ブクログ
料理は 中国に来て 一人で生活することに成って、
中国のレストランは 一人で食べると面白くない。
あくまでも、中華料理は 多人数で食べるものだ。
必然的に 自分で 料理することに成った。
最初は カレーばかりつくっていた。
それでも、油だらけでトウガラシ込みの料理よりよかった。
『壇流クッキング』を読んで、料理ってこういうことだ
と改めて、感心した。
料理のレシピは 何か ちまちましていて、
めんどくさいのだ。適量でいいじゃないか。
と思っていたが 『壇流クッキング』は、まったくおかまい無しだ。
剛直、骨太、大雑把、オトコらしい、決断力がある。
なんでもかかってこい という感じなのである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ壇一雄は福岡県柳川育ちで有明海の海産物を始め九州の食材や料理に明るいので、作品中には九州の美味しいものも多く紹介され、同じ九州に住むものとして食のバイブルにしていきたいほど親しみを感じる。
もちろん私が旅先や転勤先で出会った名物もそこここに登場し、壇一雄も食べたんだ、彼も美味しいと思ったんだと知ると、なんとも勝手ながら自分の舌に自信を持ってしまう。
それにしても30年以上前に書かれたとは思えない新鮮さ。今さら地産地消だスローライフだナチュラルだと持て囃していることに恥ずかしささえ覚える。
また、佐藤春夫や太宰治などの文豪も登場し、その交友を垣間見られるのも楽しい。 -
購入済み
とても楽しいお話です
単に食材を料理するだけではなく、同業の作家さんたちとか、妊婦の奥さんとか、
色々料理されちゃうのでとても楽しい、いやここは美味しいと言うべきお話です。
文章の紡ぎ手として非凡な才能を持つ方だと思いますね。
お好みで。 -
Posted by ブクログ
料理エッセイを読むなら押さえておかなくてはいけない作品のようだ。
昭和44年(1969)〜昭和46年(1971)、週一で産経新聞に連載されていたという事で、なんと今から50年以上前!
しかし、目次に並ぶ料理に古さを感じない。
時代的には、プロの料理人の世界に女性が入ることは許されず、家庭では「男子厨房に入るべからず」などと言って男は上げ膳据え膳で威張っていた頃?
檀氏の料理歴は長く、9歳の時に母が家を出てしまったことから、教師を務める父親と三人の妹のために食事を作り始めたことがきっかけだったという。
きっかけはあったかもしれないが、せっかく食べるなら美味しいものを食べたい、手に入らないのであ -
Posted by ブクログ
「The 男の料理」
分量がものすごくざっくりしているので、レシピ本としては当てにできない。
でも、料理に対する並々ならぬ好奇心が感じられ、また周囲の人に食べさせて喜ばれるのが、何よりも楽しみだったんだろうなと感じた。
文体が「いれるがよい」「するがよい」と時代的なものもあるだろうが、上から目線なのもなんとなく人柄が出てるんじゃないかとも思う。
娘である壇ふみさんがご自身の著書で料理はレシピに「少々」とか「ひとつまみ」としか書いてなくて、分量がよくわからないから苦手だが、お菓子は分量が具体的に書いてあるのでお菓子は作れる、みたいなことを書いていたが、正反対な父娘でさぞかし娘としては悩んだだろう