檀一雄のレビュー一覧

  • P+D BOOKS 小説 太宰治

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    ネタバレ

    めちゃくちゃおもしろかった!!!!
    「ちょっと待って」「ねえちょっと待って」と息も絶え絶えに萌えながら読んだので読み終わるのに一ヶ月以上かかった。最高だった~~~!!!

    ・彼のような虚栄の男に恋愛が成立しない事を私はよく知っている
    ・僕の胸にはいろんな言葉がちぎれて飛んだ
    ・「ひどいね、君は。通いつめて、一晩だけ泊まった芸者に逃げられたような気がしたよ」
    ・スイート・アンド・チャーミング。これだ、人生

    など、萌え狂ったな。
    西瓜食べるの嫌う太宰も良かった。
    近しい人から見た太宰って最高だね!!!

    文豪とアルケミストという舞台をキッカケに檀さんの「小説 太宰治」を読んだので脳内では赤澤燈く

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    2023年04月18日
  • P+D BOOKS 花筐(はなかたみ)

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    「ペンギン記」に惹かれて購入。前半でこれまでの女を回想し、手に入れた雌雄の判別がつかないペンギンを彼女と呼ぶのが良い。命を好き勝手することへのしっぺ返しをくらうまでの話だが、子供の頃にたわむれに虫や小動物を捕まえ、飼おうとして死なせてしまったことのある人は共感するところが多いと思う。

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    2023年03月16日
  • 檀流クッキング

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    料理は 中国に来て 一人で生活することに成って、
    中国のレストランは 一人で食べると面白くない。
    あくまでも、中華料理は 多人数で食べるものだ。
    必然的に 自分で 料理することに成った。
    最初は カレーばかりつくっていた。
    それでも、油だらけでトウガラシ込みの料理よりよかった。

    『壇流クッキング』を読んで、料理ってこういうことだ
    と改めて、感心した。
    料理のレシピは 何か ちまちましていて、
    めんどくさいのだ。適量でいいじゃないか。
    と思っていたが 『壇流クッキング』は、まったくおかまい無しだ。

    剛直、骨太、大雑把、オトコらしい、決断力がある。
    なんでもかかってこい という感じなのである。

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    2016年07月20日
  • 檀流クッキング

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    太宰治とも御友達。そんな著者のお母さ 、著者が9歳のときに家出した。「3人の妹を食べさせなければならない」 こうして少年は台所に立つことになった。

    それから数多の年月と各国への放浪癖が鍛え抜いたスキルが存分に披露される一 冊。 「ナニ難しいコトはない。そんなコトはしなくても云々」として紹介されるレシピの数々は非常に実用的だと感じました。

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    2015年02月27日
  • わが百味真髄

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    ネタバレ

    壇一雄は福岡県柳川育ちで有明海の海産物を始め九州の食材や料理に明るいので、作品中には九州の美味しいものも多く紹介され、同じ九州に住むものとして食のバイブルにしていきたいほど親しみを感じる。
    もちろん私が旅先や転勤先で出会った名物もそこここに登場し、壇一雄も食べたんだ、彼も美味しいと思ったんだと知ると、なんとも勝手ながら自分の舌に自信を持ってしまう。
    それにしても30年以上前に書かれたとは思えない新鮮さ。今さら地産地消だスローライフだナチュラルだと持て囃していることに恥ずかしささえ覚える。
    また、佐藤春夫や太宰治などの文豪も登場し、その交友を垣間見られるのも楽しい。

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    2014年06月03日
  • 檀流クッキング

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    面白い!料理したくなるレシピがたくさん。なかなか再現するのは大変そうなのが多いけど、好奇心が刺激される。

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    2013年02月03日
  • 檀流クッキング

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    本当の意味では再現できない料理のレシピ本です。男の料理の元祖のような印象を受けました。調味料や食材の分量が一切書いてないわけですが、きっとこの通りに作ったら美味しいだろうと思う品ばかり。粗いけど旨さが約束されているに違いない、と思わせてくれます。当時の食材の流通事情を考えたら、きっと地産地消が主なので、どの一品も素材の美味しさが必ず伝わるものだったろうと想像します。自分の味を創っていくことを薦めてくれる指南書としての性格も持っていて、料理好きなら読んでおきたい本ではないかと思います。おススメです。

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    2012年03月29日
  • 檀流クッキング

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    もう何度も読み返してます。料理本なんだけど写真が無い。細かな料理の説明は無いんだけど、文章力の素晴らしさに想像をかき立てられます。丁寧な料理がしたくなります。

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    2012年02月06日
  • 檀流クッキング

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    壇一雄さんという、料理好きな作家の料理エッセイ
    いかにもなレシピ的ではない、ざっくり、これぞ男の料理。

    壇さんのユニークで、独特の文章が大変に和ませてくれる。レシピはもとより、壇さん自体が素敵すぎ!

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    2011年08月25日
  • リツ子 その愛・その死

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    チチー、ハハーという声が頭に浮かんでくる。 記憶が間違っていなければ、確か映画化されていて今井美紀がリツ子だったと思う。映画の中で病んでいく彼女がまた美しく切なかった。

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    2011年08月24日
  • 檀流クッキング

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    久々に読み返す。
    砂糖大匙何杯・・・なんて分量に関しては一切書いてありません!
    でも筆者の楽しげな様子が伝わって大変好感がもてます。
    またどれもこれも美味しそうなんだよな~。

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    2010年07月14日
  • リツ子 その愛・その死

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    小説家・壇一雄と妻リツ子、息子太郎との生活を綴る。戦時中、妻と息子を日本において取材のためと称して内地へ行ったり、思うがままの生活を送る。肺結核にかかり寝たきりとなった妻の看護生活。

    はーなんともすごい話だった。わがままなのに献身的で哀切に満ちた話。太郎のかわいい振る舞い、言葉が救い。「なーん?ん、なーん」「大きくなってチチになって御飯タキタキする」

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    2010年07月11日
  • 檀流クッキング

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    火宅の人、で有名な檀一雄ですが、この料理本が彼の作品でナンバーワンだと思います!独特の「男らしい」文体と、読んでいるだけでヨダレが出そうな、豪快かつ美味しそうな料理の数々。食べ物好きは絶対読むべし!!

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    2009年10月04日
  • 檀流クッキング

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    「火宅の人」檀一雄による名レシピ。簡潔な文章のみで,あれだけ明確に料理の作り方をイメージさせてくれるのは,すごい。宮崎の「冷や汁」をこれで初めて知った。

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    2009年10月04日
  • P+D BOOKS 小説 太宰治

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    思いおこすは 現文教師のY先生と同人のこと
    似て非なるものを崇めたりはしない
    けだし 何度でも立ち返るべき詩魂が文士たちの生き様にはあった 生きているうちになすべきこと なさなければ

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    2025年09月22日
  • わが百味真髄

    000

    購入済み

    とても楽しいお話です

    単に食材を料理するだけではなく、同業の作家さんたちとか、妊婦の奥さんとか、
    色々料理されちゃうのでとても楽しい、いやここは美味しいと言うべきお話です。
    文章の紡ぎ手として非凡な才能を持つ方だと思いますね。
    お好みで。

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    2025年06月01日
  • 檀流クッキング

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    一切細かいレシピは書かれておらず,気取った料理がないところがいい。料理で一日をつぶす豊かな生活がうらやましい。

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    2024年01月17日
  • 檀流クッキング

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    料理エッセイを読むなら押さえておかなくてはいけない作品のようだ。
    昭和44年(1969)〜昭和46年(1971)、週一で産経新聞に連載されていたという事で、なんと今から50年以上前!
    しかし、目次に並ぶ料理に古さを感じない。
    時代的には、プロの料理人の世界に女性が入ることは許されず、家庭では「男子厨房に入るべからず」などと言って男は上げ膳据え膳で威張っていた頃?

    檀氏の料理歴は長く、9歳の時に母が家を出てしまったことから、教師を務める父親と三人の妹のために食事を作り始めたことがきっかけだったという。
    きっかけはあったかもしれないが、せっかく食べるなら美味しいものを食べたい、手に入らないのであ

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    2023年11月20日
  • 完本 檀流クッキング

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    読んでいて、まざまざと料理する手元が見えてくる。音が聞こえて、美味しそうな匂い。美味しそう〜とか、いやあ、これは好みじゃないなあとか、これは真似したい、これは面倒そう、なんて考える。
    この#完本檀流クッキング は写真もあるから、目も楽しい。

    沢木耕太郎「檀」は読んでいるのに、檀一雄の作品は読んでいないという、私がよくやる片手落ち。外堀から埋めていく、みたいな。次は「火宅の人」、だろうか。

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    2022年03月05日
  • 檀流クッキング

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    「The 男の料理」
    分量がものすごくざっくりしているので、レシピ本としては当てにできない。
    でも、料理に対する並々ならぬ好奇心が感じられ、また周囲の人に食べさせて喜ばれるのが、何よりも楽しみだったんだろうなと感じた。
    文体が「いれるがよい」「するがよい」と時代的なものもあるだろうが、上から目線なのもなんとなく人柄が出てるんじゃないかとも思う。
    娘である壇ふみさんがご自身の著書で料理はレシピに「少々」とか「ひとつまみ」としか書いてなくて、分量がよくわからないから苦手だが、お菓子は分量が具体的に書いてあるのでお菓子は作れる、みたいなことを書いていたが、正反対な父娘でさぞかし娘としては悩んだだろう

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    2019年10月05日