【感想・ネタバレ】P+D BOOKS 花筐(はなかたみ)のレビュー

あらすじ

大林宣彦監督が映画化した檀一雄の原作小説。

『火宅の人』でその名を全国に知らしめた“最後の無頼派文士”檀一雄。その処女作品集に収められた表題作「花筐」は、十代の大学予備校生たちの愛と友情を瑞々しく描いた青春の記念碑ともいえる一作。

病魔と闘いながら大林宣彦監督が自身で脚本を書きあげ、撮影にのぞんだ映画『花筐』は監督の執念の結実でもある。

ほかに檀一雄自身の南極捕鯨船への乗船体験を元に描いた「ペンギン記」、自伝的な「白雲悠々」「誕生」、そして「元帥」「光る道」等、多面的な魅力の作品集を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「ペンギン記」に惹かれて購入。前半でこれまでの女を回想し、手に入れた雌雄の判別がつかないペンギンを彼女と呼ぶのが良い。命を好き勝手することへのしっぺ返しをくらうまでの話だが、子供の頃にたわむれに虫や小動物を捕まえ、飼おうとして死なせてしまったことのある人は共感するところが多いと思う。

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2023年03月16日

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