出久根達郎のレビュー一覧

  • 雑誌倶楽部

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    雑誌という媒体を通じて近代史を振りかえる。大正から昭和初期に発刊されていた雑誌を紹介されており、ほとんどを知らないんだけれど懐かしく感じる。かの時代の文化の名残がまだいくらか漂う中で育ったからだろうか。当時の雑誌の表紙絵は駄菓子屋で買ったメンコの絵のタッチだし、各家庭の倉庫や納戸にはそうした古雑誌が少なからず残っていた。

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    2014年04月26日
  • 雑誌倶楽部

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    古い雑誌に現れた言葉や記事から様々な話題を提供して売れるエッセイ。古本屋店主の面目躍如。取り扱う範囲も広く楽しい一冊。

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    2014年04月12日
  • 続 御書物同心日記

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    御書物方をのどかなどと感じたが、今でこそ空調と機械警備に任せて古文書を管理しているものの、あれを人力でやるならば相当難儀に違いない。無事であってあたりまえながら、一日24時間、永劫に大事を許されない重責であると思い直す。

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    2014年03月02日
  • 本のお口よごしですが

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    出久根氏の人柄も作品も、本を読むのも好き。

    ただ、所謂古書の世界には、怖くて飛び込めない。経済的理由も大きいが、底なし沼のように抜け出せない気がする。当分は、文庫で満足します。

    この作品集も、渋いお話がいっぱいで、中々いい。読書の方法(姿勢)が似ているのが、嬉しい。

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    2013年12月09日
  • 佃島ふたり書房

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    108回 1992年(平成4)下直木賞受賞作。東京佃島の古本屋で仕入れを担当しながら発禁書を収集する男と彼とゆかりを持つ女たちを明治・大正・昭和の時代とともに描いた作品。ストーリーの中につむがれた、歴史に潜む怪しい事件が楽しめる。おすすめ。しかし頻繁に登場する古き東京流おやじギャグは理解が難しく、これらは本当の意味で”死語”になっているのだな。

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    2013年11月09日
  • 二十歳のあとさき

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    昭和の東京を舞台にした話。1960年代かな。読み心地が良かった。凄く面白いといった感じではないけどすらすら読める。
    主人公達は皆十代後半から二十歳くらいの年齢で、同年代のシンパシーというか、共感できる感情が多く描かれていた。俺は学校に行ってないから尚更だろう。
    殆ど読んだことのないタイプの小説だったから心に残った。

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    2013年11月05日
  • 御書物同心日記 虫姫

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    ときは江戸時代、上様のご書物を預かる御書物方の同心を主人公とした、ちょっとした事件を扱う物語。主人公は本好きで、まさに仕事が性に合っているようである。それでも江戸時代の日々変わらぬ繰り返しの作業は退屈なよう。破損した本を修理して、時期ごとに虫干しして、そして寝ずの番(夜勤)。同僚とのくすりとするやり取りや、ちょっとハメを外すときのスリル感は面白い。また、事件に対して、眼が冴えるような推理はないが、周りの人々のやり取りから、少しずつ核心に近づいていく。人々とのやり取りや気持ちが丁寧に描かれ、その場の会話を見ているような気持ちになる。江戸の人々の気持ちを通い合わせる様子が想起され、江戸に生きたいと

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    2013年02月04日
  • 佃島ふたり書房

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    佃島にある古本屋を舞台にした話。明治から昭和にかけての東京の歴史をちりばめ、展開する。読みやすかった。

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    2012年02月23日
  • 日本人の美風

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    この著者の書物エッセイは楽しんで読んで来たが、本書は少々散漫になっているか。東日本大震災で注目された日本人の美風だけど、それにこだわらない方がよかったかも。歌と像しか知らなかった二宮金次郎の話は興味深かった。

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    2011年12月29日
  • 土龍

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    これには珍しく本が登場しない。黒船到来で揺れ動く幕末の江戸、結局使われなかった御台場普請に絡む老中やお年寄りの陰謀の話である。江戸幕府は長かったが、閉鎖していた。今の地球に異星人がやってきてイラクだアフガニスタンだアメリカだと騒いでいる地球人に星の開放を求めているような状態である。結局外を見る力がなく、内紛からの自己保身しか頭になかった政治中枢が開国の方向性をめちゃくちゃにした。同じ轍を現代で踏まないことを願うばかりである。

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    2011年09月11日
  • 続 御書物同心日記

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    続、からしか見つからなかったけれど、別に困らない。将軍家の司書を勤めた同心たちの話である。そんな役職があるとは知らなかった。ついでに古本屋の手伝いをしているのが面白い。

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    2011年09月11日
  • 佃島ふたり書房

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    第108回直木賞。
    佃島にある古書店・ふたり書房が舞台。女主人・千加子亡き後、店を運営するのは娘・澄子だが、物語の中心は老いた従業員・郡司。
    彼の本屋人生の始まりからふたり書房で働くようになった経緯、明治時代の「大逆事件」と、大正時代の大震災などを背景とした本屋家業の苦労話など。

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    2011年03月21日
  • 御書物同心日記 虫姫

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    シリーズ第3弾!
    本職が古本屋の作家が、古本のネタで小説を
    書くってのも・・・
    面白いからいいのですが、作品のエピソード
    の元ネタなんてあるのでしょうか
    小さな日常の小さな事件で、まったりと江戸
    時代の人間が描かれています

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    2010年03月03日
  • 御書物同心日記

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    将軍様の本を守る同心たち
    徳川家康は無類の愛書家で、集めた
    珍本希本を大事に納めた
    ・・・紅葉山文庫の始まりであり
    150年間連綿と本の修復・整理
    そして虫干しが繰り返され、記録が
    残っている
    作者は古本屋のご主人のようですが
    なかなか読ませる一冊です

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    2010年02月05日
  • 御書物同心日記

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    江戸時代の本の虫たちの、日常の中の些細な出来事を集めた連作集。
    殺人事件を解決していくような話を求めている方にはお薦めしませんが、読みやすく、面白い話です。

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    2013年03月04日
  • 土龍

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    前半の御台場普請の井戸掘りのシーンがとてもつよく印象に残っただけに、後半のなぞとき部分(?)がなかなかすとんと腑に落ちてくれなかったのが、残念。単に私の理解力が及ばなかったのだろうけど、最後の最後でテンポがくずれてアンバランスな印象だった。う〜ん

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    2009年10月04日
  • 佃島ふたり書房

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    同年同日生まれの、郡司と六司。ことによると六司は、一生童貞のままだったのではないか?憑かれたように古本のセドリを続ける郡司の背中を想いつづけた六司と千加子。だれもが孤独だった、とは思いたくないけれど。
    昭和初期の東京の古本文化や風俗について詳しく、まるで同時代を生きたような楽しさが味わえた一冊だっただけに、ラストはほんのりもの寂しかった。

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    2009年10月04日
  • いつのまにやら本の虫

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    小説家であり古書店店主でもある著者のエッセイ。

    古本屋から見た本の見方が興味深かった。
    本の町神田をぶらっと旅したくなった。。。

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    2009年10月04日