出久根達郎のレビュー一覧

  • おんな飛脚人

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    偶然同じ日に飛脚問屋で働き始めたふたりの飛脚。
    ひとりは珍しい女飛脚。

    江戸の町を駆け抜けて手紙と人情を運びます。
    読みやすく、爽やかな読後感。
    おもしろかった♪

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    2010年04月22日
  • 作家の値段

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    なかなか奥深い世界だ。
    本は好きだが、古本はあまり好きでなかったが、この本を読んで、興味を持った。
    昔、学生時代、古本屋の好きな友達がいて、一緒に神田の古書店を廻ったものだが、買う本がなく、ただ眺めていただけだ。
    今だったら、違った意味で楽しめたのではないだろうか。

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    2010年04月10日
  • 御書物同心日記

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    将軍家の御文庫に勤める同心のお話。
    捕り物とかじゃない人も「同心」なんだーと知りました。
    珍本稀本がいっぱい出てきて大変おもしろい。

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    2010年01月29日
  • 本のお口よごしですが

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    著書を読んでいると
    出久根さんはやさしい人なんだろうなぁと感じます。

    新聞の人生相談の回答者として、その存在を知ってから
    本を書かれていることを知りました。

    出久根さんの著書を読んでいると
    懐かしく、やさしい空気感に包まれます。

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    2009年10月04日
  • 無明の蝶

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    正直、めちゃめちゃ面白い。文章のリズムが心地よく、読み終わるのが勿体なかった。読書の醍醐味って、つきつめれば「読んでて心地いいかどうか」だと思う。直木賞候補作にもなった本作。なのに、何でこの本が絶版なのか!?解せない。
    古本屋「芳雅堂」を営む「私」が語り手の、連作短編集。ユーモラスで、どこか奇妙な古本屋のお客や友人たちとのやり取り。「私」の名前は出てこず、かつ、著者が営んでいた古書店の名前も「芳雅堂」であるが故、虚実ない混ぜになった感が面白い。

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    2009年10月04日
  • 御書物同心日記

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     漸くきました。以前、哲学生なのに「紅葉山文庫について」なんて論文を15枚ほど書いて、方向性を失っていた私。いよいよ、あの論文が役に立ちました!
    主人公は紅葉山御文庫に務める新米同心。本大好き人間、と聞き私は興味を惹かれるばかりです。内容は短編集。本の知識とか、彼らの仕事とかわかります。事件とゆぅほどの大事件ではないけど、毎回何かしら騒動があったりと。
    シリーズモノです。このシリーズも気になりますが、作者の出久根さんに私は興味を惹かれました。古書店経営者にして直木賞作家ですよ!

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    2009年10月04日
  • 無明の蝶

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    「無明の蝶」、「猫じゃ猫じゃ」、「赤い鳩」の3篇は近刊の「出久根達郎古本小説集」に収録されている。
    「四人め」、「とろろ」、「靴」、「雲烟万里」はどれも軽めの味わい。これはこれで結構かと。

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    2025年12月22日
  • 本のお口よごしですが

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    古本屋さんの主人が古本にまつわるエピソードを書き綴ったエッセイ集。
    街に古本屋は中々入るのは敷居が高いけど、これを読んでちょっと興味が出て来た。

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    2023年02月18日
  • 世直し大明神 おんな飛脚人

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    ネタバレ

    前巻の巻末で安政の大地震に見舞われることが予告されていたもんで、いつ揺れるのか、誰か犠牲になるのかと案じながら読み進める。茂右衛門は残念だったけど、予見したかのごとく引退したのちで、十六屋を支える仲間たちは皆無事でよかった。まどかと清太郎だけど、惚れたはれたの恋仲については著者らしく有耶無耶というのかどういうのか。それよりも広く人間愛を大切に描かれるのだ。大塩平八郎の過激な秘蔵書である『鶴龍堂先生言行録』をめぐり悪党どもとの角逐あれども、この結末もやんわりと。この物足りなさが著者らしい。そう、過程が大事。

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    2021年10月11日
  • 犬大将ビッキ

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    年老いた2人の母と、愛犬のパピヨンのビッキの赤裸々な介護生活を書いたエッセイだ。
    ペット飼育に対する知識は古いものがあったが、2人の母へのそして、愛犬への愛昔の念が強く感じられる。
    表題の剽軽なイメージからは考え思いつかないほどの心に染みる内容だった。

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    2019年11月20日
  • 漱石センセと私

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    面白かったです。出久根さんは初めて読みました。
    より江という少女の視点で、夏目漱石や妻の鏡子を描く…というより、メインはより江の成長でした。
    より江と猪之吉とのあれこれがほとんどだったのですが、優しい目線でおおらかに読めます。
    描かれる出来事は、どの登場人物にとっても結構おおごとなのですが、穏やかに素直に描かれているので良かったです。
    鏡子夫人は悪妻でもなんでもなかったです。むしろ、漱石と付き合うにはこれくらいさばけていた方が良いと思いました。
    漱石の著作のモデルとか、エピソードの元になったものも色々と挙げられていて、また読みたくなりました。
    エピローグで、実際の久保夫妻が福岡にいたのを知って

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    2019年08月31日
  • いつのまにやら本の虫

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    古書店店主であり小説家でもある作者の古書店エピソード日記。本に対する愛情がひしひし。読書を楽しむ者の共感を得るこの手の本はもっとあってもよいと思えるジャンルと思う。
    自分も同じように読書に関するエッセイを書きたくなり、時折妄想してしまって読む妨げになってしまった。古書の価値にはあまり興味はないが人の価値観は千差万別と考えてしまう。

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    2019年02月02日
  • 佃島ふたり書房

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    ネタバレ

    内容(「BOOK」データベースより)
    佃の渡しが消えた東京五輪の年、男は佃島の古書店「ふたり書房」を立ち去った―大逆事件の明治末から高度成長で大変貌をとげる昭和39年まで移ろいゆく東京の下町を背景に庶民の哀歓を描く感動長篇。生年月日がまったく同じ二人の少年が奉公先で知り合い、男の友情を育んでいく。第108回直木賞受賞作品。

    書店のほんわか話かと思いきや、古書が熱かった時代の闇をはらんでいます。昔は本がとても大きな力を持っていたんだと読んでいてある意味うらやましい気持ちになりました。本を語り合ったり議論したりは楽しかっただろうな。
    色々盛り込み過ぎて商店がぼやけているのが残念。

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    2018年09月13日
  • 漱石センセと私

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    夏目漱石と樋口一葉に関しては一家言もニ家言も持ちあわせてる著者が、漱石センセに縁のある久保より江という俳人の半生を追う。わたくしは俳句に造詣なく、初めて知る女性だ。より江が少女時代に、漱石と正岡子規が彼女の祖父母の家に下宿していたようで、彼らとのほのぼのとしたやり取りが微笑ましい。やがて、医学博士にして著名な俳人となられる久保猪之吉と出会い、結ばれるまでの波乱万丈ってほどでもないけれど、当時の女性としては刺激的で自立した人生が描かれる。著者らしい温もりのある筆致で、漱石夫妻の微妙な関係や歩みもやんわりと。

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    2018年06月13日
  • おんな飛脚人

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    軽いですね。悪く言えば軽薄。でもなんだか明るくて、スピーディーで良いです。
    著者・出久根さんは古本屋のご主人。どちらかと言えば、ちょっと重い感じの作品が多かったと思うのですが、これは妙に軽い。飛脚問屋を舞台にしたせいでしょうかね。
    何も残らない作品だとは思いますが、爽やかな一気読みでした。

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    2017年11月08日
  • 御書物同心日記 虫姫

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    出久根さんの本は、何故か肌触りの悪さみたいなものを感じることが覆いのですが、これは殆どそんなことが無かったですね。なかなか良い出来です。
    一つには古本屋・小泉屋の娘・おしんの存在が大きくなった所為かも知れません。話全体に少し色気が出てきたのが良かったのかな。
    あまり高い評価はしていませんが、一気に読み終えました。

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    2017年10月30日
  • 面一本

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    出久根さんの現代物は初挑戦。先日からどうも時代物で良い作品に出会えず、現代物に走ったわけですが・・・・。
    面白い本です。でもね、やっぱり少し肌触りの悪さを感じてしまいます。
    最後の地上げ屋の黒幕との対決シーンは頂けませんが、その前の部分は古本屋(著者の実際の家業でもあります)という面白い世界を舞台に、トントンと小気味よいほど進んでいきます。大きなストーリー立ては面白いのです。セドリのシンゴさんなども魅力的ですし。しかし、細かな流れがどうも私の感覚と会わないようです。
    ちょっとしたエピソード、それが後ろに繋がるものだと思っていたら、そのまま立ち消える。そんな感じが随所に見られるのです。そこ

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    2017年10月30日
  • 御書物同心日記

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    古書店営む傍ら、作家活動をしている人と聞いて、以前から一度読んでみたかった。
    まさしく古書に絡む作品。

    江戸時代の、徳川家の文庫(紅葉山文庫)を守る同心たちの物語。
    公方様の本、神君家康公の御手沢本に万一のことがあっては、と、挟まっているごみのようなもの、汚れまで一々記録を残すお役所的な発想に、思わず苦笑。
    と当時に、学生時代、大学の古典籍調査のバイトをしていた頃のことを思い出した。
    たしかに、ネズミの糞とか、挟まっていたりしたよなあ(我々の仲間内では、「ロス・フンチョス」と、ふざけて呼んでいたっけ)。
    持ち上げた瞬間、綴じ糸が切れて崩壊するとか。
    私たち学生バイトが扱っていたのは、割と出回

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    2016年09月09日
  • 御書物同心日記 虫姫

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    将軍家の蔵書を管理する小役人・東雲丈太郎の周りで生じる事件簿。ささやかないざこざかな。どこか頼りなげでいて芯のある主人公の設定は梶よう子さん、ほのぼのと心暖まる展開は伊藤桂一さん、江戸情緒をきっちり伝える台詞や情景描写は故杉本章子さん、それぞれの作家と作風が通じる。糶取師の新六は、後々の事件にも絡んでくると確信したけど消えていった。不浄門前の櫓で憑かれたその真相は?黒いものの正体は?知れず。喜助の娘・しんと丈太郎ってあれで終わりなのかぁ。住み込み番頭の新三郎は振られたってことだよね。出久根小説ではこのユルさを楽しまねばならんのよ。

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    2016年02月11日
  • 御書物同心日記

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    なんだか、分かったような、よく分からないような、フワッとしたまま終わる感じの話が多い。ミステリ未満ミステリ?
    当時のお役所がどのように貴重な本を扱っていたのかが分かって面白かった。本1冊でワクワクする丈太郎にはなんだか親近感がわく。

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    2015年04月28日