御書物同心日記

御書物同心日記

550円 (税込)

2pt

将軍家の蔵書を守れ! 新米同心の奮闘記。本の知識では誰にもひけをとらない丈太郎は、天下の稀本珍本が集められた将軍家の御文庫に勤める新米同心。その使命は一にも二にも本を大切に保管すること。個性豊かな先輩同心がそろう御文庫に、同じく新米同心として角一郎がやって来たときから、奇妙な事件が相次いだ――。江戸情緒あふれる連作集。(講談社文庫)

...続きを読む

御書物同心日記 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年01月26日

    江戸時代、本を管理する部署に配属された丈太郎、本にまつわるいざこざの数々!本の時代本といえる小説です。

    0

    Posted by ブクログ 2014年03月02日

    小説だから事件は起こるが、退治した紙魚(しみ)の城外持ち出しをとがめられたり、お見合い相手に妹を恋人と勘違いされたり、支給された昼の弁当にあたったり、まあそんなところだ。そんなほのぼの感がますます出久根さんらしい。

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月26日

    いわゆる「日常の謎」系。とはいえ、ミステリというわけでもない。「謎」は解かれたり、解かれなかったりする。主人公の心のゆらぎが、静かな波紋となって読み手の心にまで押し寄せ、不思議な読後感をもたらす短編集。個人的に、とても好み。

    0

    Posted by ブクログ 2010年01月29日

    将軍家の御文庫に勤める同心のお話。
    捕り物とかじゃない人も「同心」なんだーと知りました。
    珍本稀本がいっぱい出てきて大変おもしろい。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

     漸くきました。以前、哲学生なのに「紅葉山文庫について」なんて論文を15枚ほど書いて、方向性を失っていた私。いよいよ、あの論文が役に立ちました!
    主人公は紅葉山御文庫に務める新米同心。本大好き人間、と聞き私は興味を惹かれるばかりです。内容は短編集。本の知識とか、彼らの仕事とかわかります。事件とゆぅほ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年09月09日

    古書店営む傍ら、作家活動をしている人と聞いて、以前から一度読んでみたかった。
    まさしく古書に絡む作品。

    江戸時代の、徳川家の文庫(紅葉山文庫)を守る同心たちの物語。
    公方様の本、神君家康公の御手沢本に万一のことがあっては、と、挟まっているごみのようなもの、汚れまで一々記録を残すお役所的な発想に、思...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年04月28日

    なんだか、分かったような、よく分からないような、フワッとしたまま終わる感じの話が多い。ミステリ未満ミステリ?
    当時のお役所がどのように貴重な本を扱っていたのかが分かって面白かった。本1冊でワクワクする丈太郎にはなんだか親近感がわく。

    0

    Posted by ブクログ 2010年02月05日

    将軍様の本を守る同心たち
    徳川家康は無類の愛書家で、集めた
    珍本希本を大事に納めた
    ・・・紅葉山文庫の始まりであり
    150年間連綿と本の修復・整理
    そして虫干しが繰り返され、記録が
    残っている
    作者は古本屋のご主人のようですが
    なかなか読ませる一冊です

    0

    Posted by ブクログ 2013年03月04日

    江戸時代の本の虫たちの、日常の中の些細な出来事を集めた連作集。
    殺人事件を解決していくような話を求めている方にはお薦めしませんが、読みやすく、面白い話です。

    0
    ネタバレ購入済み

    まったり読める江戸お仕事小説

    2022年08月17日

    先ず驚いた事が江戸時代の江戸城内でこういう仕事に先祖代々就いていた方々がおられた事。
    将軍家の蔵書をただひたすらに管理・補修する毎日はどういった気持ちなのか、実際に生のお声を聞いてみたいと思った。

    物語としては淡々としており大きな事件はおきない
    。連作短編でよくある物語を通して一つの大きな...続きを読む

    #癒やされる #深い

    0

御書物同心日記 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

御書物同心日記 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

出久根達郎 のこれもおすすめ

御書物同心日記 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す