【感想・ネタバレ】雑誌倶楽部のレビュー

あらすじ

庶民の暮らし、偉人の素顔、艶笑話、珍事件……雑誌にはリアルな「日本人」が詰まっている! 古書店を営みながら、作家・エッセイストとして活躍してきた出久根達郎氏による、明治~昭和のおもしろ記事発掘エッセイ。著者は、あらゆる雑誌に目を通し、「おもしろい」と感じた記事をかたっぱしからメモをする。婦人はいつから腋毛を剃るようになったのか? 昭和初期の元気な老人たちの長寿の秘訣は? 大正婦人の性教育とは? 等々、38冊の雑誌を取りあげ、軽妙かつ味わい深い筆致でつづる。地方の小さな古書店での思いがけない掘り出し本の話、投稿魔だった亡き父の思い出など、「雑誌」にまつわるエピソードも交えた、本好きにはたまらないエッセイ集。

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Posted by ブクログ

雑誌という媒体を通じて近代史を振りかえる。大正から昭和初期に発刊されていた雑誌を紹介されており、ほとんどを知らないんだけれど懐かしく感じる。かの時代の文化の名残がまだいくらか漂う中で育ったからだろうか。当時の雑誌の表紙絵は駄菓子屋で買ったメンコの絵のタッチだし、各家庭の倉庫や納戸にはそうした古雑誌が少なからず残っていた。

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2014年04月26日

Posted by ブクログ

古い雑誌に現れた言葉や記事から様々な話題を提供して売れるエッセイ。古本屋店主の面目躍如。取り扱う範囲も広く楽しい一冊。

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2014年04月12日

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