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庶民の街、早稲田の小さな古本屋に剣道の達人・若苗(わかなえ)が嫁いできた。三世代同居も苦にせず、人情溢れる家族に支えられて、若女将として古書の世界の奥深さにハマっていく。街を喰い荒らすバブル亡者たちに敢然と立ち向かい、平凡ながら時代の波に押し流されず強く生きる下町の一家を活き活きと描く長編小説。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
出久根さんの現代物は初挑戦。先日からどうも時代物で良い作品に出会えず、現代物に走ったわけですが・・・・。
面白い本です。でもね、やっぱり少し肌触りの悪さを感じてしまいます。
最後の地上げ屋の黒幕との対決シーンは頂けませんが、その前の部分は古本屋(著者の実際の家業でもあります)という面白い世界を舞台に、トントンと小気味よいほど進んでいきます。大きなストーリー立ては面白いのです。セドリのシンゴさんなども魅力的ですし。しかし、細かな流れがどうも私の感覚と会わないようです。
ちょっとしたエピソード、それが後ろに繋がるものだと思っていたら、そのまま立ち消える。そんな感じが随所に見られるのです。そこらが"手触りの悪さ"を感じる原因なのでしょう。
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小説・文芸
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