谷甲州のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 白き嶺の男

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    京都旅行中に恵文社の山岳文庫コーナーで発見。
    新田次郎好きなので即購入。
    もうひとりの加藤、加藤武郎を軸にストーリーが展開。
    白き嶺の男、沢の音、ラッセル、アタック、頂稜。
    舞台も、八ヶ岳から、北アルプス、そしてヒマラヤへ。

    これ、長編で読みたいな…。再編希望。

    七ツ針 山岳ホラー は個人的には別で読みたかったですが、全編を通して楽しかったです。

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    2020年03月04日
  • 航空宇宙軍史・完全版二 火星鉄道一九/巡洋艦サラマンダー

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    ネタバレ

    第一次外惑星動乱で、戦争が勃発してから終戦までが描かれる。宇宙での戦艦による戦闘シーンはリアル過ぎて派手さがない。でも緊張感は伝わり、読者も静かに興奮する。地球から木星までの広大な宇宙空間では、敵と邂逅するにも軌道計算をし、推進材(燃料)の心配をしながら、加速、慣性航法、減速をしながら戦う。計算に間違いがあれば、敵と相対することなく死を迎える過酷なものだ。その緊張感がリアルであり、読みどころである。

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    2019年11月27日
  • 航空宇宙軍史・完全版一 カリスト―開戦前夜―/タナトス戦闘団

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    木星の衛星であるカリストやガニメデ、土星の衛星であるタイタンを中心とする外惑星連合が地球と月の航空宇宙軍に対し開戦準備をしている。そして「第一次外惑星動乱」へと突き進む。前半はそこに至るまでの政治の駆け引き、後半はミクロな視点になってタナトス戦闘団の活躍を描く。

    惑星の軌道が頭に浮かんでくるほど宇宙の描写がSFしている。ハードSFなので物理現象に現実味があり、それがリアリティさを増している。派手なドンパチではないが、キリキリとするほどの政治的駆け引きの描写で手に汗握る。後半の冒険小説のような「タナトス戦闘団」でもキリキリする緊張感を味わえる。

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    2019年10月01日
  • 工作艦間宮の戦争 新・航空宇宙軍史

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    すごく作風を変えた?!航空宇宙軍史。
    情景の切り取り方はもうほとんどスナップ写真。あとは読者が想像しろということか。それはそれで報道写真的でいいのだけれど、これでストーリーをどのように語っていくか興味深い。

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    2019年02月19日
  • 工作艦間宮の戦争 新・航空宇宙軍史

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    #日本SF読者クラブ 航空宇宙軍史の新シリーズ。戦争に組み込まれていく人間たちを描く。人間が戦争というシステムのパーツになっていくように感じた。人間ドラマではなく、「戦争」ドラマといってよい。前シリーズより無機質感が増した。

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    2018年12月26日
  • 航空宇宙軍史・完全版一 カリスト―開戦前夜―/タナトス戦闘団

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    これはなかなか面白い長編SF物語です。まだ最初の一巻なのですが、2週間以上かかってしまいました。出てくるのは今のところ太陽系内に移住した人類なのですが、戦争をしちゃうんですよね。、

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    2018年10月13日
  • ヤマケイ文庫 白き嶺の男

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    谷甲州さんの山小説はホントにピンとくる。加藤文太郎への共感度が似てるからなのか。解説も熱意が伝わる良い文章だった。

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    2018年09月24日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    第二部は日本列島が沈没してから25年後の物語。国土は消失しても国は存在しているという話。地球規模の気候変動と、地球規模の事案を取り扱う場合、国民、あるいは地球人はどのような目線で活動しなければならないのか?小松左京とそのチームが来るべき真のボーダーレス社会における人類のありようを問うた作品に仕上がっている。

    タイトルから本書を手に取ると、どうしても国土やマントル、マグマ、といった地殻変動方面の目線になってしまう。これは日本が地震や火山、津波に強い関心を持っているからしょうがないことではある。しかし本書が見据える視点は地球規模の地殻変動や気候変動をトリガーにした地球人としての振る舞いについて目を開かせようとしているのではないだろうか。

    考えてみると、既に国籍をもつ国を離れて暮らしている人は相当いるし、国籍そのものを変えている人も大勢いるわけで、国や国土といった概念は我々(というとステレオタイプだが)日本人のもつイメージとはすでに大きく変動しているような気もしてきた。しかも本書ではそれが20世紀に記されているわけで。先見の明というか、自身の視野の狭さに愕然としつつ、目を開いていかねばという感慨にふけるのである。

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    2018年04月14日
  • エリコ(下)

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    クローンが入り乱れ、日本人の遺伝子改良にまつわる謀略が明らかになっていくなか、舞台は月へ。
    上巻ほどのバイオレンスとエロスはやや鳴りをひそめる。
    そのかわりというか、寺尾医師と小青の恋、寺尾医師の妻への愛情、愛甲ヨハネの思わぬ無法者化、エリコが実感しつつある愛甲への恋心などなど、下巻はロマンスの色合いが濃い。
    それはそれで、一種、上方の心中ものを見ているみたいで面白い。

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    2017年06月23日
  • ヴァレリア・ファイル 上

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    角川で出てたのを見かけた時に好みのレーベルじゃないので買わずにいたのを、古書を見つけたの読んでみた。
    やっぱり自分の期待する谷甲州じゃなかった・・・orz。

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    2017年02月28日
  • コロンビア・ゼロ──新・航空宇宙軍史

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    宇宙戦争開戦前夜の緊張感を感じられる。短編の集まりのような構成であるが、そのエピソード一つひとつが最終章への伏線となる。本書は新・航空宇宙軍史の始まりだと思うので、回収されていない伏線は、これから出版される本で回収されるのだろう。これから始まる物語に期待しつつ読んだ。各エピソードは単独で読んでも面白い。「ギルガメッシュ要塞」はSFマガジンで読んだことがあり、改めて読んでみて、やはり面白いなと思う。

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    2015年12月26日
  • 覇者の戦塵1944 サイパン邀撃戦 下

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    相変わらず破天荒な海兵隊の蓮美大佐。
    空技廠の室尾技師をパラオから呼び寄せ、サイパンから翔竜によりテニアンを攻撃。
    まだまだサイパン攻防戦は続きそうだが、次回はどこの話になるのだろうか
    しかしこのシリーズも長いねと思ったらカドカワ版は1991年発売だった。家の何処かにあるハズ w

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    2014年09月28日
  • ヴァレリア・ファイル 上

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    電脳戦を描いた作品の中で一番好きな作品です

    士郎正宗がイラストを書いているところからもレベルの高さが保証されています

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    2014年06月20日
  • 覇者の戦塵1944 サイパン邀撃戦 中

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    ネタバレ

    米軍のサイパン上陸作戦開始。微妙に航空支援と支援砲撃が薄いけれど順調。
    海兵隊の蓮美大佐が仕掛けた罠に日米双方が引っ掛かりサイパン南部を米軍に明け渡す。
    伊54潜の輸送船団襲撃で米海軍の建設大隊はメジュロに引き返す。
    サイパン攻防戦の舞台が整ったというところかな

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    2013年09月30日
  • 日本沈没 第二部(上)

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    日本が沈没した後の日本人の流浪を描いた作品。日本人的な思考が世界に放り込まれたらどうなるのか、逆に世界に対してどういう影響を与えるのかが描かれていて大変楽しめた。
    でも、ちょっと話がくどかったり、終わり方が唐突だったりして残念な感じもしました

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    2013年06月26日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    日本沈没から世界沈没へ。その時、日本・日本人の役割は?中国の存在。
    領土問題等、ちょうど現在の問題とも重なり、非常に刺激的な内容かつ身近な問題として捉えられる。
    日本人としての誇りを感じながらも、地球市民としての可能性探れるのか?等、深い問題である。

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    2013年04月28日
  • 日本沈没 第二部(上)

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    前作から33年も経ており、いつ出るんだろうずっと思っていて諦めていたら、いつの間にか出てた。あの「異変」の後、日本列島は完全に消滅、日本人は世界各地で彷徨い、ばらばらになりながらもそれぞれの道を模索している。各地に入植して、各地の人々との軋轢を超えながら逞しく生き抜く人々。
    海外に住んでいることもあり、妙に共感や現実感を持って読めた。日本人の有り方や、方向性を色々と考えさせてくれる。

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    2013年04月28日
  • 覇者の戦塵1931 北満州油田占領

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    この本単体での面白さはそれほどではないが
    長く続いていく覇者の戦塵シリーズの序章中の序章に過ぎないと思うと
    今後この話がどのような展開を見せていくのか
    続きが楽しみでしょうがない

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    2013年04月16日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    ネタバレ

    第二部完
     漂流する日本人の行きつく先は宇宙?
      人類の行きつく先は宇宙と言うのは小松さんの思想が出てる気がする。

     小野田さんの静かな再会はよかったが、直前に戻るとはちょっと不自然。
     国際的な駆け引きはあっけなく終了、もう少し引っ張ってもよかった気がするけど、そうすると長くなりそう。

     地球の今後は温暖化か?寒冷化か?微妙なところですね。
      寒冷化の方が、まだ生き延びる確率は高いのか。

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    2012年12月27日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    政治的な動きを中心に語られていたためあまり身が入らなかった。
    周辺諸国との駆け引き?が面白いのだろうけど、私にはよくわからなくて残念だった。
    完全な地球崩壊を期待して読み始めたので、結末があっさりしていたのには肩透かしをくらった感じだった。もう少し、読んでいるこちらまでじわじわ追い詰められる感覚が欲しかった。
    パニックを求めて読むと退屈。
    シュミレーションとしてなら面白い。

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    2012年12月27日