駒崎優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこのシリーズの前作までより、ミステリー要素の強い話でした。
しっかりした話です。政治の問題も、人の機微も、それから傭兵や戦争についても。まだ続くようなのでこの先も楽しみです。
マドゥ=アリって実質サブ主人公の扱いなのかなと思っていたのですが、今作ほとんど出番なし。台詞2行くらいだったかしら。その分、アランデイルが頑張ってましたけれど、最も活躍し、目立っていたのは間違いなくエルディルでしょう。笑。
アランデイルと言えば挿絵……アランデイルの巻き毛どこいったー!と。ページめくりなおしていませんが、既刊の挿絵、ちゃんと巻き毛になってなかったですっけ。シャリースと区別つかず「あれ?」と。 -
Posted by ブクログ
戦国物ではありがちだが、戦によって主君が倒れ、残された少年が藩主となり、残された家臣たちとともに再興を目指すという物語。
わずか十二歳で主君となり、急展開する毎日に怯えながらも自分が主君であること、主君たる力がないこと、けれど主君をやめることはできないことを自覚し、一生懸命考えながら生きている祥三郎が可愛くて溜まりません。祥三郎の家臣の息子・利助も父を心配しながらも、自らも主君に仕える身であることを自覚して頑張っているのを見たら、涙が出そうになる。
今の子供のように好きな職業を選べない代わり、彼らは生きることに一生懸命で、くだらないことに迷わない。
ファミレスで食事の途中でテーブルを離れて走り回り、他のテーブルに迷惑をかけるような子供を見ていると、ただ手放しで甘やかすことが子供のためとは思えない。
TPOをわきまえない行為を子供が許されるからといって、それで子供のためになる訳ではない。将来子供のために必要なしつけを親がしなければ、子供はいつ誰にそれを習うのか。
そうしたことの積み重ねが、子供が本来伸ばせるはずの能力を損ない、夢を持たない青少年にしてしまっている気がする。
こういう一生懸命に生きている子供の話と出会う度に、今の子供の親は「子供だから許されること」≠「子供に教えなくていいこと」を履き違えているように思えてならない。
なおタグにファンタジーと入れたのは、作者があとがきでそう言い切っているからである。私は戦国物に精通していないので気にならなかったが、もしかしたら時代考証にそぐわない表現があるのかもしれないということである。