保坂和志のレビュー一覧

  • 考える練習
    私のような天邪鬼というか人生を斜に構えて生きている人間には、保坂氏の言葉はすごく勇気づけられるとコメントすると氏は閉口するのかな。(保坂氏が悪いのではなく、非は私にあるのですが。)でも、世間が信じていることをたまには疑ってみて、それを正々堂々と態度に顕すことって、人として美しいし強さを感じます。やさ...続きを読む
  • 小説の自由
    この本を読んで世界の見え方が変わった。しかしある種の小説が読めなくなった!あのベストセラーを途中で投げ出したまま。
  • 小説の誕生
    保坂和志の小説論3部作、2作目。
    書きながら考える、考えながら書く。
    前に、後ろに、左右に、どこまでいけるか?
  • 小説の自由
    この本も、かなり、すごい。

    小説を書いている人は、必読。
    これから、書く人も、必読。

    読み終えて、書けなくなるか、
    書く勇気をもらうか、それは、分からないけれど、
    読んでみよう。

    私は、負けません。
  • 書きあぐねている人のための小説入門
    いままで読んだ小説の書き方の本で、
    これが最も、ためになる本です。

    実際のところ、小説をもう何十と書いている人
    でないと、体感できない部分が多い。

    タイトルから受ける印象よりは、
    上級者向けです。

    でも、食いついて読み切った人は、
    書けるようになる確率は高いと思いました。
  • 〈私〉という演算
    日常の片隅で感じる違和感やひっかかり。この感覚がたとえちっぽけであっても、大切なものなんだと教えてくれたこと。この感覚の正体をつかむ手がかりをくれたこと。この二点において、この本はわたしにとってとても貴重です。
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」見損ねてるからみたいな。
    個人的には、保坂和志さんの猫本読みたくなった。
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
    写真はもちろんカラー。

    角田光代さん
    「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
    「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
    「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃...続きを読む
  • ハレルヤ(新潮文庫)
    4編の作品とあとがき。
       (あとがきも素敵な作品だった)
    これらはエッセイだと思う。
    「、」は「読点」でいいのだっけ? この「、」の打ち方が独特なので、最初は読みにくい感じがした。そのうち慣れた。
    表紙の写真がすてき。著者に寄り添って立つ花ちゃん。とてもかわいい三毛猫さんだ。

    私は猫と長いこと...続きを読む
  • 書きあぐねている人のための小説入門
    けっこうズバッとやりがちなことを否定してくれてて面白かった。
    まだ著作を読んだことないんで、読んだ上で創作ノートも読みたい。
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    猫好きさん、集まれ〜 って本!

    猫との付き合い方はそれぞれ違っていても
    溢れるほどの愛は皆んな同じ。

    猫って、
    そこにいるだけでいいんだよ。
    くっつき過ぎず、離れ過ぎずの距離もたまらない。

    そう思っている自分は
    柚月裕子氏に一番共感する。
    と、言うことは、、
    自分は「二割の人」かな…
    もっと、...続きを読む
  • ハレルヤ(新潮文庫)
    読んだのは単行本の方だが…まぁ、いいか…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    昔の保坂氏の本よりも読みやすかったような気が…前はパソコンで原稿書いていたらしいが、今では手書きに変えたんだとか…ネコメンタリーという番組でおっしゃっていましたが…それの影響もあるのかもしれませんね。→読みやすさ 社畜...続きを読む
  • ハレルヤ(新潮文庫)
    片目がなく瀕死だった三毛猫の「花ちゃん」が著者に拾われ、18年生きて亡くなった。
    様々な飼い猫たちの看取りと見送り。
    猫かわいがりなのに感情が駄々洩れているわけでなくどこか遠い。
    ベレーのお帽子を乗っけたような柄の花ちゃんが著者の足元で表紙写真に写っている。赤ん坊のころに膿を押し出し目薬を点して必死...続きを読む
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    もの書く人のかたわらには、いつも猫がいたを読みました。

    NHKのネコメンタリーという番組のスピンアウト本で、6人の作家と飼っている愛猫たちについてのインタビューと猫を題材とした短編が収録されています。
    また、それぞれの飼い猫の写真が満載でした。

    私も家で猫を飼っているので共感する部分もあり面白く...続きを読む
  • ハレルヤ(新潮文庫)
    「ハレルヤ」「十三夜のコインランドリー」「こことよそ」「生きる歓び」の四篇が収録されている。

    本書のあとがきには「感動したことを書く、あるいは心が激しく動いたことを書く、この本に集めた小説はすべてそういうシンプルなものです。」と書かれている。

    同じ著者による『未明の闘争』でも見られたような、文法...続きを読む
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
     NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も」を単行本化したもの。先日、SF作家の神林長平さんとビタニャ編を見て、読んでみることにした。

     猫好きの「物書きさん」6名が猫との暮らしを語っている。村山由佳さんともみじ、養老孟司さんとまるなどは、本も出ているし有名だな。自分も猫と暮らしているので、うんうん...続きを読む
  • ハレルヤ(新潮文庫)
    猫が登場する穏やかな生活を描く保坂和志の小説作品の中でも殊更そのモチーフや作者自身に影響を与えてきたであろう花ちゃん、その別れを記した表題作とその他様々な人や猫やものとの別れを描いた短編2篇に加え、花ちゃんとの出会いとなった過去作『生きる歓び』の計4篇が収録。弱った花ちゃんを拾って世話して元気になり...続きを読む
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    心がほっこりするエッセイ集。
    作家と猫の関係性をいろんな所から掘り下げた作品。
    猫は犬と違い、自由気ままな性格が多い。それが作家の心の癒しになるのだ。
    また、原稿で行き詰まった時に猫を愛でてパワーチャージする。そんなところも形はどうであれみんな同じなんだと思った。
  • 書きあぐねている人のための小説入門
    読んですぐはよくわからなかったけど岩波新書の文学入門を読むとかなり繋がった。

    これまでなにも考えずに小説を読んでいた自分からすると、人物だとか場面だとかの諸要素の役割だとかに意識を向けること自体が新鮮だった。

    読んでよかった
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    闘病中の我が子がいるので、よその猫もとっても気になる今日この頃。
    ネコメンタリーも観たかった。
    みんなそれぞれの距離感で愛猫たちとのお付き合いがおもしろかった。
    猫はほんとにすばらしいな。