保坂和志のレビュー一覧

  • 小説の自由

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    この本を読んで世界の見え方が変わった。しかしある種の小説が読めなくなった!あのベストセラーを途中で投げ出したまま。

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    2013年02月12日
  • 小説の誕生

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    保坂和志の小説論3部作、2作目。
    書きながら考える、考えながら書く。
    前に、後ろに、左右に、どこまでいけるか?

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    2012年10月30日
  • 小説の自由

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    この本も、かなり、すごい。

    小説を書いている人は、必読。
    これから、書く人も、必読。

    読み終えて、書けなくなるか、
    書く勇気をもらうか、それは、分からないけれど、
    読んでみよう。

    私は、負けません。

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    2010年10月05日
  • 書きあぐねている人のための小説入門

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    いままで読んだ小説の書き方の本で、
    これが最も、ためになる本です。

    実際のところ、小説をもう何十と書いている人
    でないと、体感できない部分が多い。

    タイトルから受ける印象よりは、
    上級者向けです。

    でも、食いついて読み切った人は、
    書けるようになる確率は高いと思いました。

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    2010年09月14日
  • 〈私〉という演算

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    日常の片隅で感じる違和感やひっかかり。この感覚がたとえちっぽけであっても、大切なものなんだと教えてくれたこと。この感覚の正体をつかむ手がかりをくれたこと。この二点において、この本はわたしにとってとても貴重です。

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    2009年10月04日
  • 書きあぐねている人のための小説入門

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    書きあぐねているわけではなく、別に小説を書こうともしていない会社員だが、ここで書かれていることは、小説に限らない表現全般、あるいは「表現」とは言わない仕事にも当てはまるような気がしていて、時々本棚から引っ張り出して再読してしまいます。
    「…『自分にとって』と言うときの『自分』が、小説を書くためのいちばんの障害なのだという風に考えてみてほしい。ここで、『自分にとって』と言った人の『自分』とは、一つの作品を書く前と書き終わった後で変わっていない『自分』のことでしかな」い。(P.196)「…一度書き終わった作品にこだわらず、同じモチーフにもこだわらずに『次へ』『次へ』と行ってみる過程できっとわかるは

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    2025年05月31日
  • 書きあぐねている人のための小説入門

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    ネタバレ

     弟子の高橋くんからいただいた。

     保坂和志の本は『季節の記憶』を読んだことがある。当時住んでいた下北沢でできたばかりのヴィレッジヴァンガードですごい山積みで売られていて、絶対に読んで欲しいという力強いポップがあって思わず買った。そんな記憶が鮮明に残っているのだけど、内容はさっぱり思い出せない。

     創作に関する本はたいてい面白くて、この本も面白かった。具体的なメソッドよりも、より大事な心構えについてたっぷり書かれている。「小説とは一体何か、常に問いかけろ」というような内容で、それは漫画でも言えることだ。しかし、そんなことは全く気にしたことがない。気にしていたらここまでやってこれなかったかも

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    2024年05月24日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」見損ねてるからみたいな。
    個人的には、保坂和志さんの猫本読みたくなった。

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    2024年04月09日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
    写真はもちろんカラー。

    角田光代さん
    「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
    「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
    「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃し方ができた。」そうだ。
    角田さんは犬が好きで、「トト」は犬の要素を持っていると言っていたのを思い出した。
    他の猫よりも人懐っこいのかな。

    村山由佳さん
    猫が大好きなんですね。
    「もみじ」に対する想いは尋常ではなく、エッセイを何冊も出しているみたい。
    「もみじ」の生まれる瞬間にも立ち会ってるし、亡

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    2024年03月28日
  • ハレルヤ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    4編の作品とあとがき。
       (あとがきも素敵な作品だった)
    これらはエッセイだと思う。
    「、」は「読点」でいいのだっけ? この「、」の打ち方が独特なので、最初は読みにくい感じがした。そのうち慣れた。
    表紙の写真がすてき。著者に寄り添って立つ花ちゃん。とてもかわいい三毛猫さんだ。

    私は猫と長いこと暮らしているので、「かわいい〜」「癒やされる〜」だけではないと知っている。
    生き物なので、老いるし病気もする。家はボロボロになるし手間もかかる。それが猫だもの。
    存在してるだけでかわいい。いとおしい。美しい。
    安心して暮らせるように心を込めている、つもり。
    この著者が、本当に猫たちを愛して一緒に生き

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    2023年09月16日
  • 書きあぐねている人のための小説入門

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    けっこうズバッとやりがちなことを否定してくれてて面白かった。
    まだ著作を読んだことないんで、読んだ上で創作ノートも読みたい。

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    2023年05月07日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    猫好きさん、集まれ〜 って本!

    猫との付き合い方はそれぞれ違っていても
    溢れるほどの愛は皆んな同じ。

    猫って、
    そこにいるだけでいいんだよ。
    くっつき過ぎず、離れ過ぎずの距離もたまらない。

    そう思っている自分は
    柚月裕子氏に一番共感する。
    と、言うことは、、
    自分は「二割の人」かな…
    もっと、彼女の本を読んでみたいと思う。

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    2022年10月17日
  • ハレルヤ(新潮文庫)

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    読んだのは単行本の方だが…まぁ、いいか…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    昔の保坂氏の本よりも読みやすかったような気が…前はパソコンで原稿書いていたらしいが、今では手書きに変えたんだとか…ネコメンタリーという番組でおっしゃっていましたが…それの影響もあるのかもしれませんね。→読みやすさ 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    どこがどうと言うよりも、なんだか小説よりもエッセイみたいな内容なんですけれども、それでもイイですね! 内容よりも文章を味わうような、そんな小説かもしれないですね…。

    文章の意味よりも、リズムだとかそういうものを味わってほしいみたいな…あとがきにはそんな内容が書

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    2022年10月12日
  • ハレルヤ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    片目がなく瀕死だった三毛猫の「花ちゃん」が著者に拾われ、18年生きて亡くなった。
    様々な飼い猫たちの看取りと見送り。
    猫かわいがりなのに感情が駄々洩れているわけでなくどこか遠い。
    ベレーのお帽子を乗っけたような柄の花ちゃんが著者の足元で表紙写真に写っている。赤ん坊のころに膿を押し出し目薬を点して必死に治したという片目の目力は強い。
    「こことよそ」を収録したことで著者が企図した「気まま。」という雰囲気が出ている。

    P47 短い命を生きることだけがチャーちゃんちゃんのしたことで、短い命の子は言葉を残さず、最後の呼吸で月を見上げて鳴いたらそれっきり飛び散って、光や風や波になる、姿も形も動作も残さず

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    2022年10月02日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    もの書く人のかたわらには、いつも猫がいたを読みました。

    NHKのネコメンタリーという番組のスピンアウト本で、6人の作家と飼っている愛猫たちについてのインタビューと猫を題材とした短編が収録されています。
    また、それぞれの飼い猫の写真が満載でした。

    私も家で猫を飼っているので共感する部分もあり面白く読みました。

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    2022年09月12日
  • ハレルヤ(新潮文庫)

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    「ハレルヤ」「十三夜のコインランドリー」「こことよそ」「生きる歓び」の四篇が収録されている。

    本書のあとがきには「感動したことを書く、あるいは心が激しく動いたことを書く、この本に集めた小説はすべてそういうシンプルなものです。」と書かれている。

    同じ著者による『未明の闘争』でも見られたような、文法的な逸脱や論理の飛躍が本書ではより多く現れ、「融通無碍」という言葉が浮かぶ。
    『未明の闘争』での逸脱や飛躍は、読者の意識を操作するための意図的なものだというようなことを保坂はどこかで書いていたと思うが、本書でのそれは、保坂がひたすら「心が激しく動いたことを書」こうとしたことから生じた副次的なものだと

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    2022年06月20日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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     NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も」を単行本化したもの。先日、SF作家の神林長平さんとビタニャ編を見て、読んでみることにした。

     猫好きの「物書きさん」6名が猫との暮らしを語っている。村山由佳さんともみじ、養老孟司さんとまるなどは、本も出ているし有名だな。自分も猫と暮らしているので、うんうんと頷くことしきりでした。
     あと登場した6名の皆さんの短編やエッセイが載っています。

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    2022年05月24日
  • ハレルヤ(新潮文庫)

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    猫が登場する穏やかな生活を描く保坂和志の小説作品の中でも殊更そのモチーフや作者自身に影響を与えてきたであろう花ちゃん、その別れを記した表題作とその他様々な人や猫やものとの別れを描いた短編2篇に加え、花ちゃんとの出会いとなった過去作『生きる歓び』の計4篇が収録。弱った花ちゃんを拾って世話して元気になり、「「生きることが歓び」なのだ。」と気付かせてくれた猫は神の如き祝福を作者や家族、そして小説の読者たちに与えてきた。その猫が神の近くへ旅立つことは悲しいことだけではなく、むしろ『ハレルヤ』と思わずにはいられない感触を我々にこれからも与えてくれるだろう。

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    2022年05月11日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    心がほっこりするエッセイ集。
    作家と猫の関係性をいろんな所から掘り下げた作品。
    猫は犬と違い、自由気ままな性格が多い。それが作家の心の癒しになるのだ。
    また、原稿で行き詰まった時に猫を愛でてパワーチャージする。そんなところも形はどうであれみんな同じなんだと思った。

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    2021年12月04日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    闘病中の我が子がいるので、よその猫もとっても気になる今日この頃。
    ネコメンタリーも観たかった。
    みんなそれぞれの距離感で愛猫たちとのお付き合いがおもしろかった。
    猫はほんとにすばらしいな。

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    2021年03月21日