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小説を書くときにもっとも大切なこととは? 実践的なテーマを満載しながら、既成の創作教室では教えてくれない、新しい小説を書くために必要なことをていねいに追う。 読めば書きたくなる、実作者が教える〈小説の書き方〉の本。 著者の小説が生まれるまでを紹介する、貴重な「創作ノート」を付した決定版。
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Posted by ブクログ
小説ってこんなこと書いてもいいんだって安心させてくれる大好きな指南書。 自分が書いてる小説ってこんなのでいいのかな、もっと学ぶべきことがあるんじゃないか?なんて小説を書いてたら、あるいは思いついたその日からどうなんだと書きあぐねてる人に読んで欲しいタイトルと内容に惹かれて買いましたが、正解でした。 ...続きを読むやっぱり小説って楽しいですよ!
書くためにどこに意識を向けなければならないか、どこを考えなければならないか、どこを考え抜かなければならないか、がわかり、そこを乗り越えられれば、あとは書くだけ、なんだなということがわかった。 あと、書けない時の多くの言い訳をことごとく潰されてしまった感じで、立つ瀬がないというか、退路は断たれてしま...続きを読むったので、書くことに向かうか、書くことを諦めるか、その二択の極めてシンプルな事になってしまった。個人的には。
久々に、最初から最後まで苦痛なく読めた一冊。 どちらかというとストーリーに重きを置いて小説を読み書きしてしまう身としては、ストーリーにおいて同様のことをすれば、それもきちんと小説では?と思わなくもない。 他人であるからにして当然に考え方の相違はあるもので、でもそれをおいても、納得してしまう小説感だっ...続きを読むた。
久しぶりに保坂和志を読んでやはり著者の小説観は素晴らしいと実感。小説を読むとは読んでいる体験のことであって、ああこういうタイプの小説ねとか、期待した感情(感動とか、怒りとか、)を得るために読むものではないということ。 小説家とは小説やフィクションというコードがあってそれに沿って書く人のことではない...続きを読む。だから例えば著者の小説で描かれる猫は単に猫であり、何かを象徴・表象するために書かれているわけではない。また大人の男女が2人いたらそこにセックスが描かれないと小説っぽくないというのもコードだ。さらに単に会話文を続ければ小説になるものでもない。これは著者が引用するトルストイのアンナ・カレーリナの文章を読むと単純な日常の会話が臨場感をもって浮かび上がるように描かれているところなど、ああ小説によってもたらされる体験とはこういうものだよな、と思わずにはいられない。 本書内で著者が何度か書くようにいわゆる上手い文章は小説らしいのだけれど、それはあくまでも小説のコードに従って書いているだけで、小説を読むという行為の結果として読者の価値観に変更はもたらせられないだろう。そのような小説からいかに脱却するか、それが現代において小説家になるということなのではないか。 まあ、そうではない小説観を持つ人がいることは否定はしないけれど、私は著者の小説観を支持したいと思う。
軽い気持ちで読みはじめたら、「自分の小説とはなにか」考え続ける、とめちゃめちゃ難しいことが書いてあった。むずかしく書かれているわけではないけど、読むのにすごく時間がかかった… 何かを書きたいと思っている人はすごく勇気づけられる本だと思う。
めちゃくちゃためになる、ここに書かれている具体的な手法なんかは保坂和志のやり方だからこちらがそれを真似る必要もないというかこんなもの真似ようもないのだが、もっと根本の部分の思想というのがとにかくおおいに頭脳を刺激してくる。自分がよく考えていた小説の生なましさみたいなものがどんどん言語化されてゆくよう...続きを読むな感じがあった。
ありきたりのテクニックやストーリ展開しか書かれていないハウツー本にはない、本当に自分が書きたい小説を書くために必要なことをたくさん教えてくれる本だと思った。「小説をめぐって」三部作の助走としてもよし。
書きあぐねているわけでもなく、そもそも小説を書く予定もないが、面白く読めた。小説入門、というより、小説論。
いままで読んだ小説の書き方の本で、 これが最も、ためになる本です。 実際のところ、小説をもう何十と書いている人 でないと、体感できない部分が多い。 タイトルから受ける印象よりは、 上級者向けです。 でも、食いついて読み切った人は、 書けるようになる確率は高いと思いました。
書きあぐねているわけではなく、別に小説を書こうともしていない会社員だが、ここで書かれていることは、小説に限らない表現全般、あるいは「表現」とは言わない仕事にも当てはまるような気がしていて、時々本棚から引っ張り出して再読してしまいます。 「…『自分にとって』と言うときの『自分』が、小説を書くためのいち...続きを読むばんの障害なのだという風に考えてみてほしい。ここで、『自分にとって』と言った人の『自分』とは、一つの作品を書く前と書き終わった後で変わっていない『自分』のことでしかな」い。(P.196)「…一度書き終わった作品にこだわらず、同じモチーフにもこだわらずに『次へ』『次へ』と行ってみる過程できっとわかるはずだ。小説(小説家)にとって、『自分』や『自分の作品』、『自分のアイデア、イメージ』は、意外なことに、”躓きの石”なのだ。」(P.196-7) 度々説明に登場する「プレーンソング」も再読したくなります。
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