田中薫子のレビュー一覧
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幼い頃から不思議な"夢"を見ていたクリストファー。
岩場を抜けるとそこは別世界。
ヘビ使いのいる町、ほがらかに笑いかける人魚がいる世界、ありとあらゆる<どこかな世界>
別世界を移動できる魔力をクリストファーが持っていると知った叔父のラルフはそれを利用し始める。
そして、現実世界で魔法が使えないクリストファーを心配したお父さんに連れて行かれた先で聞かされた事実―
お前はクレストマンシーだと―
九つの命を持つクレストマンシー、そんな彼らの物語。
クレストマンシーシリーズ二作目!
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ先生の作品はとってもおもしろくて大好きです!
クレストマンシーシリーズの中ではこの作品が一番好きかもしれません。
クリストファーのどこかの世界での旅が特に気に入ってます。
最後の辺りの城のみんなでの共同戦線(?)もかなり良いです。
靴みがきの少年が最高でした!みんなすごくいきいきしてます・・・!
魔法とかもたくさん出てくるし、ファンタジー好きさんにはすごくオススメな作品です! -
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「大魔法使いクレストマンシーシリーズ」の「クリストファーの魔法の旅」
すっっっごい面白かった!!
「魔法使いはだれだ」を読み終えた後も、これ以上面白い魔法使いのお話はないんじゃない? と思ったけど、あったよー!
ダイアナさんは魔法の宝箱だね!
本棚の並び順にいくと、次は「魔女と暮らせば」読むのが楽しみv
このシリーズは挿絵も可愛くて、並べて置いておきたいぐらいすばらしいです。
クレストマンシーの子供時代、クリストファー少年が、奇妙な世界を行ったりきたりして、成長したり世界を恨んだり、自分の悪いとこに気付いたりするお話でした。
タクロイや叔父さんのことには途中で気づいたけれど、十一番のことは本当にまさかだったよー!
そうそう、大事なヒロイン、女神もとっても可愛い女の子だった。
ミス・ロザリーもヒロインの一人に数えてもいいんじゃあるまいか(笑)
ほんと、ダイアナさんのお話って不思議。
読み終わって本を閉じる時は寂しさでいっぱいなのに、いざ閉じてみたらギュッと抱きしめたくなっちゃうんだもの。
本当に、好きだーっ! 大好きだー!!って一人で悶えてるんだけどね(笑)
クリストファーは大人になるとして、女神はどうなるのかなぁ! ミリーみたいになれるのかな!
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クリストファーは幼いころから不思議な夢を見ていた。岩場を抜けてさまざまな谷におりていくと、谷ごとにちがう世界がある、という夢。クリストファーが別世界へ旅することのできる強い魔力を持っている、と気づいた伯父の魔術師ラルフは、クリストファーをだまして、利用しはじめる。でも、目覚めているときのクリストファーは、いっこうに魔法が使えなかった。心配したお父さんに、探知能力者ポーソン博士のところへつれていかれたクリストファーは、意外なことを聞かされる。おまえは命が九つある特別な大魔法使いで、次代のクレストマンシーになる身なのだ、と…。だが、老クレストマンシー・ゲイブリエルの城に引き取られたクリストファーは、孤独だった。唯一心を許せるのは、別世界で出会った、やはり強い魔力を持つ少女「女神」と、ラルフ伯父の使いだという謎の青年タクロイだけ。やがてラルフの悪事が露見し、城は悪の軍勢の攻撃を受けることに…?「魔法のファンタジーを描かせたら第一人者」「ファンタジーの女王」と評価の高い、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの代表連作「大魔法使いクレストマンシー」の一作。クレストマンシーの少年時代を、生き生きと描く。
※ 米が今まで読んだ本の中で1番面白いと思った本です! -
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短編集だけど、充実している。
懐かしい人たちが出てきてニヤリとする。
物語が全然すましてなくて、
何度もクスリと笑わされる。
それにしても、
短編で、
毎回主人公が変わり
それほど特別な展開があるわけでもないのに、
飽きさせず楽しませるすごさ。
魅力のひとつは、
ウソがない人物の描き方なんだと思う。
どの人物の心情もリアルで、
たとえ主人公であろうと、
カッコ悪い情けないイヤなところまで
ちゃんと描いているから楽しい。
個人的にはキャロルの話が
いちばん好き。
特にラスト。
それまでクレストマンシーにすら
大人ぶって面と向かっていた彼女が
一気に子供に戻った描写は、
とっても心が動かされてジーンときた。 -
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『クリストファーと魔法の旅』から続く、クレストマンシーシリーズ。並行世界の冒険なので、割とどこから読んでも大丈夫。
コンラッドもクリストファーもいい子なので、基本的には読みづらいと感じることは少なかった。コンラッドがおとなしい語り部だから、クリストファーが積極的でよかった。序盤の、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品によく出てくる、嫌な大人、息苦しい家庭からコンラッドが離れていくまでが一番長く感じたかも。そこから離れて、自分の目で世界を見るようになってからが本番。ファンタジーではあるが、ゆめかわファンタジーではなく、ちょい現実寄り。
うーん、途中までわちゃわちゃしていて、設定も人も魔法もどんどん増えて、「これ全部畳めるの?」「あとこれしかページが残ってないけど、本当にちゃんと終わる?」といつも不思議に思うんだけど、ちゃんと綺麗に終わるんだよね……。まあ若干力技っぽいけど……、それでも凄いなあ。 -
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なんでジブリはこれを映画化しなかったんだろう、
と思わされる傑作。
読んでいて脳内で次々にアニメになって
シーンが流れ出すほどおもしろい。
次々に起きたり起こしたりする騒動が、
とにかく楽しくて、ワクワクしながら読み進められる。
そして考えつかない展開になっていくから、
子どものように夢中になって読んでいける。
そして極めつけが、
悪が徹底的に悪であること。
この容赦のなさが、
ファンタジーという一見甘そうな物語を、
ピリッと引き締めて大人の味にしている。
かつて心理学者の河合隼雄氏が、
児童文学とは子どもの本ではなく、
子どもの目を通して描かれた文学だと
おっしゃっていたとおりの本だと思う。 -
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ネタバレ私の頭の中で、
ジブリの映像が映し出されるほど、
わくわくがあふれている作品。
どうしても館が舞台のため、
展開が限定された話になるのだけれど、
途中で意外な世界の広がりを見せるし、
ラストで館から飛び出すことで、
それまでちょっと停滞していたお話が
一気に動き出して心が動かされる結末へと
むかっていくところが好き。
子どもが自立していく姿を
見事に描いているなと思う。
自立していくためには、
家族から離れ、別の場所で
試練を乗り越えていかなければならない。
もう一つ大事なことは、
象徴的に親殺しをしなければならない。
なぜならば、
子どもはそれまで親の定めた運命に
乗っかって生きてきたから。
自分の人生を生きるためには、
それらを壊さなければならない。
そんなことをちゃんと描いている。
ところで特に心に残ったのはラストの
母親とゲイブリエルの会話。
「私のもとに誰もいなくなってしまう」
「人のことをかまわない人間は
おうおうにしてそうなるものです」
まさにその通り。 -
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NHKラジオの飛ぶ教室で、子どもの日を前に、親子で読む児童文学として推薦された一冊です。
イギリスでファンタジーの女王と言われた作者の代表連作、大魔法使いクレストマンシーの少年時代を描いたもの。悪ガキのクリストファーが世界の危機を救う物語で、最後のドレイトとの駆け引きや、城のリーダーとして防御体制を組織的に作り上げていく成長ぶりに、読み手としても盛り上がりました。
偉大な人は親との縁が薄いことが多いものですが、このファンタジーの主人公クリストファーもその1人です。父親も母親も生きているのですが、父親は顔を覚えていないほど影が薄いし、母親は冷めた人で息子を応援しつつも利用しようとする人です。それでも父親はクリストファーにとって正しい選択をするところが、さすが父親です。
一方で、その影ともいうべき存在が母方の伯父で、彼の企みで、クリストファーは知らず知らず悪に加担していき、世界の危機を作っていきます。けれど、面白いことに、それがクリストファーを目覚めさせるのですね。
このような父ー伯父の対に対して、母ー家庭教師という対もあるのですが、こちらは2人とも伯父とつながっていて、父ー伯父ほど、分化していません。このようなバランスの悪さも、世界の危機を招く背景にあるのかもしれません。
文庫でも出版されています。読み応えのある物語ですので、大人も楽しめるでしょう。 -
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大魔法使いクレストマンシー、クリストファー・チャントの幼少期。
命が9つある理由、銀がダメな理由、平行世界の成り立ち、普段心ここに在らずな焦点の合わない目つきをする理由など、色々なことが判明して行く一冊。
命を大事にしない無謀なクリストファーにやきもきさせられながら、最後はちゃんと落ち着いてくれて良かった。
毎作品思うが、冒険が決着した後のことにも触れて欲しい。
この後どういう生活だったのか、ラルフ伯父さんは捕まった後どうなったのか、両親はあっという間に仲良くなったが(これぞ魔法を使った様な不思議な展開)どういう暮らしをしているのか、女神のその後は、、、気になる!
最後の手紙で日本が誉められているのは嬉しかった。 -
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とびっきり面白い冒険譚がある訳ではないが、クレストマンシーとは何者なのか、奇妙な城の秘密、キャットの能力はどれほどのものなのか知りたくてページを捲った。
『ハウルの動く城』の作者だと知り、なるほどはちゃめちゃなことが巻き起こるのも頷けた。
グウェンドリンの横暴さ、癇癪持ちにイライラしつつ子供の頃に読んでいたら投げ出してしまったかもしれないとちらっと思った。
パラレルワールドの設定には驚いたし、魔法使いや魔女が普通に暮らす世界を存分に味わわせてもらったので、また他のシリーズも読んでみたいと思う。
キャットのその後も気になる。
児童書はわかりやすいきれいな挿し絵があってより作品の世界観が掴みやすい。
児童向け以外のファンタジーもぜひそうあって欲しい。 -
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クレストマンシーシリーズの中でも特にお気に入りの一冊。
急に体が欲したのでしばらくぶりに読んだ。良き!
子どもの頃に読んだから思い出補正ありありだけど、やっぱり大好きだなー。
主人公キャットとジャネットがとても可愛い。健気だけど視野が狭くていじらしい。
そんな二人が一生懸命にどん詰まりに突き進んでいく様は、読んでてじれったいというかもどかしいというか。
だからこそ、終盤のキャットの成長がジンっとする。悲しかったよね。。
読書に限らずだけど、子どもの時の感動したっていう体験が種になって、今また懐かしさと共に感動を収穫できるのって幸せだー。