田中薫子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
クレストマンシーシリーズの一作。クレストマンシーであるクリストファーの15、6歳の頃を年下の主人公目線で描いてます。「クリストファーの魔法の旅」の頃は他力本願なところもありましたが、今回は行方不明になった自分にとって大事な少女を探すためものすごく頑張っていて成長したんだなーと思いつつ、服のこだわりや気取った言い方から、大人時代の彼の片鱗が見れたりして、楽しかったです。主人公とクリストファーの掛け合いも面白かったし、いつものように後半に向けての展開のスピード感はたまりませんでした。良い友人関係になった二人の今後の物語か、あれば是非読んでみたいです。
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Posted by ブクログ
久々に読んだので、『クレストマンシー』シリーズを忘れていました。
読み始めたらすぐに思い出しましたが。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの物語は、いつも魔法でいっぱい。
そこが、彼女の作品が大好きな理由のひとつでもあります
一筋縄ではいかない登場人物たち。
予想できない展開と結末。
だから面白くてやめられない。
今回、一番ひきつけられたのが、「風の脚」
あれはいったい何で、どこからきたのでしょうかねぇ。
次に、コンラッドとアンシア姉さんのお母さんが、最後までお母さんの理想像でなかったこと。
子どもに関心を持たなかった為、みんな去って行くけど、やっぱりお母さんは本屋の屋根 -
Posted by ブクログ
ネタバレ(「BOOK」データベースより)
山麓の町に暮らす十二歳の少年コンラッドは、魔術師である叔父から、「高地の貴族の館にいるある人物を倒さないかぎり、おまえの命は長くない」と言われ、その人物を探すため、魔法の渦巻く館に従僕として奉公に行くことになる。同じときに従僕としてやとわれた、少し年上の少年クリストファーも、やはり別の目的を持って館に来ていた。きらびやかな館の中でともに苦労しながら働くうちに、実はクリストファーは、別世界からやってきた強大な魔法使いだということがわかる。二人は館の屋根裏で、異世界の不思議な塔に通じる扉を見つけ…?「魔法のファンタジーを書かせたら第一人者」「ファンタジーの女王」と -
Posted by ブクログ
今回の作品には、終盤にちょっとした大団円は用意されてはいるが、大きな見せ場はありません。しかし、心配はない「ギリギリでセーフ」を繰り返す2人の少年の行動による起伏と、徐々に新しいことが分かる期待感で充分に読ませます。
この作品はきっと、後のクレストマンシーであるクリストファー・チャントの人物造型のために、その生い立ちとして少年時代を描きたかったものなのなのです。さらに幼いころを描いた「クリストファー魔法の旅」を初めとするシリーズを何作か読んでおいた方が楽しめると思います。いや「クリストファー魔法の旅」を読んだ人には是非読んでもらいたいです。彼の成長を楽しめるはずだからです。