鈴木結生のレビュー一覧

  • ゲーテはすべてを言った

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    ネタバレ

    もちろん自身の教養の少なさも原因ではあるがかなり難しい、とにかく難しいと感じた。
    しかし、言葉の引用というテーマを軸に色々と物語が展開していく感じが学者博把統一の頭の中を常に見ているような気がして読んでいて楽しかったです。
    文学系の学者さん達はこのような思考を日頃から行っているのかと思うと自分にはまだまだ知らない世界があるのだなと感じました。

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    2025年10月13日
  • ゲーテはすべてを言った

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    とにかく難しかった。

    ゲーテやファウストに関する基礎知識がほとんど何もない(名前くらいは知っています程度)状態だったので、たぶんこの小説の本当の面白さが理解できてないんだろうなぁという意味も込めての★3です。この辺に詳しい人はもっと楽しめるんだろうと思う。

    本文中にドイツ語や英語の格言めいたものが表記されていて、特に和訳もなかったりすることがあるのできちんと理解したい人は何か翻訳できるものを片手に読んだほうがいいと思う。

    とはいえ、ゲーテが言ったとされる、とある名言の出典を求めてひたすら文献を漁る主人公の周りで展開される物語自体はとても面白かった。そして主人公の家族の教養レベルの高さに呆

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    2025年09月25日
  • 携帯遺産

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    忍耐強い読者(文中のあり(笑))として完読しました。

    前作に引き続き、不思議な登場人物の命名、古典と英語がいっぱいの独特なストーリー、SFものではないのですが、異世界に連れ出されたようです。

    けど、タイトルの「携帯遺産」がなんかるか・・・だけはなんとなくわかった気がします。それ以外はほとんど???ですけど(笑)

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    2025年07月07日
  • 携帯遺産

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    ネタバレ

    作家の舟暮按が、編輯(へんしゅう者)の台場有奈から文学的自叙傳(バイオグラフイア・リテラリア)を書くべきでは、と提案されることから物語が進んでいきました。

    普段使わない漢字や読み方、英語が多く使われ、しかも古典から現代の文学まで網羅されていました。知識不足の私は、読むのがとても時間がかかってしまいました。しかも完全に理解できた自信はありません。

    でも、舟暮按が、始めは渋っていた自叙伝をようやく完成させたものを抹殺し、新たなタイトルをつけたときに、私までなんだかほっとしました。両親の発言などから新たに生み出されたこの自叙伝が、これからどんなものになるのかとても気になりました。

    最後の終わり

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    2025年06月28日
  • 携帯遺産

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    『ゲーテはすべてを言った』で第172回芥川賞を受賞した作家の受賞後第1作。
    人気ファンタジー作家の舟暮按(ふねくらあん→アンネ・フランクのアナグラム。1文字足りないがw)が、知り合いの編輯者に薦められて自傳を書くことになり、これまで辿ってきた人生を振り返る物語だ。
    旧字体や当て字を多用した文体、横文字が入り乱れるスタイルは前作同様だ。タイトルはディケンズの小説『大いなる遺産』から取られており、作中にも多くのトリビアが登場する。それ以外にも本筋とは関係のないあれやこれやがてんこ盛りで、読み進めるに苦労したが愉しかった。

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    2025年06月28日