鈴木結生のレビュー一覧

  • ゲーテはすべてを言った

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    ゲーテの事は少しの名言を見聞きするくらいの知識しか無いが、それでも読んでよかったと思わせる作品だった。

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    2025年11月16日
  • ゲーテはすべてを言った

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    読後、しみじみと考えてやはり面白かったというか、自分好みの作品だったな、と思った。

    文体がクラシカルで昔の小説を読んでいる気分になれるのに、昔の小説より圧倒的に読みやすい!憧れの本の世界に入れたようなお得感。
    登場人物ほぼエリートなのにどことなくほんわかしてて、興味の対象や環境が違うだけで、一般人と対してやってること(感情とか行動)は変わらないんだなぁ、親近感が湧いた。
    ゲーテの言葉の解釈にしてもそうだよね、って納得。大昔の人の言葉なんて今に伝わるまでに色々な言語を行き交い、大勢の人間の解釈を行き交い、大量の時間を行き交い、価値観を行き交い、中には然先生のように捏造したり、意識せずに捏造して

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    2025年11月12日
  • ゲーテはすべてを言った

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    ドジャースがWS連覇を達成し、山本投手の「言ってない」名言がネット界隈を賑わせている。「ゲーテは〜言っていた」ジョークと通ずるものがあるのではないか!
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    「言葉はどれも未来へ投げかけられた祈りである」という最後のフレーズがとても重い。果たしてLLMは我々のために祈りを捧げ、全てを言ってくれるのだろうか。
    言葉を探すプロセスが変容しつつある状況下で、言葉と真摯に向き合うアカデミアのエネルギーと知的興奮を感じられる一冊だったと思う。

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    2025年11月02日
  • ゲーテはすべてを言った

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    どんな名言もゲーテがすべて言った、とするドイツ人のジョークは初めて聞きました。
    「ゲーテ曰く、◯◯。」という感じでしょうか??

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    世の中に名言はたくさんありますが、本当に当人が言ったのか??あやしいものもたくさんあるようです。

    たとえばアイラブユーを月がきれいですねと訳したのは漱石ではなかったとか、愛の反対は無関心、と言ったのはマザーテレサではなかったとか…。

    とすると、ゲーテはすべてを言ったのか?というのもあやしいということになりそうですが…。

    それはさておき、このことばはとても便利な言葉だと思いました。

    なにかの説明で着地点を間違ったとき、
    笑わせようとしてすべったとき、

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    2025年10月19日
  • 携帯遺産

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    忍耐強い読者(文中のあり(笑))として完読しました。

    前作に引き続き、不思議な登場人物の命名、古典と英語がいっぱいの独特なストーリー、SFものではないのですが、異世界に連れ出されたようです。

    けど、タイトルの「携帯遺産」がなんかるか・・・だけはなんとなくわかった気がします。それ以外はほとんど???ですけど(笑)

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    2025年07月07日
  • 携帯遺産

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    ネタバレ

    作家の舟暮按が、編輯(へんしゅう者)の台場有奈から文学的自叙傳(バイオグラフイア・リテラリア)を書くべきでは、と提案されることから物語が進んでいきました。

    普段使わない漢字や読み方、英語が多く使われ、しかも古典から現代の文学まで網羅されていました。知識不足の私は、読むのがとても時間がかかってしまいました。しかも完全に理解できた自信はありません。

    でも、舟暮按が、始めは渋っていた自叙伝をようやく完成させたものを抹殺し、新たなタイトルをつけたときに、私までなんだかほっとしました。両親の発言などから新たに生み出されたこの自叙伝が、これからどんなものになるのかとても気になりました。

    最後の終わり

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    2025年06月28日
  • 携帯遺産

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    『ゲーテはすべてを言った』で第172回芥川賞を受賞した作家の受賞後第1作。
    人気ファンタジー作家の舟暮按(ふねくらあん→アンネ・フランクのアナグラム。1文字足りないがw)が、知り合いの編輯者に薦められて自傳を書くことになり、これまで辿ってきた人生を振り返る物語だ。
    旧字体や当て字を多用した文体、横文字が入り乱れるスタイルは前作同様だ。タイトルはディケンズの小説『大いなる遺産』から取られており、作中にも多くのトリビアが登場する。それ以外にも本筋とは関係のないあれやこれやがてんこ盛りで、読み進めるに苦労したが愉しかった。

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    2025年06月28日