鈴木結生のレビュー一覧

  • トーマス・マンはなぜ日本で愛されるのか

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    西洋文学にあまり興味のなかった私が魔の山はハマったので、その理由が知りたく読んでみた。
    マンに対する考察は3人それぞれに興味深く良い本だったが、なぜ日本に愛されるのかは私には分からなかった。

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    2026年01月31日
  • ゲーテはすべてを言った

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    「愛はすべてを混淆せず、渾然となす」
    ゲーテ研究の第一人者である博把統一は、あるレストランで偶然この言葉と出会った。出会ってしまった。

    ゲーテはこの言葉を本当に言ったのか?博把がその真実を探す物語。最終的にはその探究の中で、「本当に言ったのか?」とは違う観点の結論に至ります。


    アカデミックな文体のためか、途中は少々退屈に感じました。純文学なので展開が少ないのはそんなものと言えばそんなものかもしれません。あるいは丁寧な描き方とも言えるでしょうか。

    個人的には最後の締め方は良く、読んで良かったなと思います。哲学的なことに興味がある方には特にオススメの作品です!

    設定 2.5
    読みやすさ

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    2026年01月06日
  • ゲーテはすべてを言った

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    少し難しかった...
    作者がこの作品書き上げる時に膨大な調査と知識を使ったんだろうなというくらい設定がしっかりしていた。

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    2026年01月05日
  • ゲーテはすべてを言った

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    芥川賞受賞作
    ゲーテ学者の彼は、家族との団欒の際に、ティーバッグのタグに書かれた言葉に引き寄せられる
    これは、ゲーテが紡いだ言葉なのか?

    膨大な原典を読み漁り、周りの研究者へも助けを求めるが、分からず…

    単なる文字の羅列に過ぎない言葉が、果てしない旅を導き、そして、さまざまな人との出会い、別れ、、、ひとつの真髄とは…

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    2025年12月27日
  • ゲーテはすべてを言った

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    ゲーテはすべてを言った

    ティーカップに書かれていたある言葉の出典がゲーテだが、ゲーテ学者はそれを知らず、出典を探す話

    ドイツ人の中で「ゲーテ曰く...」というジョークがあるというのがまず面白かった。日本で言うと。「... みつを」みたいな感じか。

    そして、言ったか言ってないか論争についてはハッとさせられた。
    本になったり、訳されたりした時点で確かに原文から変わってくる訳で、厳密にそのことを言ったかどうかって証明は難しい。

    ゲーテが好きになった理由が、シャーマンキングに出てくるファウストのセリフ『時の止まれ。お前は美しい。』を気に入ったことが始まりだったけど、このように翻訳されているのは

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    2025年12月20日
  • ゲーテはすべてを言った

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    芥川賞受賞作。

    とある言葉をゲーテさんが言ったのかを調べる、お話(?)。

    物語にはなっているけど、学者界の話など、中盤は小難しく純文学だなぁ、と思いました。

    ゲーテ曰く、小難しいと純文学になんねん。
    ゲーテ曰く、白って200色あんねん。

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    2025年11月30日
  • ゲーテはすべてを言った

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    主人公が大学教授であり、ゲーテを初めたくさんの文豪について多くが割かれ、アカデミックな展開。実際に、ゲーテもどんな人か良くわからない中ゲーテ論が展開されるため、始めはかなり難解に感じた。また。学問を探求することが当たり前の環境で織りなす議論は難しいと同時に現実味が薄く感じた。
    読み終わった後、最終的にゲーテがこの物語にどう関係したか、人に説明できる気がしないものの家族の絆も含め、最後は何となく、まとまった作品だった。

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    2025年11月30日
  • 携帯遺産

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    忍耐強い読者(文中のあり(笑))として完読しました。

    前作に引き続き、不思議な登場人物の命名、古典と英語がいっぱいの独特なストーリー、SFものではないのですが、異世界に連れ出されたようです。

    けど、タイトルの「携帯遺産」がなんかるか・・・だけはなんとなくわかった気がします。それ以外はほとんど???ですけど(笑)

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    2025年07月07日
  • 携帯遺産

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    ネタバレ

    作家の舟暮按が、編輯(へんしゅう者)の台場有奈から文学的自叙傳(バイオグラフイア・リテラリア)を書くべきでは、と提案されることから物語が進んでいきました。

    普段使わない漢字や読み方、英語が多く使われ、しかも古典から現代の文学まで網羅されていました。知識不足の私は、読むのがとても時間がかかってしまいました。しかも完全に理解できた自信はありません。

    でも、舟暮按が、始めは渋っていた自叙伝をようやく完成させたものを抹殺し、新たなタイトルをつけたときに、私までなんだかほっとしました。両親の発言などから新たに生み出されたこの自叙伝が、これからどんなものになるのかとても気になりました。

    最後の終わり

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    2025年06月28日
  • 携帯遺産

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    『ゲーテはすべてを言った』で第172回芥川賞を受賞した作家の受賞後第1作。
    人気ファンタジー作家の舟暮按(ふねくらあん→アンネ・フランクのアナグラム。1文字足りないがw)が、知り合いの編輯者に薦められて自傳を書くことになり、これまで辿ってきた人生を振り返る物語だ。
    旧字体や当て字を多用した文体、横文字が入り乱れるスタイルは前作同様だ。タイトルはディケンズの小説『大いなる遺産』から取られており、作中にも多くのトリビアが登場する。それ以外にも本筋とは関係のないあれやこれやがてんこ盛りで、読み進めるに苦労したが愉しかった。

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    2025年06月28日