鈴木結生のレビュー一覧
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言葉と歴史の面白さを知れた一冊。
「ゲーテはすべてを言った」と言われるほど名言づくしの彼。
その彼が言ったとされるある言葉を探していく物語。
話としては中盤から家族のわだかまり、教授とのいざこざ、和解…のようなものがあり、最終的には丸く収まりハッピーエンドでした。
何分教養が無いもので理解し切れない部分も多々あったが、歴史を知って読むともう一段階楽しめるのかなと思う。
特に印象に残ったのはゲーテやその家族の話ではなく、チャップリンが言ったとされる
「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である。」
という言葉。
これから転職をして環境が大きく変わる私にと -
Posted by ブクログ
博把徳歌(娘)が、父・統一と母・義子を郊外のイタリア料理店へ連れて行ったのは、十二月初めの火曜の晩のことである。
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25歳
【第172回芥川賞受賞作】
高明なゲーテ学者、博把統一は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。
ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。
ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何か、学問とは何か、という深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。
若き才能が描き出す、アカデミック冒険 -
Posted by ブクログ
ネタバレ作家の舟暮按が、編輯(へんしゅう者)の台場有奈から文学的自叙傳(バイオグラフイア・リテラリア)を書くべきでは、と提案されることから物語が進んでいきました。
普段使わない漢字や読み方、英語が多く使われ、しかも古典から現代の文学まで網羅されていました。知識不足の私は、読むのがとても時間がかかってしまいました。しかも完全に理解できた自信はありません。
でも、舟暮按が、始めは渋っていた自叙伝をようやく完成させたものを抹殺し、新たなタイトルをつけたときに、私までなんだかほっとしました。両親の発言などから新たに生み出されたこの自叙伝が、これからどんなものになるのかとても気になりました。
最後の終わり