鈴木結生のレビュー一覧

  • ゲーテはすべてを言った

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    作者は一つの作品を書くのに膨大な資料を読むとかどっかのインタビューで言ってた記憶があり、もともとの作者の読書量と聖書に対する知識はきっとすごいのだろうなあとびくつきながら読み始めたのだけど、何かの前提知識がないと読み進められないという類のものではなく純粋に話の筋として面白い内容になっていた。ただ『ファウスト』については知っているともっと内容が楽しめたのかなと感じた。途中でアンミカの白色の話だったり『耳をすませば』の「やな奴やな奴」だったりこっそりこういうのを入れてくるんだあとクスッと笑いながら・・・。

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    2026年05月04日
  • ゲーテはすべてを言った

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    ネタバレ

    芥川賞受賞作
    難しかった。
    色んな言葉の引用もあり興味深いと思う面もあった。
    ゲーテのファウストに興味がでて、この本を読んだあとに調べたりもした。
    登場人物に今一歩、感情移入ができなかったのは難しい名前によるものの気もする。
    ただ、今までにあまりない本という感じでもあり新鮮だった。

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    2026年04月24日
  • ゲーテはすべてを言った

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    私自身がゲーテに馴染みがないためか、読書中はずっとふわふわした感覚だった。へえ、ふーん、ほーん。の繰り返し。でも所々出てくる哲学的な問いは興味深かった。言葉とは何か。考えてみれば言葉が誕生してから現代まで気の遠くなるような時間が流れているのだから、確かに今さら新しいことなんて何も言えないのかもしれない。それでも人が言葉を紡ぐのは何故なのか、自分自身の答えを探していきたいと思った。あといい加減ゲーテについて学ぼう。

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    2026年04月14日
  • ゲーテはすべてを言った

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    2026 04/10
    知らないことを知りたいと思い調べる。どんなに手間がかかっても、手に入れたい『知』があるって、凄く羨ましい。
    前半は難しかったけど、途中から一気に物語が動いてページを捲る手が止まらなかった。停滞気味の前半の雰囲気からの変わりようにびっくりして、こんな展開になるとは想像していなかった裏切られた感がとても楽しかった。
    言葉って生き物だなぁって思いました。

    いつか『ファウスト』読んでみるっ!

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    2026年04月11日
  • ゲーテはすべてを言った

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    ⭐︎3.5
    最初から中盤にかけては淡々とした学術的な探求が続き、正直少し退屈に感じてしまった。
    しかし、後半に入ると散りばめられていたパズルのピースが見事にはまっていく展開になり、一気に面白さが加速した。
    特に「娘の彼氏」のことや、然氏の仕掛けた「壮大な悪戯」のくだりは、小難しい雰囲気の中に人間臭さやユーモアが溢れていて非常に楽しめた。
    序盤の助走が長かった分、全体としての評価はこのくらいに落ち着いたが、最後まで読んだときの着地や仕掛けの鮮やかさは間違いなく味わえる一冊だった。

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    2026年04月10日
  • ゲーテはすべてを言った

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    ネタバレ

    YouTubeの一万円もらって書店で本を購入するコンテンツで知り、興味を持ったので読んでみました。

    ゲーテや昔の偉人の話をふむふむと読んでいるなかに、東日本や能登の震災が出てきて、急に現代に引き戻されたり、現代的なんだけどゲーテの時代にも思いが馳せられる、静かだけど情熱的なお話。

    やはり知識の海に身を浸すのは、幾つになっても楽しいんだよねぇ。好きなことなら特に!と思い、今年はたくさん本読もうと改めて思いました。

    そんでもって、後記の最後の一文が1番好きかも。こういうユーモア、好きです。

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    2026年04月06日
  • トーマス・マンはなぜ日本で愛されるのか

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    西洋文学にあまり興味のなかった私が魔の山はハマったので、その理由が知りたく読んでみた。
    マンに対する考察は3人それぞれに興味深く良い本だったが、なぜ日本に愛されるのかは私には分からなかった。

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    2026年01月31日
  • 携帯遺産

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    忍耐強い読者(文中のあり(笑))として完読しました。

    前作に引き続き、不思議な登場人物の命名、古典と英語がいっぱいの独特なストーリー、SFものではないのですが、異世界に連れ出されたようです。

    けど、タイトルの「携帯遺産」がなんかるか・・・だけはなんとなくわかった気がします。それ以外はほとんど???ですけど(笑)

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    2025年07月07日
  • 携帯遺産

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    ネタバレ

    作家の舟暮按が、編輯(へんしゅう者)の台場有奈から文学的自叙傳(バイオグラフイア・リテラリア)を書くべきでは、と提案されることから物語が進んでいきました。

    普段使わない漢字や読み方、英語が多く使われ、しかも古典から現代の文学まで網羅されていました。知識不足の私は、読むのがとても時間がかかってしまいました。しかも完全に理解できた自信はありません。

    でも、舟暮按が、始めは渋っていた自叙伝をようやく完成させたものを抹殺し、新たなタイトルをつけたときに、私までなんだかほっとしました。両親の発言などから新たに生み出されたこの自叙伝が、これからどんなものになるのかとても気になりました。

    最後の終わり

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    2025年06月28日
  • 携帯遺産

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    『ゲーテはすべてを言った』で第172回芥川賞を受賞した作家の受賞後第1作。
    人気ファンタジー作家の舟暮按(ふねくらあん→アンネ・フランクのアナグラム。1文字足りないがw)が、知り合いの編輯者に薦められて自傳を書くことになり、これまで辿ってきた人生を振り返る物語だ。
    旧字体や当て字を多用した文体、横文字が入り乱れるスタイルは前作同様だ。タイトルはディケンズの小説『大いなる遺産』から取られており、作中にも多くのトリビアが登場する。それ以外にも本筋とは関係のないあれやこれやがてんこ盛りで、読み進めるに苦労したが愉しかった。

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    2025年06月28日