カレヤタミエのレビュー一覧
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購入済み
お勧めです!
巻末の参考資料でもわかるように、作者様が沢山勉強して生み出された作品なので、とても説得力があるお話になっています。
ふんわりとしたファンタジー要素、なんちゃって中世ヨーロッパの世界観を舞台にしたラノベが多い中、この作品は一線を画していると思います。
『暗黒の中世』と称されるように、リアルな中世って衛生的にも倫理的にも現代人が憧れる世界ではないんですよね。
作者様の文章力の賜か、ストーリーは日常生活が中心なのにワクワクしながら一気読みしてしまいました。
ほのぼのと緊張感が、良い塩梅で配されています。
2巻目も心からお勧めできる作品でした! -
購入済み
科学的に取り組む
スキル分離の使用方法や、どのような仮説の上で使用していたかといった話がとても興味深かったです。やりとりしている人は、その一面だけはとても興味深いけれど、ゲームで行動した実績から要注意人物です。注意が必要だけど、思考の立て方など主人公とのやり取りは本当に面白かったです。また、2巻で主人公と夫が一度同席し関わった様子から、もっと話し合ってほしいと思っていたので、再度その機会がこの巻にもあって自分は良かったと思いました。また話し合ってほしいけれど、機会は得られるでしょうか。
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Posted by ブクログ
メルフィーナは 前作で砂糖を作り出し 今回はジン
を作り ワインを樽詰めにします。
象牙の塔からユリウスという錬金術もできる魔法使いもやってきまふ。
今まで出なかった魔物が この地方にも出るようになります。
なんか今 この世ではクマが出て大変なので なんかタイムリーです。
この魔物に耐性のある兵士を 夫のアレクシスが送ってくれる。
冬 アレクシスが訪れた時 メルフィーナは はじめてアレクシスの今までの話しを マリーやセドリックから聞きます。
魔物退治は冬で寒いので テント用のストーブを
アレクシスに試してもらい 初めて作ったジンを飲ませます。
そして メルフィーナは 初めてアレク -
購入済み
自分の理想の在り方。
遂にヒロイン離婚を視野に入れ始めました。(だって浮気するの知ってる)ゲーム内のメルフィーナ何の役にもたたないキャラですがアレクシスが浮気しなければ聖女虐めたりしなかったんじゃない?弟と婚約者の事とか色々トラウマだったのでメルフィーナに酷い態度だったのにそんなことは無かったかのように浮気に走る、端的にクズです!
現実のメルフィーナ、飢饉を救ってもらい(ぼったくられましたが)自分の賓客の世話をしてもらい(仕事しなくて良いと言ったのに)白パンとサウナと砂糖で巨万の富を約束されたり(風避け?)簡易ストーブとトラバサミでプルイーナ戦に協力してくれたり(善意です)恩恵しかない。浮気、する?出来る?でも今の -
購入済み
巻末に参考文献が載せられたラノベも珍しいのでは無いだろうか?
兎も角、体裁は良く有る乙女ゲーム系悪役令嬢バットエンド回避型異世界転移ラノベでは有るが著者がよく現実世界を勉強されていることが判る。
中世ヨーロッパの民衆特に農奴開拓民や農民の生活文化と貴族の生活の当たり前の考え方の違いとか良く熟れてリアリティを盛り上げている点がラノベとしては大変ユニークで有り素晴らしい。
ただしリアルに引き摺られてフィクションで有る事を忘れずにやり過ぎ無い様に注意する必要が有るだろう。
今後、1巻で伏線を張った魔物・人狼との関係の話が特に気になるところだ。 -
購入済み
豊かさとは
読みながら、メルフィーナの領地は、幸福度ランキング?が高そうって思いました。
まずは領民が飢えないこと。住環境を整えること。一つひとつ地道にコツコツ。周りを巻きこみながら。
気付いたら、マリーとセドリックは頼りになる側近のようだし、領民にも慕われていて。生活の基盤ができて、その上でちょっとした瞬間に心が通ってあたたかくなる事が、かけがえのないものなんだろうな。
とはいえ、きっかけはゲームの世界の断罪回避なわけですが。
これからどう進んでいくのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
人としての理想の暮らしを 公爵夫人は送っています。
亭主の公爵のいいところは 結婚したけど 手もふれずに追いやったメルフィーナに 独立と好きなことをやるのに いっさい干渉しない というところですね。
メルフィーナは 秘書マリーとおつきの騎士セドリックと この治めることになったエンカー地方が豊かになるように 働きます。
産業を起こし 農奴だった人たちを買い取り 自由民にし
長屋と火鉢と 共同トイレを与えます。
トイレからでた汚物は 肥料にする
こういうところは 日本的ですね。
飢饉を見越し とうもろこしを大量に植え その食べ方を教える。
飢饉の時は他国に売り 儲けたお金を街作りなどに
還元する。 -
購入済み
画は綺麗だし話も面白い!
生家でも蔑ろにされ、期待を持って嫁いだ先でも雑に扱われたうえに自分の末路が断罪だと気づいたら開き直るしかないよね。そして少しでもその未来を回避できる方法を探って…。
貴族夫人らしからぬメルフィーナの行動は、今後周囲にどんな変化をもたらすのだろう。
そして夫である公爵や護衛騎士のセドリックの態度はどう変わっていくのか。
転生者だからこそチートな知識をたくさん持っているだろうから、この先が楽しみ。