彩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海斗が居なくなったスペイン・ビセンテの様子。
15世紀に戻るつもりであることを知られた和哉によって監視の目が厳しい特別病棟に入れられた海斗。しかし海斗は諦めていなかった。
和哉の海斗に対する思い、それは恋愛感情というものと違うのかもしれないけれど、会ったことのないジェフリーが海斗に寄せる気持ち、海斗がジェフリーに向かう気持ちを鑑みると自分だってそれとさして違わないと思う和哉。もう二度と海斗を失わない為なら恨まれても海斗をどこへもいかせないと心に誓う。
いろんな愛の指し示し方があるのだな、と考えさせられる巻でした。誰も悪くはないけれど、自分の思う相手からでない好意は受け取れない。
J -
Posted by ブクログ
ネーデルランドへ逃げてきたラウルとそのラウルに従わざるをえないヤン。
ヤンがなぜラウルから離れられないのか、ラウルの仕打ち等ラウルの性格の悪さがこれでもかと描写されている。
海斗はジェフリーのその後を調べていて、リリーとは別にタイムスリップした人物の話を聞けることになった。その人はナイジェルの祖父に当たる人で、更に一緒に教会へ行きジェフリーの生涯の記録を見つける。
タイムスリップしたJPが戻ってこれた理屈が分からないまま、もうJPと別れるのかしら。茫然自失となって和哉に過去に戻る意志があることを知られてしまうなんて、海斗っておバカさん。 -
Posted by ブクログ
スペインから命からがら脱出きたラウルはヤンに向かって海斗やジェフリーに対する復讐を改めて仄めかす。
ジェフリーの元へ戻ることが出来た海斗の病状は悪くなっていく一方で、いつ病気の事を話せば…と思いながらプリマスへ戻り、当初の予定通り海斗奪還に失敗したことにしたジェフリー。
そしてとうとうジェフリーの前で吐血し結核であることを伝えた海斗。
見守るジェフリーに対し、ウォルシンガムも居るロンドンの医者へ連れ出すナイジェル。
冬を越せないだろうと思っていた海斗はトンネルの暦の話をリリィとして21世紀に戻れる可能性を見い出し、ついにジェフリーに自分が21世紀から来たと明かす。
ナイジェルが自分の思 -
Posted by ブクログ
グローリア号に戻れた海斗。しかし結核であることを知られず皆から離れるのは難しく。
それでも風邪を移してはあけないからという理由でジェフリーと接触するのを避けようとする海斗と納得しようとしても難しいジェフリーの間で雰囲気が悪くなり。
そしてとうとうジェフリーの前で吐血し今までの話をした海斗。
ビセンテが見逃した理由を思い、歯噛みするジェフリー。
また大切な人を無くすかもと恐怖するナイジェル。
ああ、息もつかせぬ巻でした!
しかも裏切り者のラウルは逃亡だなんて!!先々で立ちはだかるよね?それを考えたら気が滅入る。
海斗の病気もどんどん悪くなっていってるし、ああぁ!
未来は永遠にあると思っ -
Posted by ブクログ
本日発売!即効購入!即座に読破!!
楽しみにしていたのですがイマイチ盛り上がりに欠けたかなーと。
たぶん前回の展開が凄過ぎて、その後だからかもしれません。
基本、フレブラは多視点描写が多い作品だとは思っているのですが
今回は特にそれが多かったと思います。
ストーリー展開は大きく分けて5つ。
和哉視点。ナイジェル視点。ジェフリー視点。ビセンテ視点。カイト視点。
それぞれが点でバラバラの状態で悪く言えばまとまりがない。
そのせいだと思うのですが、物語の進展がそんなになかった感じ?
ハラハラドキドキしていた前回と比べたらその辺はさらりと読めた感じがします。
無事にカイトも現代に戻ってこれたので、病気 -
常盤に腹が立ってしょうがない!
今まで読んだ中で一番腹が立ってくる話です!
腹立って机バンバン叩いてしまう。クソ!って声が出てしまう。
常盤め!可愛そうな人にみんなに優しくしてみんなその気にさせてほんとに薔が好きなのか?って気持ちが全く感じられない!薔が見ていないところで愛想振り撒きだろ!気持ちの面では浮気しまくり最低男!こんな彼氏とか絶対嫌だ!体じゃなくて精神的に天罰下れ!!絶望を味わえ!主人公の一人なのにそう思ってしまう。
薔がいるのに紫苑に平気で水平線を見せてあげたいと約束したりとか、ほっとけないとか思ったり、手を握ったり手にキスしたり最低な男だ!
薔が見てないところで他のを何人もその気にさせてほん