島村洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夫の居る身でありながら恋人をこさえ、
恋人の悩みを夫に相談し、夫は親身にアドバイスする。
そんな夫婦がどこにいますかね?
あぁ…ここにいたみたいですね。
有り得ない、と思えるほどぶっ飛んだ話ばかりだけど、
どれもが変に真っ直ぐで、いっそ清々しいほどの爽快感があり私は好きです。
エッセイで好んで読むのは彼女のだけ。
だって当時中学生だった私は初めて著者のエッセイを読み、
重要なことに気付いちゃったんです。
例え相手のことを忘れてしまっても、
あのとき口にした言葉たちはちゃんと本心。
確かに大好きだったと。
うまく行かずに終わる恋もありますが。
あ、恋だから終わるのかしら。
有り得ない、け -
Posted by ブクログ
源氏物語は小説やエッセイ仕立てなど、色んなジャンルから読むようにしてるが、まどまだ初心者レベル。
一帖が5ページ程度でわかりやすく書かれていて、ただ短い分物足りなさも感じることもあったが、初心者にはちょうどいいと思う。
また、注釈で単語の意味が補足されているのがすごくわかりやすくてよかった。
六条御息所で言えば、御息所は天皇や皇太子が愛した女性という意味、平安京の六条あたり住んでいたので六条御息所、というように。
この補足部分があることで源氏物語への理解を深めてくれる。
また、各帖が始まるごとに、題名の由来やそのタイミングの光の君等の年齢の説明があることも、イメージがわきやすく素晴らしい仕掛け -
Posted by ブクログ
九平次、あんたバカだけど最高。私は、あんたみたいな男とは一生友達でいたいと思うし、困った時は、手を貸したいを思うよー(笑)。
気になった言葉〜〜〜★色仕掛けってのは魔術に似たようなあれだが、使える女と使えない女があるな。使えない女はつまらんが、使える女は不幸になる。/あんまり別嬪じゃないほうがええこともあるわい。/お初天神の正式な名は「露天神社(つゆてんじんじゃ)。/誰がほんまの悪人で、誰がほんまのかわいそうな男か、世間の皆もよう考えてくれたらええのに。/偽物には媚があっているらしい。媚に似てるものに色気があるが、色気は向こうからは寄ってこない。こちらから行きたくなるものである。