あらすじ
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『曾根崎心中』で徳兵衛と心中したはずの遊女おはつは生きていた?『八百屋お七』の事件とそっくりの火付けをした娘がいた?唐人お吉は異人の妾ではなかった?稀代の妖婦・阿部定には娘がいた――?江戸から昭和にかけて、情念の事件と関わりをもった“伝説”の女たちの物語を下敷に、著者一流の筆致で構築した“異聞”短篇集。可愛くも逞しく、業が深くも切ない女たちの心模様が描き出される。『八百屋お七異聞』『東海道四谷怪談異聞』『曾根崎心中異聞』『女殺油地獄異聞』ほか全七篇収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
九平次、あんたバカだけど最高。私は、あんたみたいな男とは一生友達でいたいと思うし、困った時は、手を貸したいを思うよー(笑)。
気になった言葉〜〜〜★色仕掛けってのは魔術に似たようなあれだが、使える女と使えない女があるな。使えない女はつまらんが、使える女は不幸になる。/あんまり別嬪じゃないほうがええこともあるわい。/お初天神の正式な名は「露天神社(つゆてんじんじゃ)。/誰がほんまの悪人で、誰がほんまのかわいそうな男か、世間の皆もよう考えてくれたらええのに。/偽物には媚があっているらしい。媚に似てるものに色気があるが、色気は向こうからは寄ってこない。こちらから行きたくなるものである。
Posted by ブクログ
昔の話・逸話の女性の周りからみた話。
「お皿が1枚〜2枚〜」で有名なお岩さんの話だったり、曽根崎心中物語のおはつだったり、阿部定だったり、の本人や、その周りの人の話。めっちゃ面白かった。こういう見方をすると元の話も深みがでて面白いよね〜