上田勢子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『見えない性的指向 アセクシュアルのすべて』を通読し、アセクシュアルという概念について理解を深めた。アセクシュアルは性的指向の一形態であり、他者に対して性的に惹かれない人々を指す。本書では、それが病気や障害ではなく、健全かつ成熟した状態においても見られる現象であることが強調されている。 構成としては、前半でアセクシュアルの定義や特徴が整理され、後半ではアセクシュアル当事者への接し方や、当事者自身がどのように受け入れていくかについて解説されている。ただし、専門用語の多さにより、読者が理解を補うために前半へ戻る必要が生じる点は効率性を損なう要因となっていた。巻末に用語集を設ければ、読者体験の質は大幅に改善されたと考えられる。 総じて、本書はアセクシュアルを理解するうえで有用なリソースである一方、知識の整理や読者への配慮という観点では改善の余地がある。編集上の工夫が加われば、より多様な層にとって実務的にも価値の高い書籍になるだろう
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Posted by ブクログ
「理系女子」等、(家父長制社会にとって)「女性らしくない」とされる分野に立つ女性への呼び方が非難されつつある。
でも逆の立場で考えてみると、「スイーツ男子」の類も似たような原理ではないだろうか?
弟(大の甘味好き)がスーツ姿でパフェを食べていたら、同じ店内にいた知らない集団から笑いものにされた…という話を数年前に聞いた。「スイーツ男子」には「男のくせにスイーツが好き」という侮蔑のニュアンスも含んでいないか?
そんな疑問が膨れ上がっていた中での本書。家父長制社会が定める男らしさを男性達は強いられている。本文ではこれを「有害な男らしさ」と呼び、これは苦悩だけでなく差別的な発言や暴力など悪質な問題にも直結しているという。
自分に子どもはいない。
でも著者のご子息みたいに、もしも自分の息子が「有害な男らしさ」の基準から外れることをして、周囲から感性までねじ伏せられてしまったら…。(弟が意に介さず今でもスイーツを食べ続けていることを願う)
「考え直すべきなのは、『真の男』の意味なのだ。『真の男』だって泣くし、必要なら助けを求めるし、家で育児をする男もいる。それはみんな『真の男』なんだ」
これは是非、某次期大統領候補者の反応を見てみたいものだ笑
アメリカの育児書でありながら、自身の失敗を赤裸々に告白した懺悔エッセイにも見て取れる。そう、彼もまた「有害な男らしさ」に囚われていた一人だった。父親経験者には間違いなく響くだろうし、その反動で時々耳が痛くなったりもするだろう。
一方で、彼の助言を説教臭く思い、ツッコみを入れる人も出てくるかもしれない。自分も「男女問わずお互いを思いやるというのであれば、上記のように『真の男』ではなく『真の人間』で良くないか?」と、ジェンダーフリー主義者みたいな疑念を抱いていた。
だがその前に何とかすべきは「有害な男らしさ」、それ一択だ。これこそが諸悪の根源であり、残念ながらそのほとんどが我が国でも日常的に蔓延っている。
「親の第一の仕事は無条件に子どもを愛することだ。あなたの宗教や人生哲学が何であっても関係ない。親は何があっても子どもを愛するべきなんだ」
「(出産前に)新生児の性別を調べない」という突飛とも思える提案からスタートしているが、要は「どちらでも元気に生まれてきてくれたら嬉しい」ということだ。「性とは誕生時にあてがわれる生物学的な特質、ジェンダーとは本人が決める自己表現としてのアイデンティティ」だと著者は語る。
新しい命の誕生を祝福し、その子のジェンダーを尊重しながら、社会が抱えるジェンダー問題を子供たちと話し合う…。3人兄弟のご家庭なので男の子とのやりとりがメインだったが、女の子の場合でも成立する育て方だと思う。
「強さは有用だが、力は有害なことが多い」
後半は政治や社会問題への提起が目立っていたが、それらも全て「有害な男らしさ」に染まっている。
「男なら誰にも頼らない、一人で解決すべきだ」と、家族や親しい人との心の触れ合いすら許さない…。これが家父長制社会、今の社会の正体と言えよう。 -
Posted by ブクログ
分かりたい、と思って。つらい思いをさせたくないし、傷つけたくないから。
性的興奮と性欲と性的に惹かれることは、それぞれ別のことだ、って今まで考えたことなかった。全部ひとまとめにしちゃってたと思う。恥ずかしいからってこともあるけど、雑だった。アセクシュアルについて考えたことで、性的指向のグラデーションについても考えた。コミュニケーションって、大事だよね。私と誰かは、同じに見えても、違うんだ。
自分は周囲と違うようだ、と気づいた人は、いろいろ色々、考えるんだろうな。それを生きづらさにさせたくない、から私も考える。
私にできることは、認めること、受容すること、信じること。
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Posted by ブクログ
2020.8明石書店。第一部で社員や雇用主がリモートワークを選択する理由を述べる。第二部ではリモートで働く人に焦点を当てて準備などを説明。第三部では経営者やマネジャーから観たリモートについて検討。第四部ではリモートリームのマネジメントについて述べる。
以下目次。
第一部リモートワークの前提条件 第1章なぜリモートワークをするのか?-職場の柔軟性について 第2章リモートワークが雇用主にもたらす利益 第二部リモートワーク実践ガイド 第3章リモートワーク入門編 リモートワーク中級編 第三部リモートチームのマネジメント入門編 第5章リモートワーク導入への移行という選択肢 第6章リモートワークの人材とチームの雇用 第四部リモートチームのマネジメント中級編 第7章コミットして指導、信頼して成功 第8章成功へ導くためのリーダーシップ、方向性の一致、ツール 第9章チーム間のルール決め 第10章まとめー共に働くということ 妥結論 成功への道を共に歩む。