馬伯庸のレビュー一覧
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白蓮教徒の手に落ちた呉定縁を救うべく、済南へと辿り着いた皇太子一行。しかし、各人がその地で驚くべき事実を知る。はたして北京で進行する陰謀を阻止することは出来るのか。巨大な陰謀の背後で糸を引くのは誰か。ぎりぎりの戦いが続く。そして4人が最後に見たものとは…。
中国•明王朝の歴史的事実を下敷きに描かれた本書。皇太子•朱瞻貴(後の第五代皇帝•宣徳帝)や南京行人司•于謙(後に『土木の変』で王朝継続に貢献)らは実在の人物です。それ以外にも『靖難の役』に関連した人物など、多数登場します。色々と調べながら読んだので時間はかかりましたが非常に面白かったです。明王朝の歴史なんて、高校時代の世界史以来に“復習” -
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ネタバレ『Ⅰ凶兆』に続く下巻。やはり地理などがわからず、Ⅰに続いて詳細は飛ばして約12時間で一気読み。冒険譚に最後はミステリー要素を入れて締めくくられました。期待通りの面白さでした。
Ⅰで気になっていたことが明らかになります。そして敵が…
こんな展開ありなん?→なんでもありです!
朱瞻基のピンチの脱出の仕方に涙しそうになり、呉定縁の大胆な作戦にスカッとし、病仏敵を『行け、やってまえ!』と心から応援し、昨葉何が自分のあるべき場所を見つけたことに感動しました。
そして時間がなく逼迫した場面で登場する新キャラ・阮安に苦笑。
唐賽児、漢王、周徳文、海寿なども、敵も味方もサブキャラも全部面白い。登場人物全員 -
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西遊記の裏側では何が起こっていたのか? 道教と仏教の神様たちが様々な計略をめぐらせ… #西遊記事変
■あらすじ
道教の仙人の李長庚は、天庭でのんびりと生活を送っていた。ある日仏教の観音菩薩から、天竺に経典を求めるために向かった三蔵法師に対して、八十一の劫難をたてることを押し付けられる。
李長庚は宗教間のいざこざや仲間内での争いなど、様々な調整事が後を絶たず仙界、地上界を右往左往。さらに孫悟空の身分を奪われたと主張する猿も現れてしまい…
■きっと読みたくなるレビュー
中国の古典文学『西遊記』、日本だとテレビドラマが有名ですよね。子どもの頃に再放送でよく見てたなぁ。アクションばりばりの孫悟空 -
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へー、こんな結果になるんだ、と思った完結編。
先に作者の後書を読んでしまったため、殉死が大きなテーマらしいとわかってしまった。
それでも最後に至るまで、どんでん返しがたくさんあって退屈しなかった。
作者の後書を読んではじめて、呉定縁が主役だったことをしった。
てっきり宣徳帝かと思った。
2巻になってからの恋愛要素は、正直不要かな。
でもそのへんがラストに向けて効いてくるのも確かだった。
白蓮教の変わり身にいろいろびっくりした。
たぶん大半の読者と同じく、私も于謙と阮安がいいと思う。
後者のキャラクターが田中芳樹っぽいなあとやはり思ってしまった。
作者はキャラクターをブレさせないことに尽力し -
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三国志を舞台に、蜀と魏のスパイ戦を描いた「風起隴西」。
「三国志」の中で、どのタイミングの出来事かについて言及すると、結構なネタバレになってしまう気がするなぁ。よみ進めていくうちに、この登場人物がやらかしていて、その周囲にスパイの手が伸びているのか、という予想はついてしまった。
一応、蜀の北伐のタイミングでの物語です。何次かは言わない。
魏国に潜入しているスパイの視点から始まり、蜀への潜入員と防諜の物語へと移っていきます。視点が基本的に蜀の立場からなのは、魏の攻勢を防ぐことが物語の骨子になっているからか。魏に潜入しているスパイの活躍も見たかったな、という思いはあります。だとすれば、蜀の攻勢の -
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馬先生の本、2作目です。余談ですが「マー・ポー・ヨン」先生と読むんですね。なんか可愛い。
個人的には前に読んだ「両京十五日」の方が読みやすかったです。三国志は知ってるはずなのに、やはりこれまで読んでたのは日本人向けだったのか…。地理がどうにも掴めず本作は魏と蜀の争いの話なので、ある程度は分かったほうがきっともっと面白かったろうにと思う。ちょっと残念。
でも、概ね話は面白かったです。諜報戦の話なので、アクション要素は少なく、狐と狸の化かし合い的な感じで話が進みます。三国志で有名なキャラと言うと孔明先生ですが、本作ではかなりのご高齢のようですが流石の冴え渡りです。最後がもっと悲劇的なことになら -
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著者の言では「歴史可能性小説」。史実を曲げず、実在の人物と事件の合間に、架空の人物と架空の事件を配置する。矛盾は全くなく、読ませる。
舞台はほぼ蜀の漢中、時は229年初め、北伐第3次から231年春北伐第4次までの出来事、魏のスパイと蜀のの反スパイ組織との戦いを描く。主人公は蜀の反スパイ組織の現場トップ。上司の上司が諸葛亮になる。細部の描写が凄まじいが、基本的に創作らしい。しかしこれだけの組織とその運営がさもありなんとおもわせる。ただ、半分以上頭脳戦で、変化に乏しく、滅茶苦茶に面白いというほどではない。
全500ページで200ページずつの2部構成。間に「間奏」100ページが入る。主人公が呉の武漢 -
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ネタバレ下巻読み終わりました。ラストはこうなのか…。
太子が帝位を継ぐために期日までに北京に戻らないと…というストーリーで進んでましたが、下巻の3/4くらいで北京にたどり着いたんですよ。え?着いちゃったけど、この後どうなるの??と思ったら、もう一捻りがありましたね。
伏線の復讐劇なのですが、大切な人が理不尽なことで亡くなったので復讐するという流れはまぁ分かるのですが、家族でもないようなので、そこまで人生と命をかけてまで??とちょっと首を捻ってしまったのが一つ。あとは亡くなったことに関わった者は全て殺す流れで復讐を進めるのですが、え?そのレベルの関わり度合いの人まで殺す必要あります??という感じで極